2022年9月3日 10時55分 大型で非常に強い台風11号は3日午前、沖縄県の石垣島の南をゆっくりとした速度で北へ進んだ。3日夜から4日未明にかけて先島諸島へかなり接近する見込みで、一部の住宅が倒壊する恐れのある猛烈な風が吹く可能性があるという。 気象庁によると、3日午前0時の観測で強風域が広がり、「非常に強い台風」から「大型で非常に強い台風」に変わった。 台風は3日午前8時時点で石垣島の南南東約170キロにあり、中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心から半径95キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いている。 台風からの暖かく湿った空気が前線に流れ込んだ影響で、西日本から東日本の広い範囲で2日から大気の状態が非常に不安定となった。奈良県桜井市では2日夕、田んぼを確認に行った70代女性が行方不明となった。浜松市では馬込川があふれ、2日午後8時半までに床上浸水8件、床下浸水88件が確認された。 同庁によると、5日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込み。4日6時までの24時間予想雨量は多い所で、沖縄250ミリ▽東海200ミリ▽奄美150ミリ▽九州北部120ミリ▽九州南部・四国100ミリ。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
安倍元首相の国葬、相次ぐ「差し止め」訴訟 勝算はあるのか
今月27日の開催を前に、賛否が割れている安倍晋三元首相の国葬。反対する市民らが開催の差し止めを求める訴訟を相次いで起こしている。ハードルは高いとみられるが、なぜなのか。国の支出をチェックする制度のあり方とは――。 国葬の差し止めを求める訴訟は2日現在、少なくとも二つの市民団体が、東京、さいたま、横浜、大阪の4地裁で起こしている。 いずれも「思想・良心の自由や人格権などを侵害する」「根拠法がない行政行為を強行しようとしている」などと主張し、開催や予算支出の差し止めを求めている。原告の一人は「国葬強行は、憲法の精神を踏みにじり、法的根拠もないことに血税をつぎ込む違法行為だ」と話す。 しかし、複数の専門家は「差し止めは難しいだろう」と指摘する。 市民団体は、国や地方自治体の行為に不服を申し立てる「行政訴訟」として裁判を起こしている。この場合、原告に対して行政機関の行政処分があったことが前提となる。 日大大学院法務研究科の非常… この記事は有料記事です。残り1311文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
10日間試して感じた食事管理アプリのハードル、技術で超えられるか
メディア空間考 大村美香 食事に関する記事を書いていて、時々葛藤を感じる。例えば食塩摂取量の目標や、望ましいたんぱく質の摂取量を伝えても、読む人自身が自分の普段の食事がどんな栄養バランスなのかを知らなければ、役立てることができないのでは、と思うのだ。 自分の食事を専門家に分析してもらった経験がある人はそう多くないだろう。最近使用者が増えている食事管理アプリが手助けになるのではと目を付けた。 食事を入力すると、エネルギーのほか、脂質、たんぱく質などの各種栄養素を計算するアプリで、入力が写真でできたり、食事内容を評価してアドバイスが送られてきたりするものもある。 試しに3種類ダウンロードし… この記事は有料記事です。残り1356文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「反対の思い、皆さんと同じ」檜原村の産廃焼却場建設計画で村長表明
東京都檜原村人里(へんぼり)地区の産業廃棄物焼却場建設計画で2日、坂本義次村長が「村は建設を望まない。反対運動をしている皆さんと方法は違うが目標はひとつ」と述べ、建設反対の考えを初めて公の場で表明した。同日開会した村議会の一般質問で松村哲朗議員(無所属)の質問に答えた。 建設は今年3月に比留間運送(東京都武蔵村山市)が都に申請。以降、村民らの間で反対運動が広がり、村議会は6月、反対を全会一致で議決。村も都に意見書を送り、「稼働に多量の水道水を必要とする場合、深刻な水不足が懸念され、村民生活を脅かす恐れがある」として施設への給水契約を拒否する可能性を示したが、「反対」の文字はなかった。そのため、村民らから批判の声が出ていた。 「住民の意思をくみ、反対を… この記事は有料記事です。残り360文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自殺ほのめかす便箋、届かなかった報告 大阪府警の情報共有に不備か
大阪府高槻市の会社員女性(当時54)への殺人容疑などで再逮捕された養子の高井凜容疑者(28)が自殺をほのめかす内容を便箋(びんせん)に書き残し、死亡する2日前に署員が確認していたことを2日、府警が明らかにした。確認後に監視を十分に強化しておらず、府警の情報共有に不備があった可能性がある。 府警留置管理課によると、自殺をほのめかす内容の便箋は両親らに宛て、数枚にわたってつづられていたという。署員が8月29日午後6時50分ごろ、高井容疑者の単独居室から回収したノートに挟まれていた。留置場では毎日同7時ごろに不要な物品を回収していた。 署員がノート内の便箋の内容を確認したのは翌30日午前0時過ぎ。報告を受けた署の当直責任者は「注意して(容疑者を)見るように」と指示した。同日夜からは巡視を強化し、1時間に4回以内だった見回りを、署長の指示で5回程度に増やした。 高井容疑者はこの2日後の9… この記事は有料記事です。残り1916文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
堺の父弟殺害公判 父の死因をめぐる中間論告・弁論 主張分かれる
安井健悟2022年9月2日 20時07分 堺市で2018年、父親と弟を殺害したとして、殺人罪などに問われた無職足立朱美被告(48)=同市南区=の裁判員裁判で、父親の死因をめぐる中間論告・弁論が2日、大阪地裁であった。検察側はインスリン投与による低血糖脳症などと主張し、弁護側は末期がんで死亡したと反論。殺人事件か病死かで双方の主張が分かれた。 検察側は、足立被告が18年1月、同市中区の実家で父親の富夫さん(当時67)に多量のインスリンを投与したため、富夫さんは低血糖脳症を発症して寝たきりとなり、がんの適切な治療を受けられなくなったと指摘。「栄養の摂取が困難になり、誤嚥(ごえん)性肺炎を発症して衰弱し、死亡した」として、インスリンの投与に伴う殺人事件だと主張した。 一方、弁護側は中間弁論で、富夫さんの状態は改善していたとし、誤嚥性肺炎による衰弱を否定し「家族が栄養の減量を希望し、富夫さんが延命治療を望まなかった」とし、がんによる病死だと反論した。 これまでの公判では、富夫さんの死因をめぐり、5人の証人が出廷した。 富夫さんの主治医は、検察側の証人として証言。富夫さんが誤嚥性肺炎を発症しなければ「抗がん剤治療で2年以上の余命が期待できた」と述べ、インスリンの投与が死亡に影響した可能性を示唆した。 一方、富夫さんのカルテを確認した脳神経内科医は、弁護側の証人として「たんを無理やり吸引したことで、誤嚥性肺炎になったのではないか」と述べ、インスリンの投与と死亡の関連に疑問を投げかけた。 足立被告は、弟の聖光さん(当時40)を睡眠薬で眠らせ、トイレで練炭を燃やして一酸化炭素中毒で殺害したという殺人罪などにも問われた。次回公判からは、2人の死亡が足立被告の犯行によるものかが審理される。(安井健悟) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
開業いよいよ 西九州新幹線 地震、故障などを想定した訓練を実施
岡田真実2022年9月2日 20時19分 地震や故障などに備えるため、西九州新幹線(武雄温泉―長崎)で2日、訓練があった。JR九州は長崎、佐賀県警や消防と異常時の対応を確かめた。 車両故障の想定では、救援列車を停止中の新幹線車両の横にぴたりとつけ、渡り板を設置。乗客役のJR九州社員約50人を移動させた。 社員同士の連絡で詰まるところもあったが、23日の開業に向けて、手順をあらためて見直すという。新幹線「かもめ」の巣立ちはもうまもなく。(岡田真実) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
萩原朔太郎賞に川口晴美さん「朔太郎における『絶望』に近い」と評価
優れた現代詩に贈られる第30回萩原朔太郎賞(前橋市など主催)の選考委員会が2日、同市であり、詩人の川口晴美さん(60)の詩集「やがて魔女の森になる」(思潮社)が選ばれた。「コロナ禍の現代における『私』を見つめ、年を重ねる自分を融通無碍(むげ)に柔らかくとらえている」などと評価された。11月に贈呈式がある。 川口さんは「小さないくつもの声に光があてられたような気持ちです」とのコメントを出した。 コロナ禍で深まる孤立に迫る 「私だったかもしれない誰かの声を詩で掬(すく)い取りたいと思った」。現代最高の詩人に与えられるといわれる「萩原朔太郎賞」(前橋市など主催)に自身の詩集が選ばれた川口晴美さん(60)=東京都=は2日、関係者を通じてコメントを発表した。そこにはコロナの時代に生きる表現者の内なる切々とした思いがうかがえる。 川口さんは福井県小浜市生まれ。早大卒。2016年には詩集「Tiger is here.」で第46回高見順賞を受賞した。 今回の「やがて魔女の森にな… この記事は有料記事です。残り415文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大雨の中、田んぼ見に行った70代女性が不明 奈良・桜井
米田千佐子2022年9月2日 23時00分 奈良県は2日、大雨の影響で同県桜井市の70代女性が行方不明になったと発表した。県警などによると、女性は同日午後、田んぼの様子を確認に行ったきり帰宅せず、午後5時20分ごろ110番通報があった。 用水路付近に傘が残されており、警察と消防が捜索したが女性を発見できなかった。午後7時半に捜索は終了し、3日午前7時に再開する予定。 桜井市には2日午後、大雨注意報が出ており、当時は激しい雨が降っていたという。(米田千佐子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
陳謝文拒む共産市議の訴え認め、処分差し止め 地裁、議長批判めぐり
渡辺七海2022年9月2日 23時41分 奈良県香芝市の青木恒子市議(共産)が、自身の発言をめぐり「市議会から出席停止処分を受ける可能性がある」として、市を相手取り、処分をしないよう求めた仮処分申し立てについて、奈良地裁(寺本佳子裁判長)が市議の訴えを認め、処分を差し止める決定をした。市議の代理人弁護士が2日、明らかにした。 決定などによると、市議会福祉教育委員会で昨年12月、川田裕議長が、国民健康保険窓口などを訪れる市民に議員が同行することは禁じられているという趣旨の発言をした。青木市議は「政治倫理条例の何条に入ってるんでしょうか、議長」と発言。休憩が宣言された後も「議員に対する圧力だというふうに私は今、感じました」「パワハラのように聞こえた」などと述べた。 こうした青木市議の発言について、別の市議らから「議長に対し、公然と誹謗(ひぼう)中傷したと受け止められるおそれのある発言だ」などとして懲罰動議が出され、懲罰として議場で陳謝文を朗読するよう求められた。「内心の自由に反する内容だ」として拒んだところ、その後も3回、朗読を求められ、いずれも拒否した。 市議会懲罰特別委員会は今年8月、4回目の朗読拒否は「8日間の出席停止にあたる」と決定。9月5日の本会議で懲罰動議が審理される予定だったため、処分の差し止めを求めていた。 決定は、陳謝文のうち、それまでの経緯を記した部分について、青木市議の評価とは異なる表現が含まれており「内心の自由に関わる」と指摘。市議会の規則では「陳謝は議会の決めた陳謝文によって行う」と定められているため、一部のみを朗読する選択肢はなく、拒否したことは「やむを得ない側面がある」とし、出席停止処分は市議会の裁量権の範囲を超えると結論づけた。 青木市議は2日、記者会見し「懲罰が見せしめのようになり、議員が自由に発言できなくなるのは問題だ」と強調。代理人の宮尾耕二弁護士は「多数派の力に任せた横暴に警鐘をならす結果だ」と評価した。 川田議長は「内容を精査できておらず、現時点で詳細なコメントはできない」とするコメントを出した。(渡辺七海) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル