【動画】車のドアミラーにかぶりつくヒグマ=神村正史、戸田拓撮影 北海道の世界自然遺産・知床で記者が車を運転していたところ、停車中のレンタカーに近づく3頭のヒグマを目にした。うち1頭がレンタカーに前脚をかけて立ち上がり、運転席側のドアミラーにかぶりついた。車内にはのけぞる人影。知床ではヒグマの人慣れが進み、人との距離をとらないヒグマが増え続けている。 知床の自然を取材し続けてきた記者が目撃したヒグマをめぐる光景。その意味を探っていくと、ヒグマと知床の人々が積み重ねてきた歴史が見えてきました。記事途中からは、知床の自然に詳しい専門家の分析を詳しく載せています。 目撃したのは、5月16日午後3時50分ごろ。知床半島南東側の羅臼町から北西側の斜里町へ移動するため、知床横断道路(国道334号)を走っていた時だった。斜里町側の下り坂で遭遇した。 知床に遅い春が訪れた時期。若い緑の木々が並ぶカーブを抜けると、目の前にレンタカーがハザードランプを点灯させ、中央線よりに止まっていた。記者がやむを得ず車を停車させると、レンタカーの先10メートルほどの路肩に、3頭のヒグマがゆっくりとこちらに向かって歩いてくるのが見えた。 3頭は車や人を恐れる様子はまったくなく、レンタカーの前を横切るように車道に出てきた。そして対向車線側へ移動。そのまま道路を横断して反対側の森の中に入るのかな、と思って様子を見ていたところ、ヒグマはレンタカーの方へ方向転換。運転席側に近づき、ドア付近に鼻をつけるようなしぐさを見せた。 茂みに消えたはずが…… やがて3頭のうち2頭は、レ… この記事は有料会員記事です。残り2131文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「あらゆる命が尊い」ロシア人僧侶、大阪から世界平和を祈る日々
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続くなか、宗派を超えた大阪の若手僧侶らが27日、世界平和を祈って大阪・ミナミを練り歩く。先頭に立つのは、ヴォルコゴノフ慈真(じしん)さん(32)。真言宗御室(おむろ)派如願寺(にょがんじ、大阪市平野区)のロシア人僧侶だ。宗教者として命の尊さを訴える。 平和の行脚は、主に40歳以下の大阪市の僧侶らでつくる市仏教青年会が企画した。市仏教会や大阪府仏教会、府仏教青年会に声をかけ、数十人の僧侶が参加する予定だ。 4月下旬、市仏教青年会の会長で帰命寺(きみょうじ、同市大正区)の児玉智道(ともみち)副住職(41)がヴォルコゴノフさんに相談した。「ロシア人だからと批判されることもあるだろうし、ロシアにいる家族のことも心配だろうが、同じ僧侶として一緒に平和を願ってほしい」。児玉さんの依頼に、ヴォルコゴノフさんはうなずいた。 毎朝、如願寺の本堂で世界平… この記事は有料会員記事です。残り1286文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新茶が描く「アート」 緑と黒の初夏の景色、愛知・西尾で収穫ピーク
【動画】緑と黒のモザイク模様の茶畑=長島一浩、古澤孝樹撮影 全国有数の抹茶の産地、愛知県西尾市の茶畑で新茶の収穫がピークを迎えている。 20日にドローンで上空から茶畑を撮影すると、色鮮やかな緑色の新茶の芽と、黒い遮光シートの覆いが、モザイク模様をつくっていた。 抹茶の原料となる、てん茶の… この記事は有料会員記事です。残り128文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
一緒にコメを育て、オリジナルみりんをつくりませんか?農園がフェス
一緒に米を育て、オリジナルのみりんをつくりませんか? 名付けて「コメカラフェス」。農産物の収穫祭や農作業体験イベントに力を入れる農園が手がける新たな企画だ。 イチジクやトマトなどを育てる大阪府羽曳野市の藤井農園が企画した。6月18日に田植えをし、10月15日に稲刈りの予定。収穫した米を原料にしたみりん製造を業者に委託し、完成したみりんを来年4月ごろから支援者に発送する。 企画にかかる費用は、クラウドファンディング(CF)を活用する。CFで支援した人への返礼として、田植えや稲刈り体験を用意した。たとえば、みりん(300ミリリットル)3本と野菜、田植えイベント参加券がついて6千円など。田植え機や稲刈りのコンバイン運転券つきの返礼もある。 農園代表の藤井貫司さん(41)は「ちょっとしたアトラクション感覚でも楽しめる」と期待を込めた。 都市近郊で農業を営む藤井さんが農業体験に注目する理由とは? 藤井さんは大学卒業後、サラ… この記事は有料会員記事です。残り992文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
九州に恋したカナダ人女性、ユーチューブで恩返し 大切な言葉と共に
(わたしの折々のことば)ミカエラ・ブレスウェートさん 「もつ鍋店なのに昼はおいしいカレーが食べられるらしい」。早速、情報収集に行ったミカエラ・ブレスウェートさん 順調だった仕事が、新型コロナ禍で休止して丸2年。ミカエラ・ブレスウェートさん(34)が自身の現状を描写する言葉だ。 わたしの折々のことばは、大切なことばを三つ挙げてもらい、そのことばにまつわる物語を語ってもらう企画です。 It is what it is.(「仕方ない」という一般的な英語表現) 《一般的に「仕方ない」の意味だが、本人は「なるようになるさ」と前向きに和訳した。高校時代からの友人は、この言葉の選択の裏に彼女の変化と成長を感じるという。》 2020年は飛躍の年になるはずだった。東京五輪を夏に控え、海外から日本に押し寄せるであろう人たちに、日本の魅力を伝える観光動画を全日空(ANA)の機内で流す。 その制作を任されたブレスウェートさんは「非常に大きな仕事で、とても興奮していた」。 動画を通じて日本の魅力を英語で世界に届けるユーチューバーとして国内外で人気を集めてきた。当時の年収は700万円ほど。全日空の仕事は、積み上げたキャリアの集大成だった。 後半ではブレスウェートさんが九州を目指した動機、外国人として日本での生活に慣れようと苦労した日々を、それぞれの時期を代表する言葉とともに紹介します。 … この記事は有料会員記事です。残り4524文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
与那国育ち24歳、地元舞台に映画 池松壮亮さん「強い意志感じた」
日本最西端の沖縄・与那国島は、与那国語やヨナグニウマなど独自の文化や自然が根付いている。そんな島を舞台にした映画「ばちらぬん」が、沖縄の本土復帰50年にあわせ、全国で順次公開中だ。島で育ち、不登校を機に映画に出会った女性が主演・監督した。 「ばちらぬん」は、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が消滅危機言語とした与那国語で「忘れない」の意味。昨年9月、多くの映画監督が輩出した「ぴあフィルムフェスティバル」の自主映画コンペティションでグランプリを獲得した。 与那国島はかつて台湾などアジアとの交易で栄えた。日本とも沖縄本島とも異なる独自の文化が根付く。1972年5月15日、米国からの施政権返還で日本に復帰した。その後、50年の時をへて、その文化や風習も移り変わった。 作品は、主演・監督の東盛あ… この記事は有料会員記事です。残り739文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
4回目接種券発送、我が町どうなってる? 60歳未満は対応分かれる
新型コロナウイルスワクチンの4回目接種が月内にも始まるのを前に、自治体が接種券の発送を始めている。対象は60歳以上と基礎疾患のある18歳以上の人らに限定されるが、60歳未満の対象者への接種券の送り方は自治体によって異なり、注意が必要だ。 自治体は住民の基礎疾患の有無を把握するのが難しいため、60歳未満の対象者への接種券の発送は国が示す方法から選ぶ。基礎疾患があると事前に申請した住民に送るケースと、3回目から5カ月以上経った18歳以上の全住民に送るケースに大きく分かれる。 東京都国分寺市は、60歳以上は3回目接種から5カ月経過にあわせて自動的に発送するが、18~59歳については接種歴や、障害者や難病患者らの情報はあるものの、「今回の対象者全員を把握し切れていない」として「申請制」とした。申請は市のHPや郵送で受け付ける。都内では江東、港、大田、練馬区なども同様だ。大田区は、対象外の人が接種の予約をして混乱を招く可能性もあるとして申請制にした。接種には事前申請と予約が必須。担当者は「安心して打ってもらえるよう、リスク管理が重要」。練馬区も申請と予約が必要だという。 名古屋市は30日から4回目… この記事は有料会員記事です。残り997文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海底に沈んだカズワン、23日にも引き揚げへ 追加費用は1.4億円
北海道・知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で20日、海底での船内捜索が終了し、行方不明者につながる手がかりは見つからなかった。さらに詳しく船内を調べ、事故原因の究明も進めるため、国は船体の引き揚げを決めた。事故発生から1カ月にあたる23日の引き揚げを目指す。 海上保安庁が依頼した民間の潜水士3人は20日、「飽和潜水」で水深約120メートルの海底まで潜り、船内の客室や操舵(そうだ)室を捜索。リュックサックなど数点を回収したが、19日に続いて不明者は確認されなかった。 一方で、海底に沈んだ状態では機関室など狭い場所への進入が難しく、詳しい様子はわからなかったという。そのため国土交通省は、引き続き行方不明者の捜索にあたるほか、事故原因の究明や再発防止策の検討を進めるためにも、船体を引き揚げて調べる作業が欠かせないと判断。飽和潜水などで調査した結果、船体に大きな損傷はなく、引き揚げが可能な状態にあることもわかったという。 これまで、無人潜水機と飽和… この記事は有料会員記事です。残り1535文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
メーカーのSEだった私、50代で踏み出したセカンドキャリア
長年勤めた会社が早期退職の募集を始めた。退職金は上乗せ、転職サポートもあるけれど――。終身雇用が崩れるなか、セカンドキャリアへ踏み出すかどうか、迷いや不安を感じる人もいるのでは。大手企業の社員だった菱ケ江(ひしがえ)均さん(56)=福岡市=は3年前、ベンチャー企業に転職し、働きがいと収入を両立させたという。成功のポイントを聞いた。 菱ケ江さんは大手メーカーで約30年、システムエンジニア(SE)や内部監査、情報セキュリティーを担当した。部署の再編が進み、「働きがいを感じる仕事はできないかもしれない」と感じ、52歳で早期退職に応募した。 転職先は、2003年創業… この記事は有料会員記事です。残り817文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ゆりかご」預けられた男性の思い伝える KABでドキュメンタリー
堀越理菜2022年5月20日 20時39分 熊本市の慈恵病院が運営する「こうのとりのゆりかご」に幼いころ、預けられた宮津航一さんの思いを伝えるドキュメンタリー「告白、そして僕は~ゆりかごに預けられて~」を熊本朝日放送(KAB)が製作した。放送は22日午後4時半から。放送後にユーチューブでも配信予定。 預けられた当事者として思いを伝える使命を感じるという宮津さんの17~18歳の姿に密着。宮津家で愛情を注がれて過ごす様子などを映した。KABでは3月にも、宮津さんのドキュメンタリーを放送し、大きな反響があった。今回は、一歩を踏み出したその後の宮津さんの姿も伝えている。過去にゆりかごに子を預け入れた経験のある女性や病院関係者にも取材したという。 ディレクターとナレーションを務めた柴田理美アナウンサーは「どうすれば航一さんの思いが届くか考えてきた。見た方には、告白し、その先に向かう彼を応援する1人になってほしいし、ゆりかごがあったから今の自分がいるという人がいることを知ってほしい」と話した。 朝日新聞とKABは、ゆりかごや内密出産をテーマに記者らが語り合う「記者サロン」を開催し、6月9日午後7時に動画を配信する予定。(堀越理菜) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル