2021年6月4日 19時00分 コカインを所持していたなどとして、警視庁はナイジェリア人の男(54)=千葉県柏市=を麻薬取締法違反などの容疑で現行犯逮捕し、4日発表した。コカインを巡っては、街中の簡易鑑定で偽陽性を示す事例が続き、同庁は陽性でも現行犯逮捕せず、科学捜査研究所で本鑑定をする運用を続けていた。現場で正確な結果を得られる新試薬を今月から導入し、現行犯逮捕できる体制を整えたという。 組織犯罪対策5課によると、男は2日、東京都港区六本木3丁目のビルでコカイン30・5グラム(60万円相当)などを営利目的で持っていた疑いがある。このほか、末端価格で計約950万円分のコカインや覚醒剤、MDMAも見つかり、同課は男が管理していたとみている。男は「知りません」と話しているという。 新試薬は、東京五輪・パラリンピックやインバウンド(訪日外国人客)の急増を意識した「繁華街対策」などのために導入した。現在は六本木など一部の地区で運用しているが、「偽陽性」が出ないと確認できれば秋から都内全域に広げるという。同課は「新試薬を適切に活用し、取り締まりを強化する」としている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
電子契約書認める特定商取引法改正案 参院特別委で可決
前田朱莉亜、小林未来2021年6月4日 19時00分 契約書面のデジタル化などを盛り込んだ特定商取引法・預託法の改正案が4日、参院消費者問題特別委員会で、自民・公明両党などの賛成多数で可決された。立憲民主、社民、共産の各党は反対した。9日の参院本会議で可決・成立する見込み。 紙の契約書がデジタル化されれば「訪問販売やマルチ商法などで高齢者らの被害が増える」と、消費者団体などが反発。政府は電子契約書を交付する前に「紙の承諾書」を必要とする対策を出していた。この日の特別委では、社民党の福島瑞穗氏が「紙の契約書でいいじゃないか」と質問したが、消費者庁の高田潔次長は「少し面倒な方法になるが、消費者被害を防ぐためにはそういうやり方が適当だと考えている」と答弁した。 全国消費者団体連絡会の浦郷由季事務局長は「いったんデジタル化の条文を削除し、一から議論し直してほしい」と話した。(前田朱莉亜、小林未来) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
手触りで違和感 ベテランと新人警察官、疑った特殊詐欺
【動画】手触りで特殊詐欺疑う、ベテランと新人警察官=藤牧幸一撮影 拡大する愛知署豊明幹部交番の小川耕史巡査部長(右)と中根竣平巡査=2021年5月25日、愛知県東郷町白鳥2丁目の愛知署、藤牧幸一撮影 男が手にしていた白い封筒を持つと、中にキャッシュカードが入っているような手触りがした。質問を重ねると、その男は答えを変えた。ベテランと新人の警察官コンビは特殊詐欺を疑った――。 3月28日昼。愛知署豊明幹部交番の小川耕史巡査部長(45)と中根竣平巡査(19)は、愛知県豊明市の住宅街をパトカーで巡回していた。この日、管内では百貨店従業員を名乗る電話が相次ぎ、男がキャッシュカードを受け取りに現れたという情報もあった。〈まだ近くにいるかもしれない〉。ふたりは異変を見逃すまいと目をこらした。 交差点で信号待ちの男が見えた。上下黒っぽい服装に、黒い手提げかばん。〈不審な男の特徴と一致している〉。信号が青に変わると、男はスマートフォンを操作しながらゆっくりと歩き出した。目的地が定まっていないような足取りに思えた。 〈指示役の仲間と連絡をとり… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本最古の観覧車の遊園地がピンチ 資金募る
日本最古の観覧車などレトロな遊具が人気の函館公園「こどものくに」(北海道函館市青柳町)が、苦境に立たされている。 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売り上げが激減し、遊具の修繕やスタッフの雇用もままならない。「子どもの思い出づくりの場を守りたい」と、インターネットのクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。 こどものくには1956(昭和31)年に開園。観覧車は50年に七飯町の大沼湖畔に設置され、65年にこどものくにに移設された。古希を過ぎた今も現役で回り続け、人気のアトラクションだ。一昨年には国の登録有形文化財になった。 昨年は新型コロナの緊急事態宣言を受けて、年間収益の多くを占める春の大型連休中に休園を余儀なくされた。来園者は年に15万人ほどだが、昨年は推計9万人と4割も落ち込み、売り上げはここ10年で最低になった。 今年も5月16日からの緊急… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海水浴場、逗子・葉山が開設へ 開かなかった昨夏も人
神奈川県逗子市と葉山町は今夏、海水浴場を開設することを決めた。開設期間は、逗子市が7月16日~9月5日、葉山町が7月2日~8月31日。どちらも感染拡大の状況に応じて、開設期間の短縮や海の家の休業などを行う。 逗子市は「コロナ慣れ」や東京五輪・パラリンピックの開催に呼応し、海岸への来訪者は昨年より増えると予想。海水浴場開設を決めた理由について「市が海水浴場の開設者として感染対策や水難事故防止の監視、風紀の乱れに対する警備に取り組む必要がある」と説明する。 3日の会見で逗子市の桐ケ谷覚市長は「鎌倉が今年は開設しないので逗子に流れる人が増える、と心配する声もある」とした上で、「海水浴場を開設しなかった昨年も人は大勢来た。だからこそ、今年は市が安全確保をしっかり担うべきだと考えた。海の家とは、緊急事態宣言が出れば期間中でも閉鎖するなどと覚書も交わしている」と話した。 森戸、一色、長者ケ崎・大浜の3海水浴場を開設する葉山町も同様の判断。まんえん防止等重点措置の対象期間中の営業時間や酒類の提供などは、海の家も町中の飲食店と同じく県の指示に従う。また町民の不安に配慮し、町と海水浴場組合が連携し、飲酒やバーベキューの制限やライブの規制など、条例で厳しく制約を設けている逗子市並みに、海岸のルールを強化することを検討している。(織井優佳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「生き残ってくれてたんだね」豪雨被災の川にホタルの光
寿柳聡2021年6月4日 15時38分 大分県由布市湯布院町湯平の湯平温泉を流れる花合野(かごの)川に、ホタルが姿を見せた。毎年地域に風情をもたらしてきたホタルの名所だが、昨年7月の豪雨で川は温泉街に大きな被害をもたらし、崩れた護岸の修復工事は今も進む。地元の人たちはホタルの光を見て喜び、被災前のように川面を飛び交う風景が今年も見られるか気をもんでいる。 2日夜、湯平を象徴する石畳通りの入り口そばの橋から花合野川に目をこらすと、茂みで点滅する淡い光が一つ見つかった。ゲンジボタル。カメラを据えピントを合わせようとしている間に飛び立ち、ふらふらと川下に消えていった。 川沿いに立つ「清流とほたるの宿 高尾荘」の女将(おかみ)、山田美耶さん(39)は5月末に最初の1匹に気づいた。「見つけた瞬間泣きそうになった。生き残ってくれてたんだね」。例年なら6月中旬が見頃といい、「どこまで戻ってきてくれるだろうか」と気をもむ。 湯平の豪雨被害ではオリジナルキャラクターの電脳女将・千鶴で知られた「旅館つるや隠宅」の一家4人が車ごと花合野川に流されて亡くなり、泥流は石畳の温泉街も襲った。川べりの共同浴場「砂湯」が全壊。巨大な石が川のあちこちに残され、崩れた護岸の修復工事が続いている。 高尾荘も1階が床上浸水し壁の一部も崩れた。その晩、隣接する自宅で休んでいた山田さんは「地鳴りがして家が揺れだした」と振り返る。子どもを抱き、足元から30センチほどまで水につかりながら、川から少し離れた別の宿へ避難した。 つるや隠宅は廃業したが、ほかの宿19軒は被災を機にリニューアルするなど復興を進めてきた。高尾荘も今年3月に営業再開。清流にホタルをあしらった宿のロゴマークも新たにつくった。山田さんは、「部屋からホタルが見られるのも宿の売り。先日は露天風呂でも1匹を見つけた。少しでも多く戻ってきてくれれば」と話している。(寿柳聡) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コブハクチョウのひな「異例」の9羽 湖畔ですくすく
河合博司2021年6月4日 12時59分 【動画】河口湖でコブハクチョウが子育てする様子を地元の人々が温かく見守っている=河合博司撮影 山梨県富士河口湖町小立の八木崎公園で、河口湖畔に暮らすコブハクチョウのつがいが9羽のひなを育てている。地元の人たちが子育ての様子を心配しながら見守っている。 11キロ南東にある山中湖では50羽以上が放し飼いにされているが、詳しい男性によると近年確認されたひなの数は5羽が最高。無事に育ったのは3羽という。5月上旬に孵化(ふか)したひな9羽が、3週間以上たった今も無事に育っているのは異例だ。 ひなの天敵はトビやカラス、キツネなど。好物の芝の新芽を食べるため公園を行き来する際は、雄親が近づく犬や猫を翼を広げて威嚇(いかく)し、追い返している。 毎朝、パンやキャットフードを与えている近所の志村重夫さん(66)は「日に日に大きくなる」と観察している。今は子猫ほどの大きさだ。「可愛いから毎日来てしまう」と笑う。 昨年は同じ夫婦に4羽のひなが生まれたが、1羽しか育たなかった。坂本はるみさん(71)は「9羽全部を育てるのは大変だと思うけれど頑張って欲しい」。 コブハクチョウは外来種。全国の池や湖で飼育されているが、生態系への悪影響を指摘する専門家もいる。富士河口湖町の渡辺喜久男町長は「20羽くらいまで増えて観光の目玉になってくれれば」と話した。(河合博司) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
素人目線で移住相談「すんで埼玉」 めざすはファン獲得
埼玉に住もう――さて、どの街がいいのか。そんな相談に、SNSを通じて応じる会社がコロナ禍の昨年6月、埼玉県に誕生した。地元に詳しい不動産会社とは異なる手法を採り入れ、素人目線で教えてくれる。どんなサービスなのか。 その会社は株式会社「住んで埼玉」(さいたま市浦和区)。事業のミッションは「埼玉に住みたい人やファンを増やす」「みんなの挑戦を応援する」こと。 代表は、埼玉県中央部に位置する鴻巣市で生まれ育った岡野周平さん(31)だ。県内の私立高校を卒業し、大学を出た後に楽天に入社した。社会人4年目に東京・新宿御苑に近い中古マンションを購入し、高校時代から憧れていた都会暮らしを満喫した。 実家は工務店。父の影響もあって、自分で何かを作ったり修繕したりするDIYが得意だったため、マンションの室内を改装し、好みにあった生活を始めた。さらには、国内有数の繁華街を抱える東京・赤坂のリノベーションマンションを借りた。大都会で暮らしている、という高ぶる感情をおさえられずにいた。 そこに襲ったのが、新型コロナウイルスの感染拡大だった。ふと、「なんで赤坂に住んでいるのだろう」と自身に問うた。 実際に会社に出勤しなくても… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
プラごみの削減へ新法成立 使い捨てスプーンも有料化?
コンビニや飲食店で配っている使い捨てスプーンなどのプラスチック製品の削減やリサイクルを促す新法「プラスチック資源循環促進法」が4日、参院本会議で可決、成立した。有料化や代替素材への切り替えを求め、プラごみ削減に配慮した製品などを国が認定する仕組みもつくる。来春に施行される見通しだ。 使い捨てのストローやフォークなどを無料で大量に配る店に対し、有料化するか、素材をプラスチック以外の紙や木などに切り替えるよう対応を義務づける。大手・中堅のスーパーやコンビニ、ファストフード店などが対象になる見込み。小規模店は除外する方向で検討している。具体策は今後、政省令などで定める。 国が認定したプラ製品にロゴマークを付ける仕組みを導入し、消費者がリサイクルしやすい製品を選びやすくする。自治体に対し、プラ製の文房具やおもちゃなどを、菓子袋などと一緒に資源ごみとして分別収集するよう求める。 昨年7月には、すべての小売店を対象にプラ製レジ袋の有料化が義務づけられている。(川田俊男) プラスチック資源循環促進法の主な内容 【設計・製造】… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:240文字/全文:707文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「コールセンターと電話」うそ気づいた信金職員詐欺防ぐ
マハール有仁州2021年6月4日 9時57分 携帯電話で通話をしながらATMを操作する60代女性。その姿に違和感を抱いた職員は声をかけた――。石川県の金沢東署は3日、特殊詐欺の被害を未然に防止したとして興能信用金庫柳橋支店(金沢市)の職員福田彩夏さん(25)に感謝状を贈った。 同署などによると、女性が同支店を訪れたのは5月14日午後0時半ごろ。カウンター奥の自席にいた福田さんは、店内のATMコーナーの方から、携帯電話で会話をする女性の声を聞いた。 気になって見に行くと、ATMで操作しながら女性が電話をしていた。不審に思い、声をかけると、女性は「興能のコールセンターと電話している」と言う。興能にコールセンターはない。福田さんは、電話を代わってもらったが、すぐに切られてしまう。その後女性に事情を聴いたところ、「市役所から介護保険の払い戻しがあると言われて来た」などと説明したため、還付金詐欺だと確信。警察に通報したという。 日頃実家の祖父母にも注意喚起しているという福田さんは「お客様の財産を守れてよかった。これからもATMにいるお客様に気配りをしたい」と話した。 感謝状贈呈式で久田悦弘署長は「詐欺被害を寸前に防止するため適切に対応し、利用客を守った。今後もお客様と接する前線で積極的に抑止にご協力いただきたい」と話していた。(マハール有仁州) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル