大阪府岸和田市消防本部の20代の男性消防士が3月、職場の同僚7人との懇親会で泥酔して警察署に保護され、別の職員が消防車両で迎えに行っていたことが、同本部への取材でわかった。車両の使用は適正だったとした上で、新型コロナウイルスの感染防止対策で自粛を呼びかけていた大人数での会食を開いたことから、同本部は8人の処分を検討している。 同本部によると、3月23日夜、消防士は、20~30代の同僚7人と市内の居酒屋で会食。2次会の終わった午後10時半ごろに解散したが、泥酔して路上で寝ていたところを、岸和田署に保護された。24日未明に連絡を受けた同本部では、当直の職員らが、指揮車と警備活動車の2台で迎えに行き、自宅に送り届けたという。 消防車両で迎えに行ったことについて、同本部は「家族に連絡できず、送迎中に災害で出動の可能性もあったため、やむを得ない判断だった」と説明。田中貞行・岸和田市消防署長は、「感染防止のため会食は4人以下で、と通知しており軽率だった。警察にも迷惑をかけた」と陳謝した。(西江拓矢) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
市井の日常、すくい取ったホームドラマ 橋田寿賀子さん
時代にほんろうされる市井の人々の日常に寄り添い、心の声をすくい取る。たとえホームドラマであっても、戦争や旧弊を否定する思いを込める。それが終生変わることなく貫かれた視点だった。 昨年秋に文化勲章を受章した際、橋田寿賀子さんは表向きには喜びの気持ちを語っていた。だが実は、それほどうれしそうではなかったという。戦争を正面から問うた作品も多い橋田さんには「お国からの表彰」を受けることへのためらいがあったのではないか。近しい人はそう推測する。 言わずと知れた「おしん」で光を当てたのは明治時代に山形の寒村に生まれた女性。封建的な男社会の底辺で生きる姿に、世界じゅうの人が共感した。 「渡る世間は鬼ばかり」では、ままならない家族関係や日々の暮らしにひそむ、なにげない人々のため息や愚痴を活写した。「なんでウチのことを知っているの?と手紙が来るのよ」と語る姿はいたずらっ子のようだった。 役者泣かせの長ぜりふは、言葉… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
フジHD、外資規制違反の疑い 社長認める「甘かった」
フジテレビなどを傘下にする持ち株会社「フジ・メディア・ホールディングス(FMH)」が2014年9月までの約2年間、放送法の外資規制に違反していた疑いがあることがわかった。FMHは当時、違反の可能性を把握したが、公表していなかった。 金光修社長が5日、朝日新聞の取材に、過去の株主名簿上の議決権の取り扱いで誤りがあり、違反の疑いがあったと認めた。「当時公表しておけば良かった。甘かった」と話した。14年9月末からは適法状態になったという。 FMHは放送法の「認定放送持ち株会社」として認定を受け、複数の放送局を子会社として持つ。同法は、議決権の外資比率が20%以上の事業者は認定を受けられないと規定。違反すれば総務相は認定を取り消さなければいけない。認定がなければ、複数の地上波放送局を子会社として傘下に持つことができない。 放送法の外資規制は、外国人株… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
在留資格更新「会社側が怠った」 実習生、賠償求め提訴
米田優人2021年4月5日 19時35分 大阪府寝屋川市の鉄筋加工会社で働いていたベトナム人技能実習生(23)が5日、受け入れた監理団体と実習先の会社が在留資格の更新を怠ったために実習を続けられなくなったとして、同社などに約670万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。 訴状によると、実習生は2018年6月に来日。1年後の更新時、監理団体や会社から更新手続きが間に合わないため、帰国を促されたという。実習生側は、会社側が更新に必要なパスポートと在留カードを預かっていながら、更新手続きを怠ったと主張。実習を続けていれば得られた収入などの支払いを求めている。 一方、会社側は、実習生側との話し合いで「給料を支払うので一時帰国してほしいと伝え、航空券を手配したのに、実習生が失踪した」と説明したという。 この実習生は、支援団体の支援を受けて在留資格を取り、府内の別の建築会社で実習を続けている。5日に記者会見し「日本でもっと勉強と仕事がしたい」と話した。(米田優人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ばんえい競馬」の馬券発売額 巣ごもり需要で過去最高
北海道帯広市が主催する「ばんえい競馬」の2020年度の馬券発売金額が、前年度比約1・5倍の483億5278万円となり、2007年度の市単独開催以降の最高額を更新し、過去最高を記録した。インターネット投票による販売が9割に達し、市は新型コロナウイルス感染拡大による「巣ごもり需要」が背景にあると分析している。 最大1トンのソリを馬が引くばんえい競馬は、戦後、北海道各地で開かれていたが、バブル崩壊後に膨大な赤字を抱えた。2006年度を最後に旭川、岩見沢、北見の各市が撤退して以来、帯広市が単独開催している。 近年はネット販売の普及などで2012年度から売り上げが右肩上がり。単独開催になってからの最高額更新は7年連続となった。旭川、岩見沢、北見との4市主催時の最高額の約322億円(1991年度)も初めて超えた。 市ばんえい振興室によると、3… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
被災した熊本城は「あなた」 写真家が撮り続けた表情
武将加藤清正の築城以来約400年、人々の暮らしを見守ってきた熊本城は、2016年4月の熊本地震で天守の瓦や石垣が崩れ落ちるなどの被害を受けた。あれから5年。写真家の馬場道浩(みちはる)さん(61)=東京都=が桜の咲き誇る城を訪れた。「復興のシンボル」として修復が進む姿を撮り続けている。 「あぁ、きれいだ」 3月下旬。満開を少し過ぎ、花吹雪が舞う桜並木に馬場さんはカメラを向けた。マスク姿の花見客や、卒業式を終えて記念撮影に来たはかま姿の学生たちが行き交う。復旧が進む城の様々な表情を切り取る。地震による被災以来、22回目の撮影だった。 馬場さんが熊本城を撮り始めたのは14年。熊本市の観光PRパンフレットの制作などで毎年訪れた。「撮り続けるうちに、気がつけば魅了されていました」 16年4月。東京の自宅にいた馬場さんは、熊本地震を伝えるニュースで熊本城も大きな被害を受けたことを知る。復旧に向けた動きが始まった時、「いまの熊本城を記録しよう」と思い立った。城を管理する熊本市にかけあい、立ち入り規制がかかる復旧現場に足を運んだ。 瓦が崩落した天守。崩れ落ちそうな櫓(やぐら)を支えた「奇跡の一本石垣」が注目された「飯田丸五階櫓石垣」は、地震に打ちのめされた被災者を励ましているように思えた。 いまも城内は被災の傷痕が生々しい。崩れた石垣に埋もれた桜の木は地震から1年後の春にも花を咲かせたが、今年は枯れてしまったのか、花をつけなかった。そんな光景にも、馬場さんはカメラを向ける。 地震から3年余りで撮った写真は約3千枚。その中から70枚を選んで19年に写真集「K.J.2016▼2019 KUMAMOTO-JO」(玄光社)を刊行した。写真に添えたコピーライターの短文で、熊本城を「あなた」と呼び、手紙をつづるように仕上げた。 熊本城はこれまでも被災し、そ… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
重症病床の使用率、「垂直に近い」上昇 大阪・吉村知事
大阪府の吉村洋文知事は、重症病床が急速に埋まっているとして、大阪府の独自基準「大阪モデル」の赤信号について「もう数日で発出することになる」との見通しを示した。 大阪モデルで非常事態を呼びかける赤信号は、府が確保する重症病床の使用率が70%を超えた際に点灯される。4日時点で府は224床を確保しており、重症患者の135人に対する使用率は60・3%。3月28日の31・7%から、1週間で倍近く増えた。吉村知事は記者団に「病床は右肩上がり、垂直に近い状態になっている。非常に厳しい状況だ」と危機感を示した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「マスク会食」効果は? 専門家「やらないよりは…」
新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」の適用が5日に始まった大阪府内では、飲食店での「マスク会食」が徹底される見通しだ。専門家は「マスクをしないよりマシ」とは言うものの、この対策だけで感染拡大を防げるかについては懐疑的だ。 重点措置では、飲食店に求める措置として、マスクを着用しない人の入店禁止などが想定されている。 吉村洋文・大阪府知事はさらに、店内でも着けたまま飲食する「マスク会食」の義務化を検討。耳から外さず、ひもを持って上げ下げして食事や会話をする方法を例示している。 専門家は会食中にマスクを着け… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【ライブ配信中】最終日迎えた聖徳太子1400回忌法要
今年は聖徳太子(厩戸皇子(うまやどのおうじ)、574~622)の1400回忌にあたる。100年に1度の節目、奈良の世界遺産・法隆寺では4月3、4、5日の日程で遠忌(おんき)法要が始まった。実は100年前の大正時代には、実業家の渋沢栄一(1840~1931)が1300年遠忌法要の実現に尽力していた。(岡田匠) 朝日新聞デジタルでは4月3~5日の法要の様子を、動画でライブ配信します。(電波の状況などにより、画像が乱れたり、配信が一時停止したりすることがあります。ご了承ください) 法隆寺は明治初期、政府が出した上知令で領地を没収され、寺を維持するのに苦労していた。1878(明治11)年に宝物を皇室に献納し、下賜(かし)された1万円で伽藍(がらん)や寺宝を守ってきた。1300年遠忌法要の実現には、財政支援が必要だった。そこで渋沢栄一が立ち上がった。今年のNHK大河ドラマの主人公でもある実業家だ。新1万円札の顔になることも決まっている。 渋沢は法要の3年前の1918(大正7)年、奉賛会をつくると、今の上皇さまの祖父の久邇宮(くにのみや)邦彦(くによし)を総裁に、紀伊徳川家15代当主の徳川頼倫(よりみち)を会長にたて、渋沢は副会長に就いた。18年5月17日付の東京朝日新聞には「聖徳太子千三百年遠忌 奉賛会設立さる」の記事が載り、徳川や渋沢の名前もある。 太子をたたえる歌も作られた。奉賛会は19年2月28日付の紙面に「聖徳太子讃歌懸賞募集」の広告も掲載。20年1月27日付の記事で「讃仰(さんぎょう)唱歌決定 来(きたる)三十日発表」と報じられている。 共に1万円札の肖像となる太子と渋沢 その縁とは 法隆寺の法要や、太子の墓がある叡福寺(えいふくじ)(大阪府太子町)の法要などの予算計45万円は寄付でまかなうことにした。21年4月2日付の紙面には「太子御遠忌に御下賜金(ごかしきん) 東宮殿下より」の記事も見える。当時は皇太子だった昭和天皇が法隆寺と奉賛会にそれぞれ500円を寄付したと伝えている。 法要は4月11~17日の1週間にわたった。皇室をはじめ、当時の原敬首相も参列した。参拝者は約26万人に上ったという。東京朝日新聞にエッセー「法隆寺詣で」が掲載され、「汽車の混雑には殆(ほと)んど閉口」「早旦(そうたん)五時に名古屋を出る汽車が忽(たちま)ち満員」「奈良に向(むか)う人の繁(しげ)さ」と描かれた。 奈良大学の東野(とうの)治之(はるゆき)名誉教授によると、国を挙げての法要になったのは、明治になって天皇中心の国づくりが進んだことが影響している。太子は外国の文化を採り入れるだけでなく、日本の文化も大事にし、天皇中心の政治を打ち立てたと当時は考えられた。 「太子が豪族ではなく、皇室の人物であることも大きい。信仰の対象としての太子から、歴史上の偉大な指導者として評価されるようになった」という。 渋沢もこうした流れの中にあった。太子は江戸時代、日本古来の神道を軽んじ、海外から伝わった仏教を重んじたと国学者や儒学者に非難された。渋沢も同じような考えだったようだが、その後、親交のある歴史学者や美術行政家に説得され、太子を慕うようになったという。 法隆寺にも1300年遠忌の機運に乗り、寺を興隆させたいという思いがあった。法要後の34(昭和9)年には、当時の文部省が法隆寺を国として守っていく法隆寺国宝保存事業部を設けた。 東野名誉教授は「1300年遠忌をきっかけに法隆寺はより一層、特別な寺になった。貴重な文化財があり、太子が建てた寺として、格別なあつかいを受けるようになった」と話す。 聖徳太子とは…仏教中心の国づくりと超人的な伝説 574年、奈良・飛鳥にある厩戸(うまやど)の前で生まれたとされる。蘇我馬子とともに推古天皇を支え、仏教中心の国づくりを進めた。十七条憲法を定め、法隆寺を建てた。仏教の経典を講義し、内容を解説した法華義疏(ほっけぎしょ)などを著した。622年2月22日に亡くなったと伝わる。その生涯は諸説ある。死後、聖徳太子を観音の化身と仰ぐ太子信仰が広まり、10人の話を一度に聞き分けたなど超人的な伝説も多く残る。旧1万円札の肖像画にも使われた。 100年前が国を挙げての法要なら、聖徳太子1400年遠忌の今年はコロナ禍での法要となる。法隆寺執事長の大野正法(しょうぼう)さん(68)は「多くの人にお参りに来てもらいたいが、大勢が集まれば密になる。しかも新型コロナの状況は先が見えず、翻弄(ほんろう)されてきた」と明かす。 今回の初日となる4月3日の旧暦が太子の命日の2月22日にあたることから、大野玄妙(げんみょう)・前管長が日程を決めた。だが、大野前管長は2019年10月に肺がんで急死。今の古谷正覚(しょうかく)管長が中心になって準備を進めたが、20年に入ると新型コロナウイルスが広まった。 コロナ禍の遠忌法要「僧侶たちの使命感」 法要の延期や参拝者を入れずに僧侶だけで営むことも考えた。一時、感染状況が落ち着いた昨年秋ごろ、予定通り実施することを決めた。「法隆寺の僧侶はみな、太子をたたえる法要をしっかりとやるんだという使命感を持っている」と話す。 法要では、7歳の太子の姿とされる太子七歳像と、南無仏舎利(なむぶっしゃり)をまつる。南無仏舎利は2歳の太子が東を向いて手を合わせ、南無仏と唱えると手のひらからこぼれ落ちた仏舎利(釈迦(しゃか)の遺骨)と伝わる。 3日は東院伽藍(がらん)から行列が出発し、太子七歳像と南無仏舎利を大講堂へ運んだ。5日までの期間中、太子ゆかりの寺や、東大寺や興福寺など奈良の大寺院の僧侶がお経を唱え、舞台では舞楽の奉納がある。コロナ対策として行列の規模を縮小したほか、参拝者の状況によっては入場を制限することもあるという。 大野さんは、今に生きる太子の教えとして、「和をもって貴しとなし」で始まる十七条憲法の和の精神を挙げる。「一人ひとりの存在を認め、差別もなく、争いのない平和な世界をつくる。そのためには自分のことだけでなく、相手の気持ちを尊重し、下の者の意見を聞き入れ、よく話し合う。太子の和の精神が今の世の中にも大切になる」と話す。 太子ゆかりの寺なども法要を予定している。 叡福寺は4月10日から5月11日に大法会を営む。「日本仏教の祖」「和国の教主」と称される太子をたたえ、華厳宗の東大寺、天台宗の延暦寺、高野山真言宗の金剛峯寺、浄土宗の知恩院、浄土真宗の西本願寺・東本願寺、日蓮宗など各宗派の僧侶が読経する。 太子の創建と伝わる四天王寺(大阪市)は2021年秋から来春にかけて遠忌法要を予定する。太子ゆかりの斑鳩寺(兵庫県太子町)は22年に営むという。 奈良県や斑鳩町など太子ゆかりの自治体は観光客を呼び込みたい考えだが、コロナ禍のため頭を悩ます。斑鳩町は3~4月に予定していたイベントの延期を決めた。県は21年度予算案に7350万円を計上し、リレー講座やウォークイベントを予定するが、積極的なPRができない。県文化資源活用課の酒元健司課長は「現場にきて本物に触れてもらいたいが、コロナ禍で難しい。悩みながら進めている」と話す。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
羊のベビーラッシュ「うるさいけど可愛い」 神戸の牧場
神戸市灘区の市立六甲山牧場で羊のベビーラッシュを迎えている。飼育されている「めん羊舎」に隣接する「ひつじのほいくえん」の中では、誕生した子羊が親羊の上に乗ったり、走り回ったりしている。 2月15日に1匹目が生まれ、今月5日までに雄24匹、雌18匹の計42匹が誕生した。 子羊との記念撮影を楽しんでいた大阪府寝屋川市の斎藤麻衣さん(26)は「小さくて毛がきれい。鳴き声もうるさいけど可愛い」と話した。 天気が良い日には、親羊たちと屋外に放牧される。問い合わせは牧場(078・891・0280)へ。(柴田悠貴) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル