新型コロナウイルスの国内の感染者数は22日午後10時現在で、新たに5040人が確認された。亡くなった人は84人だった。厚生労働省によると、21日時点の重症者は1303人で、2日連続で過去最多を更新した。 北海道では658人の感染が確認され、2日連続で全国で最も多かった。愛知県が616人と続き、東京都は602人だった。大阪府では24人が亡くなった。 23日から緊急事態宣言の対象地域に新たに加わる沖縄県は231人。2日連続で最多を更新した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
事務局長「プッシュしてあげる」 高須氏の名あげ説得か
大村秀章・愛知県知事に対するリコール署名の偽造事件で、運動団体事務局長の田中孝博容疑者(59)が佐賀での代筆作業を業者に依頼する際、名古屋市の公共事業や美容外科経営の高須克弥氏の仕事を受注させると持ちかけていたことが関係者の話で分かった。県警は、業者が代筆作業の違法性を懸念したため、田中容疑者が利益をちらつかせて説得したとみている。 署名偽造にかかわった男性や関係者によると、田中容疑者は、佐賀市内でのアルバイトによる代筆作業を広告関連会社(名古屋市)に依頼する際、「(名古屋市の広報紙の)『広報なごや』の配布事業が受注できるよう手を貸す」「高須先生個人の動画チャンネルの制作をプッシュしてあげる」などと提案。「佐賀の件は高須さんも知っている」と話したという。市の事業も動画制作も、受注はできなかった。 男性は「田中容疑者は『口添えする』『手を貸す』が口癖。高須氏らとの距離の近さを強調して巻き込んでいった」と周囲に話しているという。 また、田中容疑者が10月初旬、ともに地方自治法違反(署名偽造)容疑で逮捕された次男の雅人容疑者(28)、団体事務局員の渡辺美智代容疑者(54)らに署名を偽造する計画を説明し、「高須氏の秘書に了解を取っている」と話していたことも新たにわかった。 高須氏は22日、取材に対し偽造行為への関与を改めて否定し、「仮に(田中容疑者から)そんな考えを聞いたら、クビだと言っている。発言の意図が分からない」と述べた。 田中容疑者は逮捕前の朝日新聞の取材に、「提案したのは自分ではなく、広告関連会社側だ」とし、偽造行為への関与も否定していた。 「広報なごや」は名古屋市が毎月発行する広報紙で、「通達員」という会計年度任用職員が配達している。(村上潤治、小林圭) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
あなたに生きてほしかった ビオラ奏者が音にこめた思い
ホテルの部屋のカーテンを開けて朝日を浴び、コーヒーを飲んだ後。ビオラ奏者の叶澤尚子(かのうざわなおこ)さん(34)は、楽器の一番低い「ド」の音から弾き始めた。レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド……。いつもの響きを確かめた。 4月中旬。叶澤さんは弦楽四重奏の演奏会を控え、関西のあるターミナル駅の近くで泊まっていた。 窓から斜め下に視線をやると、マンションのひさしの上で、Tシャツ姿の男性が横になっているのが見えた。「ひなたぼっこしてるのかな」と思った。 数分たった。 叶澤さんは背伸びをして再び見た。うつぶせのまま少しも動いていない。近くの歩道で掃き掃除をする人、足早に歩く人。だれも気づいた人はいないようだった。 フロントに電話をかけた。「たぶん人が死んでるんですけど」。 担当者をマンションに案内し… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
アミメニシキヘビ、屋根裏で御用 園長に引っ張り出され
2021年5月22日 20時33分 横浜市戸塚区名瀬町のアパートの部屋から逃げ出していた「アミメニシキヘビ」が22日午後、飼い主が住む2階の部屋の屋根裏で見つかった。捜索にあたっていた専門家らが同日午後4時40分ごろ発見し、間もなく捕獲したという。 飼い主の20代男性は「見つかってほっとしました。近隣住民の方や捜索してくださった警察や消防の方にご迷惑をおかけしたことをおわびしたい」と話した。ヘビは譲渡先を探しているという。 この日は午前中から専門家のほか、消防や市動物愛護センター職員などが付近一帯を捜していた。 飼い主の依頼で捜索に協力していた静岡県河津町の動物園「iZoo」園長の白輪剛史さんによると、飼い主の風呂場の点検口から屋根裏をのぞいたところ、ヘビが丸まっており、白輪さんが頭をつかんで引っ張り出したという。これまで屋根裏は2、3回捜したが姿は見当たらなかったといい、ヘビは一度外に出た後に戻ってきたとみられるという。 白輪さんは「まだ気温が低いのであまり遠くに行っていないと思ったが、そのとおりだった。飼育している動物は逃さないことを守って頂きたい」と話した。 神奈川県警戸塚署によると、逃げたヘビは体長約3・5メートル、体重約10キロ。今月6日夜、男性から「飼っていたヘビがいなくなっていた」と県警に通報があった。県警は7~21日に延べ269人を動員し、アパートから約300メートルの範囲内を重点的に捜索。ファイバースコープを使い、アパートや近隣住宅の屋根裏、床下、下水道も捜したが見つからず、21日で捜索を打ち切っていた。 近所に住む主婦の柴田真弥さん(37)は「誰も傷つけることなく見つかってよかった」と話した。 横浜市動物愛護センターによると、アミメニシキヘビは、毒はないものの締め付ける力が強い。人に危害を加える可能性があり、動物愛護法で飼養などに許可が必要な「特定動物」に定められている。男性は2017年に許可を得て飼育していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
感染対策文書に「外国人と食事しないで」 保健所が撤回
茨城県潮来(いたこ)市の潮来保健所が、新型コロナウイルスの感染対策として、管轄地域の農家あてに、外国人と食事をしないよう呼びかける文書を作成していたことがわかった。保健所は21日、不適切な表現があったとして文書を撤回した。 文書は19日、同保健所が鉾田(ほこた)市や同市内のJAにメールで送った。外国人が働く農家に共有してもらうことを想定したものだった。 文書では、外国人コミュニティーや外国人が働く農家などでの感染が多く発生していると説明。「外国人と会話するときは必ずマスクをつけてください」「外国人と一緒に食事をしないようにしてください」などと記載されていた。 21日に文書について連絡を受けた県感染症対策課は「不適切な表現がある」として、保健所に撤回を求めた。同課の担当者は「『外国人』に特定して呼びかけたのは誤解をまねく可能性があった」と話している。 メロンなど野菜や果物の生産が盛んな鉾田市は、住民に占める外国人技能実習生の割合が高い。(久保田一道、村山恵二) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
幸運は「換金」条件付きの宝くじ 近藤康太郎の多事奏論
わたしはど田舎の百姓・猟師であるからして、ツイッターというものは、まず見ない。いよいよ「やばい」案件は、マネジャーが教えてくれることになっている。 最近、こんなツイートがあったという。 わたしがニューヨーク支局にいたころ一緒に仕事をしていたらしい、おそらく女性の投稿。20年前の話だが、当時のわたしは「個性的というか我儘(わがまま)」で「支局にほとんど顔を出さず、サボってばかり」「出社しないで自宅で自分の本の執筆して」いたという。「ド○○グとかキメてライブばっか行ってましたね」「変人です」とあった。 だれだよ?! 思い当たる人… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
映画「ゾッキ」、ドラマ「中島ハルコ」 ロケ誘致に勢い
映画やテレビのロケ誘致を進める愛知県三河地方の蒲郡(がまごおり)市と幸田町(こうたちょう)が今春、公開・放送されている映画やテレビドラマに登場した。コロナ禍で飲食業を中心に売り上げが落ち込むが、官民一丸となって地域を「売り出す」ことで、なんとか経済を下支えしたいと力を入れる。 3月公開で漫画が原作の映画「ゾッキ」は、竹中直人さん、山田孝之さん、齊藤工さんが共同で監督を務め、話題を集めた。撮影は、原作者大橋裕之さんの出身地蒲郡市を中心に昨年冬に進められた。幸田町でも撮影があった。 竹中さんが「蒲郡は空気と人々がすべてゾッキの世界観に合うまちだった」と振り返ったのをはじめ、監督3人は舞台あいさつなどで地名を出して謝辞を述べただけでなく、4月には蒲郡凱旋(がいせん)上映に駆けつけた。 4月に放送が始まり、大地真央さん演じる美容外科医の痛快なせりふに注目が集まる「最高のオバハン 中島ハルコ」(東海テレビ制作・フジテレビ系毎週土曜午後11時40分)も、蒲郡市、幸田町の多くの場所で撮影された。初回で竹島が見渡せる蒲郡クラシックホテルが登場、5月22日の放送では幸田町の町おこしをテーマにドラマが進む。 記事後半では、蒲郡・幸田のロケ誘致の成功の秘訣や、中島ハルコ役の大地真央さんに蒲郡・幸田ロケの感想や印象的なシーンについて聞いています。 この2作品だけでなく、3月… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
孫の死の真相知りたい 祖父の10年、和解へ 鹿児島
2011年9月、鹿児島県出水市で女子中学生(当時13)が自殺したのは吹奏楽部内でのいじめが原因だとして、遺族が市に損害賠償を求めた訴訟が6月にも和解する見通しになった。原告の祖父を支えてきたのは「孫の死の真相を知りたい」という思いだった。 亡くなったのは、市立中学2年だった中村真弥香(まやか)さん。11年9月1日、始業式の朝に命を絶った。幼い頃に両親が離婚。父と祖父母、弟と5人で暮らし、ふだん生活の世話をしていたのが祖父母だった。 学校は全校生徒にアンケートを実施。真弥香さんの部活動ノートや楽器を拭く布がなくなったことがわかったが、市教育委員会は約3カ月の調査をまとめた報告書で「直接のきっかけとなる出来事は確認できなかった」と結論づけた。 孫の自殺の原因は何だったのか――。 祖父幹年さん(71)は市教委にアンケートの開示を求めたが、拒否された。14年、開示を求める訴訟を起こす。鹿児島地裁は15年に訴えを認め、個人を特定する情報を除いて開示を命じた。アンケートには吹奏楽部でのいじめを疑わせる複数の記述がみられた。 これをもとに再調査を依頼したが、市は応じなかった。17年5月に起こしたのが、いまも続く訴訟だ。 市を相手にした2度目の法廷での争い。幹年さんらは「いじめがあり、教諭は自殺の防止策をとらなかった安全配慮義務違反がある」と市側の責任を追及した。一方で悔しい思いも味わった。「家庭に要因があったのではないか」「幹年さんの厳しいしつけが原因では」。そんな反論が返ってきた。 裁判所の勧告に基づく和解協… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:405文字/全文:1072文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
重い障害抱え励むサーカス 出会い、悟った演出家の思い
【動画】ありのままの姿で 重度障害者パフォーマーたちの挑戦=藤原伸雄撮影 重い障害を抱えながら、サーカスの稽古に励むパフォーマーや演出家がいる。ありのままの姿をみてほしい――。開催まで100日を切った東京パラリンピックにも関わってきたこの演出家は、そんな思いを舞台に込める。 夕刻の東京・池袋の野外ステージが幻想的な光と音楽に包まれた。森に迷い込んだダウン症の旅芸人らが、虫に扮する車いすのダンサーやコミカルに踊る盲目のアリなど、個性的なメンバーと出会うストーリーだ。 横浜市のNPO法人「スローレーベル」が4月末、関係者向けに開いたサーカスイベント「True Colors CIRCUS SLOW CIRCUS PROJECT TOKYO~虫のいい話~」の一幕。新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言で一般公開は中止となったが、6月以降に日英字幕付きで動画配信するため、障害の有無や性別、年齢を問わず集まった計43人が迫真の演技をみせた。 都心の夜空を優雅に舞ったの… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「五輪は延期にしませんか!?」 歩き、問いかける
「オリンピックは延期にしませんか!?」。東京の下町で、こんなメッセージを「着て」散歩する男性に出会った。コロナ禍での東京五輪開催の是非が問われる中、ひとり黙々と意思表示を始めた。 男性は年金生活をおくる台東区在住の74歳。地元浅草の商店街などを午前と午後、一日3時間ほど歩く。大型連休明けから始めた。コロナ禍の感染防止を考え一人で歩く。声は発さない。 拡大する声を発することなく黙々と散歩する男性。できる範囲内で、感染対策もしてひとりで続けられる方法を考えたという=2021年5月13日、東京都台東区、福留庸友撮影 緊急事態宣言中の浅草。人通りは少なく、臨時休業でシャッターが下りたままの店舗が目立つ。多くの人は無反応。だがすれ違いざまに振り返ったり、うなずいて同意を示してくれる人や、「俺もそう思うよ」と声をかけてくれる人もいれば「選手がかわいそうだ」と反対意見を言う人もいた。 拡大する雷門近くを歩く男性。前も後ろも同じメッセージが書かれている 男性は「本当は恥ずかしいですよ。できればやりたくない」と笑う。だが見過ごせなかった。「コロナでまだみんなが苦しんでる。選手もどうしたら良いのか迷ってる。オリンピックをやるのは今じゃない」 コロナ禍の1年半、テレビ報道を見ては「医師や看護師がかわいそうだ。申し訳ない。この状況はひどいよね」とばかり言う男性に、長女が「そんな事ばっかり言って、何もしない」と言った。自分の考えを示し、他の人はどう思っているのか問う決心をした。「自分の生活の中で出来ることはこれくらいしかない。まあ仕事してないから出来るんだけど」 男性は五輪中止ではなく、もう1年延期するのが良いと思っている。「ここまでお金を使って準備してきたから中止しなくてもいい。ワクチンが広がり状況が良くなれば、外国から観客を入れられるかもしれない。そうなればホテルも他の業種も喜ぶ。中止になり次が3年先になれば諦める選手がいるかもしれないけれど、1年なら頑張れる選手もいる」と考える。 拡大する仲見世を通る男性。多くの店は緊急事態宣言で休業を続けている=5月13日、東京都台東区、福留庸友撮影 男性は「五輪開催は変えられないだろう」と心の奥では思っている。だが延期や中止を口にすると国に盾突くとも見られかねない状況で「多くの人が本音を話していないように見える。せめて『自分の声は届けようとやることはやった』と思いたい」。五輪の開催方法が正式に発表されるまで、メッセージを着て散歩を続けるつもりだ。(福留庸友) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル