障害者も健常者も、お互いの個性を認め合って暮らせるように、滋賀県甲賀市が、アート作品を使った事業を進めている。作品の一つは、たくさん並んだインスタントラーメンの袋、袋、袋……。そこに込められた思いとは。 甲賀市の「アール・ブリュット魅力発信事業 ふれるとプロジェクト」。誰もが生き生きとした毎日を送れる社会の実現を目指し、9月から来年3月まで実施する。アール・ブリュットとはフランス語で「生(き)の芸術」という意味。障害のある人をはじめ正規の美術教育を受けていない人が、自由な発想で生み出した芸術を指す。 社会福祉法人「やまなみ会」(甲賀市)のやまなみ工房がプロジェクトを企画し、協力している。やまなみ工房は約90人の障害者が通い、絵を描いたり粘土で作品を作ったりする。古紙回収や公衆トイレの清掃などアート以外の活動をする人もいる。 やまなみ工房の作品はアメリカやフランスなど海外でも高く評価され、展覧会が開かれたり販売されたりしている。ファッションデザイナーとコラボしてカバンやスカート、ウェディングドレスにもなった。芸能人が、その服を着てテレビに出ることもある。 「サッポロ一番しょうゆ味」の意味 プロジェクトでは、9月から… この記事は有料記事です。残り967文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Face à un environnement sécuritaire dégradé, le Japon rompt avec le principe de stricte posture défensive
Un chasseur F-2 de la Japan Air Self-Defense Force, sur la base de Tsuiki, préfecture de Fukuoka, au sud du Japon, en mars 2010. AP En mentionnant des « capacités de contre-attaque », la nouvelle stratégie de défense nationale, qui devait être validée par le gouvernement japonais, vendredi 16 décembre, marque une évolution […]
ふるさと納税、稼ぎ頭のビール消えて… 花火大会や宿泊券の自治体も
有料記事 村野英一、土居恭子、岩堀滋、足立優心、小林直子2022年12月16日 8時00分 応援したい自治体に寄付ができるふるさと納税は、年末になると「駆け込み寄付」が増える。豪華客船クルーズや宿泊ギフト券、返礼品を受け取れる自動販売機の設置――。神奈川県内の自治体も工夫を凝らし、あの手この手で寄付を増やそうとしている。(村野英一、土居恭子、岩堀滋、足立優心、小林直子) 神奈川トップは南足柄市、今後に期待する返礼品は ふるさと納税の受け入れ額(寄付額)が県内トップの南足柄市。2021年度の寄付約29億2千万円のうち、市内にあるアサヒビール神奈川工場で製造されたビールが69%を占めた。工場から3カ月連続で届ける「スーパードライ定期便」などでここ数年、寄付額を大幅に伸ばした。 ところがビール工場が23年1月に操業停止することが突然決まった。12月の寄付分については対応できる見通しだが、ビール製造の最終仕込みは今月で終わり、在庫がなくなると返礼品にできなくなる。来年2~3月には受け付けを終了する可能性があり、その分、来年度は市の歳入の減少が心配されている。 ビールに代わる返礼品として… この記事は有料記事です。残り1896文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山村に「留学」来てね 佐賀の小学生、福岡市役所で記者会見しPR
松沢拓樹2022年12月16日 8時30分 佐賀市北部にある市立北山東部小学校での「やまばと山村留学」の募集が始まった。来春から1年間、自然豊かな山村での生活を経験する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3年ぶりの募集。学校に通う子どもたちがわざわざ福岡市役所までやってきて記者会見し、元気に山村留学をPRした。 やまばと山村留学は、地域の人口や児童の減少を機に1994年度に始まり、これまでに114人を受け入れた。親元を離れて里親宅で生活し、地元の子どもたちと学校に通う。佐賀県内や福岡市内の児童を中心に、東京都や神奈川県など首都圏の児童が留学したこともあるという。 北山東部小の児童は全部で15人。5年生の西光寺(さいこうじ)翔哉君(10)は「校舎の前にテントを張って、一晩を過ごすのが楽しい」とキャンプ行事を紹介する。山登りや田植え、芋掘りなど、自然を生かした様々な体験ができるそうだ。今は「留学生」がおらず、春の出会いを楽しみにしている。 募集は来年度、小学1~6年になる児童数人。受け入れ家庭の事情で、今回は女子に限っている。経費は生活費など54万円で、ほかに教材費などの実費がかかる。申し込みは原則、来年1月13日まで。問い合わせは北山東部小の実行委員会事務局(0952・57・2441)へ。家族ごと借家に移住する「家族留学」も随時募集している。(松沢拓樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪に3年ぶりの輝き 中央公会堂で「光のルネサンス」
柴田悠貴2022年12月16日 9時00分 【動画】大阪市中央公会堂に投影されたプロジェクションマッピング=柴田悠貴撮影 大阪・中之島で水辺の景色を生かした光の祭典「OSAKA光のルネサンス2022」が14日、始まった。今年で20年目を迎える。 100年以上の歴史を持つ中之島のシンボル・大阪市中央公会堂では3年ぶりに観客を集めてプロジェクションマッピングを投影。壁や床にカラフルな模様や水、生き物が次々と立体的に映し出され、幻想的な世界を作り出していた。人の動きに合わせ波紋が広がる演出もあり、訪れた人たちは歩き回りながら撮影を楽しんだ。映像の投影は午後5時から9時半、期間は25日まで。観覧無料。(柴田悠貴) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
照準は一般家庭、東京都の太陽光パネル義務化 のぞく首都の特殊事情
東京都内の新築建物に太陽光パネルを大幅に増やす「設置義務化」が、2025年4月から始まる。国や全国の自治体に先駆けて導入する背景には、首都・東京特有の事情もある。 「2030年のカーボンハーフ、50年のゼロエミッションを確実にしていくため、今回、事業者の皆様への義務化を進めた。理解を深めていただきながら、前へ進んでいきたい」。15日午後、都が提出していた条例改正案が都議会で可決され、小池百合子都知事は今後に向けてそう語った。都は、30年に温室効果ガス排出量を00年比で半分に、さらに50年に二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。 都によると、都内の新築建物は年間約5万棟で、都はそのうち約2万800棟が義務対象になると見込む。義務を負うのは、ビルやマンションなどの大規模建物は建築主だが、戸建て住宅など延べ床面積2千平方メートル未満の建物は住宅メーカー。後者は対象物件の90%を住宅が占めるとみられており、新制度の対象の中心は一般家庭だ。 都が一般家庭を対象とした制度を導入する理由は二つある。一つは、家庭からのCO2排出量が減らないことだ。 都によると、都内のCO2排… この記事は有料記事です。残り1002文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
過少記載、先輩秘書から引き継ぎ 薗浦議員事務所で長年、常態化か
自民党の薗浦(そのうら)健太郎衆院議員(50)=千葉5区、当選5回=の事務所が政治資金パーティーの収入を計4千万円ほど少なく記載していた疑いがある問題で、除外方法を公設第1秘書に教えたのは別の元秘書で、この元秘書も「薗浦氏に過少記載を事前に報告した」と、東京地検特捜部の任意聴取に供述したことが、関係者への取材でわかった。 特捜部は過少記載が事務所内で長年横行していたとみて捜査。薗浦氏本人の任意聴取も踏まえ、政治資金規正法違反(不記載など)容疑で秘書と薗浦氏の共謀が問えるかを調べている。 問題となっている政治団体は、薗浦氏が代表で、公設第1秘書が会計責任者を務める資金管理団体「新時代政経研究会」など。 関係者によると、別の元秘書は薗浦氏の元政策秘書として会計業務などを担当し、公設秘書を退いた後も事務所に出入りしていた。今の公設第1秘書を事務所に招いたのはこの元秘書で、パーティー収入の除外を含めて会計処理の方法を引き継ぎ、補佐もしていたという。 特捜部はまず、政治資金収支報告書を作成した公設第1秘書を聴取した。その中で先輩格の元秘書の存在が分かり、元秘書も聴取した。2人はいずれも「薗浦氏に事前報告したうえでパーティー収入を過少記載した」と供述したという。 薗浦氏への報告はパーティーごとに口頭やメールで行い、実際の収入と収支報告書から除外する額をまとめたメモに基づいて説明したという。 パーティー収入、除外した動機は… 過少記載の動機について公設… この記事は有料記事です。残り306文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
動物以下の扱いで息子は死んだ… 勾留中に死亡男性の父、警察に怒り
【動画】愛知県警岡崎署の留置場で勾留中に死亡した男性の父親が憤りを口にした=良永うめか撮影 「警察に殺されたと思っている」 愛知県警岡崎署の留置場で勾留中の43歳の男性が死亡した問題。ベルト手錠と捕縄で裸のまま拘束、拘束はのべ140時間以上、複数の署員による暴行、持病だった糖尿病の薬の投与の失念……。署が不適切な対応を繰り返した疑いが強まっている。男性の父親(71)は朝日新聞の取材に憤りを口にした。 男性は2017年ごろから精神疾患を発症し、障害者手帳も保有。昨春ごろに仕事に就き、今年10月からは一人暮らしをはじめた。 「留置場で暴れて、飯も食わんのですよ」。父親は署員からの電話で男性が公務執行妨害容疑で逮捕されたことを知った。11月28日のことだ。この3日前から男性と連絡が取れなくなったため、県警に捜索願を出していた。 暴れる原因を察した父親は「息子は精神疾患の持病がある。入院させて治療してほしい」と訴えた。だが、署員は「勾留中は入院させず、そのまま留置場に入れる」とにべもなかったという。男性の生活を支援してくれる社会福祉法人などを通じて改めて入院治療を求めたがかなわなかった。 今月4日午前、男性がこの日… この記事は有料記事です。残り436文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
原発事故から11年、解体予定だったコメリ 「化学反応」呼ぶ倉庫に
東京電力福島第一原発の事故で営業停止になって以来、手つかずになっていた福島県飯舘村のホームセンター「コメリ」。解体予定だった建物が11年以上の時を経て、今年11月に「図図倉庫(ズットソーコ)」として再スタートを切った。村に関わる人たちが出会ったり、地域再生のアイデアを出し合ったりする場にしたいと、村外出身の2人が挑んでいる。 村を東西に走る県道12号を東に進むと、倉庫風の建物の上に色あせた風見鶏が見えてくる。 インターネット環境が整ったシェアオフィスやトレーラーカフェ、展示スペース。点在する地球儀、天体望遠鏡、ミシン台やソファ。約1千平方メートルの建物内には、仮設住宅で使われていたログ材や農業用ハウスの骨組み、廃校になった村の小学校の備品が使われ、新しさと懐かしさが同居する。見学に来た女性は「何かを『企てる』のに、もってこいの場所ですね」と楽しそうだ。 コメリ本社(新潟市)による… この記事は有料記事です。残り954文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元中小企業庁長官、使い込み1千万円超の指摘 コンパニオンと混浴も
プロパンガス事業を手がけるTOKAIホールディングス(本社・静岡市)の鴇田(ときた)勝彦取締役(77)が9月、交際費の使い込みを理由に社長職を解任された問題で、社外有識者らの特別調査委員会がまとめた報告書が15日、公表された。経費を私的に使った疑いが認められたほか、保養施設で女性コンパニオンと混浴を繰り返すなど不適切な行為があったと指摘した。 鴇田氏は中小企業庁長官などを務めた元官僚で、2005年にザ・トーカイ(現TOKAIホールディングス)の社長に就任。グループ会社の再編や持ち株会社化を進めた。 報告書は、2016年4月からの約6年間で、会食や宿泊など少なくとも253件、計約1110万円の支出が「業務との関連に疑義がある」と指摘した。ただ、件数が多く裏付け調査の対象を絞ったという。こうした支出の多くについて、事実と異なる申告をしていたと認定した。 長野県内の社有施設では、女性出張コンパニオンを手配した取引先などとの利用が44回あり、「おおむね毎回、露天風呂で混浴を実施していた」と指摘した。女性は湯あみを着用していたが「世間に知れ渡ることにより当社の信用が低下するリスク」もあり、「取引先からの指摘がありながら、混浴が継続されたのは遺憾」とした。 会社側は今後、鴇田氏による… この記事は有料記事です。残り153文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル