昨年夏、日本海を望む新潟県内のロッジに、2人のベトナム人が助けを求めてやってきた。“仲間”はどんどん増え、年明けまでに100人を超えた。ここにも、新型コロナウイルスの影響が及んでいた。(杉山歩) 「助けてやろうよ」無償で食事 1月初め、雪が積もる同県長岡市寺泊地域のレストランで、数人のベトナム人女性が料理をしていた。店員ではない。隣のロッジで滞在中にお世話になった人たちへ振る舞うためだ。 ベトナム風お好み焼きを巻いたボリューム満点の生春巻き。それを眺めながら、「気持ちが伝わる。いつか戻ってきてもらいたい」と、ロッジとレストランを経営する諸橋康裕さんは言った。 話は、昨年夏ごろにさかのぼる。 中部地方の別の県で働いていた… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
広島で予定の70万人PCR検査 陽性なら…揺れる市民
新型コロナウイルス対策として、広島県が広島市中心部で計画する大規模な無料PCR検査。無症状の人を見つけ感染を抑え込みたい考えだが、対象となる住民はどう受け止めているのか。街で聞いてみた。 「安心したいので受けたい」。日ごろから感染対策に気を使う広島市西区の主婦(67)は、日課だったジム通いを昨年春からやめ、外出はスーパーでの買い物くらいにしている。「無症状でも重症化すると聞く。無料なのはうれしい」 2月中旬から予定される検査は中、南、西、東区の住民と就業者の計約70万人が対象となる。事業費は約10億円。湯崎英彦知事は「どこにいるか分からない無症状の陽性者からの感染を断ち、中長期で感染者を減らせる」と強調する。 東区の高校1年の女子生徒も「無症状のまま他人にうつすかもしれないのが怖い」と検査には前向きだ。一方で「感染者は落ち着いてきた。今することじゃない感じもする」。広島市の直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は5日時点で4人。ピークだった昨年12月26日時点の44・2人から大幅に減っている。 無症状で陽性と判明した場合は原則、ホテルで隔離療養となる。これを理由に検査をためらう人は少なくない。 「受けたくないですね。良くないことなんでしょうが……」。 中区の40代の女性会社員は先月、小学5年の長男が一時体調を崩したが、悩んだ末に病院には連れて行かなかったという。「もし検査して陽性だったら仕事に行けなくなる」 中区で食材店を営む店主(52)も「陽性だと店を休まないといけないし、食べ物を扱う店としての信用にも響く。受けない」と言い切る。売り上げは前年の2~3割に落ち込み、休業は死活問題という。「パートさんも家族に迷惑をかけるから受けたくないと言っている」 西区の保育園で働く30代の女性保育士は、職場では常時マスクをつけ、食事も同僚と距離を取って話さずに食べている。「感染の不安はない」としつつ、「陽性だと休園となり、保護者にも迷惑をかける。できれば受けたくない」。 ■企業からは肯定的な… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海辺で生まれた陽気な磯野家 ルーツの旅でございま~す
独特な髪形でおなじみのサザエさん。「ふるさと」とされる福岡市には、磯野家のみんなに出会える通りがある。 福岡市の学生街・西新(にしじん)。最寄りの駅を出てすぐの一角で、あの国民的キャラクターに出会った。 拡大するサザエさん通り終点の百道の海岸にならぶシルエット像=2021年1月19日、福岡市早良区、長沢幹城撮影 サザエさんと妹のワカメちゃん。アルミ板のシルエット像になって案内板を指さす。地図では、この付近から約1・6キロ先の海岸までの市道を「サザエさん通り」と紹介している。 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。 作者の長谷川町子さんが暮らし、物語の舞台になったのは東京都世田谷区の桜新町。実は、福岡市はサザエさんたち磯野家の「誕生の地」なのだ。 拡大するサザエさんの顔型にくりぬかれた看板=2021年1月19日、福岡市早良区、長沢幹城撮影 長谷川さんは幼少期と戦中・戦… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
森氏辞任求める署名、すでに10万人 受験中の17歳も
東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)の女性蔑視発言を受け、辞任などを求める署名活動が4日から、インターネット上で始まった。「次の世代のため」「スポーツの精神と反する」。立ち上げた人の思いは、様々だ。 「森会長の処遇の検討および再発防止を求めます」。4日夜、こう呼びかける署名活動を始めたのは、世界の避妊法について情報発信している「#なんでないのプロジェクト」代表の福田和子さん(25)ら有志の女性11人だ。 スウェーデンに留学中の福田さんは森会長の発言を知り、「モヤモヤして居ても立ってもいられず」、3日夜(日本時間)から音声型SNS「Clubhouse」でトークルームを一人で開き、語り始めた。100人ほどが参加し、意見交換は3時間に。終わった後、署名活動を思いつき、仲間に声をかけて呼びかけ文を練り上げていった。 今回の発言について「『ジェンダー平等推進』という日本を含めた世界中の国々が抱えた責務に反する、女性に対した偏見、蔑視、差別であり、組織委の会長発言として容認できません」と冒頭でうたう。 また、「真に『差別』だと指摘されている原因を理解している・理解しようとしているようには見えず、このような偏見を持つ方が会長職を継続するのは不適切」として、政府、東京都、日本オリンピック委員会(JOC)の3者に「処遇の検討」を求めた。 さらに、JOCと組織委には「具体的な再発防止策」も要求した。スポーツ庁が定めた運営指針「ガバナンスコード」に沿って、「東京五輪・パラに関わるすべての組織」で理事の4割以上を女性にするよう求めている。 福田さんは「森氏が辞任したとしても、それで解決ではない。本当に会長にふさわしかったのかを考えてほしくて、あえて辞任ではなく、処遇の検討を求めた」と話した。 6日午前9時までに、10万人… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
線状降水帯が発生したら発表へ 今年の梅雨期から気象庁
気象庁は今年の梅雨期から、短時間で集中的な豪雨をもたらす「線状降水帯」が発生したことを発表する。発生予測ではないため、河川の氾濫(はんらん)や土砂災害などが起きるまでには短い時間しかないが、緊急の避難や対応の呼びかけへの活用が期待される。 線状降水帯は、積乱雲が次々とできて帯状に連なる現象。水蒸気を大量に含んだ空気が狭い範囲に集中的に流れ込むことで発生する。昨年7月に熊本・球磨川が氾濫した豪雨の要因となったほか、2017年の九州北部豪雨、14年の広島市での豪雨災害などをもたらした。 気象庁は、様々な観測情報をもとに線状降水帯の発生を確認できた場合に発表する。詳細な発表基準や情報の名称については最終調整をしている。発生場所はすでに豪雨になっている可能性が高いが、氾濫などが起きる前に住民が安全な場所へ移動したり、自治体が災害対応を呼びかけたりすることができる。 気象庁は将来的には、今の技術では困難な発生予測を発表したい考えだ。発生に関係する海上の水蒸気量などを観測するため、今年から2隻の観測船も派遣する。海上保安庁の船にも協力を依頼している。 また、各地域の気象観測システムで上空の湿度を観測できるようにするなどし、来年には発生確率を出すことも想定。スーパーコンピューター「富岳」やAI、気象衛星「ひまわり」の後継機なども活用し、10年後には、土砂災害や洪水などの危険度を地図上に表す「危険度分布」にも反映する構想だ。(山岸玲) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
森氏の辞任求める署名、すでに9万人 受験中の17歳も
東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)の女性蔑視発言を受け、辞任などを求める署名活動が4日から、インターネット上で始まった。「次の世代のため」「スポーツの精神と反する」。立ち上げた人の思いは、様々だ。 「森会長の処遇の検討および再発防止を求めます」。4日夜、こう呼びかける署名活動を始めたのは、世界の避妊法について情報発信している「#なんでないのプロジェクト」代表の福田和子さん(25)ら有志の女性11人だ。 スウェーデンに留学中の福田さんは森会長の発言を知り、「モヤモヤして居ても立ってもいられず」、3日夜(日本時間)から音声型SNS「Clubhouse」でトークルームを一人で開き、語り始めた。100人ほどが参加し、意見交換は3時間に。終わった後、署名活動を思いつき、仲間に声をかけて呼びかけ文を練り上げていった。 今回の発言について「『ジェンダー平等推進』という日本を含めた世界中の国々が抱えた責務に反する、女性に対した偏見、蔑視、差別であり、組織委の会長発言として容認できません」と冒頭でうたう。 また、「真に『差別』だと指摘されている原因を理解している・理解しようとしているようには見えず、このような偏見を持つ方が会長職を継続するのは不適切」として、政府、東京都、日本オリンピック委員会(JOC)の3者に「処遇の検討」を求めた。 さらに、JOCと組織委には「具体的な再発防止策」を要求。スポーツ庁が定めた運営指針「ガバナンスコード」に沿って、「東京五輪・パラに関わるすべての組織」で理事の4割以上を女性にするよう求めた。 福田さんは「森氏が辞任したとしても、それで解決ではない。本当に会長にふさわしかったのかを考えてほしくて、あえて辞任ではなく、処遇の検討を求めた」と話した。 6日午前0時までに、約9万人… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旧家に伝わる魔よけの骨、調べたらニホンオオカミだった
愛知県豊橋市自然史博物館は、寄贈されたイヌ科動物の頭骨が、絶滅したと考えられているニホンオオカミのものと確認したと発表した。博物館によると、頭骨は県内唯一のニホンオオカミの標本となり、東海3県の公的機関に保存されるのは初めてという。 頭骨は同県豊川市の女性(75)から1月に寄贈された。女性の家は旧家で、1950年ごろまで代々、病気治癒の祈禱(きとう)にこの骨を使っていたという。以降は木箱に入れて床の間の奥に置かれていた。 木箱には、女性の祖父(故人)… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
食・祭りなど「無形」も登録文化財に 今より規制緩やか
政府は5日、各地の食文化やお祭りなどの無形の文化財を保存・活用しようと、「登録文化財」の対象を無形にも広げる文化財保護法改正案を閣議決定した。今国会での成立を目指す。 現在の文化財保護法では、無形の文化財は国の指定を受けて「重要無形文化財」「重要無形民俗文化財」になることはあっても、より規制や基準が緩やかな登録文化財の対象ではない。 少子高齢化による担い手不足や、新型コロナウイルス感染拡大で活動機会が減るなどで継承が厳しくなっているケースもあり、政府は無形の文化財にも登録制度を設け、保存・活用を支援する考えだ。改正案には、伝承者の養成活動などに国が経費の一部を補助できるという条文も盛り込んだ。(丸山ひかり) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
NHK元職員を懲戒免職相当に 529万円分を不正取得
NHKは5日、ノートパソコンなど約529万円分を不正に受け取っていたとして、報道局総務部の元職員の男性(30)を「懲戒免職相当」にしたと発表した。NHKは元職員に退職金を支給せず、警視庁に刑事告訴する方針。 NHKによると、元職員の男性は在職中の昨年9~10月、上司に無断で取引先3社にノートパソコン22台など35点、計約529万円分を発注し、不正に受け取っていたという。男性は、昨年11月4日付で依願退職。11月下旬、取引先の1社から代金未払いの連絡があり発覚した。これらの物品はNHKにはないというが、取引先3社にはNHKが代金の支払いを済ませており、今後元職員が支払わない場合は民事訴訟を検討する。 元職員は2011年に入局し、18年から報道局総務部に在籍していた。NHKが求める面会や調査には応じていないという。 同局は、再発防止のために物品発注手続きを厳格化し、取引先との物品発注のルールの確認、徹底をするとしている。 この日、NHKの田中宏暁理事は「極めて重く受け止めている。視聴者の皆様に深くおわび申し上げます」と謝罪した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
幹部「森さんじゃないと…」 身内が頼る「影響力」とは
女性蔑視発言で批判を浴びる東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)について、組織委幹部や国際オリンピック委員会(IOC)からは、辞任を求める声が上がってこない。これほどの逆風でも、「代わりがいない」と身内に頼られるのはなぜなのか。 「謝罪になっていない。一般企業なら即辞任だ」。4日の森会長の謝罪会見を見た複数の組織委職員が憤った。会見後、組織委の全職員に広報局からメールが送られてきたが、内容は「(会見で)以下のように発言されましたのでお知らせします」から始まる、冒頭の発言要旨のみだったという。 組織委幹部の間では「森さんじ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル