全国地域安全運動(11~20日)を前に、東京都大田区のJR蒲田駅前で9日、地域安全パレードがあった。女子レスリング五輪金メダリストの登坂絵莉さんや、地元の高校生ら約100人が参加し、道行く人へ防犯を呼びかけた。 登坂さんは警視庁蒲田署の一日署長に任命され、同区内の東京実業高校のマーチングバンドと一緒に駅前のアーケード約300メートルを行進。トークショーで闇バイトの危険性などについて話した。痴漢被害に遭いそうになった場合を想定したレスリング技の実演もあった。 今年の地域安全運動の重点テーマは、子どもと女性の犯罪被害や、闇バイトによる犯罪への加担の防止など。登坂さんは「みんなで協力して安心安全な街にしましょう」と呼びかけた。(御船紗子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ラグビー、サッカーの強豪・東福岡が男女共学に 長友選手ら輩出
ラグビーやサッカーの強豪で男子校の東福岡高校と、付属校の東福岡自彊館(じきょうかん)中学校(いずれも福岡市博多区)が、2025年度から男女共学になる。運営する学校法人東福岡学園が10日、発表した。校名は変更しない。募集生徒数や制服、「特進」「進学」などの高校のコース再編については今後検討する。 共学化のねらいについて、学園は「価値観の異なる人々と協働して力を発揮できる人材を育てることが社会から求められているため」などとした。 東福岡高は1955年、男子校として開校。99年に中学校が開校し、中高一貫になった。高校は、ラグビーワールドカップフランス大会の日本代表、福井翔大選手や垣永真之介選手の出身校で、ラグビー部は今年の全国高校ラグビーで優勝するなど、強豪として知られる。 サッカー部も、日本代表で活躍した長友佑都選手らプロ選手が輩出した。(福井万穂) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カラオケ店で除菌用スプレーに着火し噴射 男に科料9千円の略式命令
群馬県高崎市のカラオケ店「まねきねこ高崎駅西口2号店」で2月、客とみられる人物が除菌用スプレーに火をつけ、他人に噴射した事件で高崎区検は10日までに、21歳の男を軽犯罪法違反(火気乱用)の罪で高崎簡裁に略式起訴した。9月28日付。また、高崎簡裁は3日付で、科料9千円の略式命令を出した。 事件を巡っては、男が店内で除菌スプレーにライターで火を付け、知人とみられる男性に噴射する様子がSNSで拡散。大きな話題となっていた。まねきねこの運営会社を傘下に持つコシダカホールディングス(前橋市)が迷惑行為として公表し、群馬県警に相談。県警が4月に書類送検していた。(吉村駿) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
絢爛豪華な屋台11台が晴れ間に勢ぞろい 岐阜・秋の高山祭
絢爛(けんらん)豪華な祭り屋台で知られる「秋の高山祭」(八幡祭)が9、10の両日、岐阜県高山市であった。「曳(ひ)き揃(そろ)え」などの屋台行事は9日は雨天のため中止されたが、晴れ間がみえた10日午前、国重要有形民俗文化財の全11台が桜山八幡宮一帯に勢ぞろいした。 表参道では10台が美しさを競うように曳き揃えられ、境内では「布袋台(ほていたい)」がからくりの妙技を披露し、国内外から訪れた観光客たちが盛んに写真に収めた。10日も雨に見舞われ、午後の行事は中止された。(荻野好弘) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
80代女性、交差点から2キロ引きずられ死亡 警視庁が運転手聴取
10日午後3時40分ごろ、東京都東村山市栄町2丁目の交差点で、80代くらいの女性が車にひかれ、そのまま約2キロ先まで引きずられた。警視庁によると、女性は胸などを強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。同庁は、車を運転していた会社員の男(53)=東村山市=から事情を聴き、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の容疑も視野に調べている。 東村山署によると、男の車が信号機のある交差点を右折した際、横断歩道を左から渡ってきた女性をひいたとみられるという。車は女性をひきずる形で、約2キロ先の東久留米市内まで走行。目撃者の通報を受けて同署員が車を捜していたところ約10分後に発見し、運転していた男に声をかけたという。現場の交差点は、西武新宿線久米川駅の西約200メートル。(高嶋将之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
歴史絵巻は晴れた時だけ? 高山祭の豪華屋台は雨が大の苦手
岐阜県高山市で9、10日に開かれた「秋の高山祭」(八幡祭)。昨年に続き雨に見舞われたものの、豪華な屋台が町や蔵で披露され、秋の飛驒路を彩った。 コロナ禍を経て通常規模の開催が予定されたが、初日の9日は雨の影響で、「曳(ひ)き揃(そろ)え」や「曳き廻(まわ)し」など正式な屋台行事はすべて中止に。各屋台は朝から屋台蔵などで待機したが、夜の「宵祭(よいまつり)」も取りやめになった。 仙人台組はこの日午後、約70年ぶりにお囃子(はやし)の生演奏を復活させた。宵祭での披露はならなかったが、「春の高山祭」に登場する笛奏者らが協力し、仙人台組と一緒に屋台蔵から独自の調べを響かせた。 蔵には春祭りの法被を来た笛の直井亜矢子さん(45)と太鼓の啓汰さん(16)の親子の姿も。直井さんは「秋に吹かせてもらい感謝したい。仙人台組がこれからどう歴史をつくっていくのか楽しみです」と話した。 2日目の10日もぐずついた… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東北新幹線内で漏れた薬品から酸性の成分検出 4人やけど警察が捜査
JR仙台駅に停車直前だった東北新幹線の車内で9日、東京都内に住む地質調査会社員の40代の男性が持っていたバッグから薬品が漏れ、この男性や乗客の男児(5)ら計4人が足や腕、尻にやけどを負うなどした。消防によると、現場での検査で、薬品から酸性の成分が検出されたという。宮城県警は業務上過失致傷容疑も視野に、成分を詳しく調べている。 仙台中央署によると、男児は尻や右手首、右足首に大やけどを負った。尻のやけどは皮下組織まで達する「3度」と診断された。30~40代の男児の両親もやけどを負ったほか、発生した気体を吸い込んだ乗客の30代女性とJR職員の20代男性が腕のしびれやのどの痛みを訴えた。薬品を持っていた男性は入院しており、任意の聴取に「青森県内から薬品を新幹線で運んだ」と説明しているという。 薬品は地質調査で使うものとみられ、ペットボトルのような容器で持ち運ばれていた。当時の乗客の証言によると、男性は薬品について、漏れて車内に広がった際、「試薬の硫酸」と周囲に説明していたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自民党埼玉県議団長「説明不十分だった」 会見の主なやりとり
埼玉県虐待禁止条例改正案を県議会に提出していた自民党県議団は10日、改正案を取り下げた。子どもを自宅などに置いて一時的に外出することを禁止する内容に、県内外から強い批判が相次いだためだ。 取り下げ後、自民党県議団の田村琢実団長は記者会見を開き、経緯を説明した。記者団とのおもなやりとりは以下の通り。 ――なぜ一転して取り下げることになったのか。 「不安と心配の声が多数あった。総合的に判断した」 ――議論の進め方に反省点は。 「議案の内容については瑕疵(かし)がなかったと感じている。しかし、説明が不十分だった。猛省している」 ――どういう所の説明が不十分だと考えるか。 「条例全体の構成を説明しきれなかった。養護者の安全配慮義務が抜けている時が虐待にあたるとしているが、その説明が不足していた」 「『安全配慮』は各家庭や子… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
水俣病訴訟、国と熊本県が控訴 原告「死ぬのを待っているのか」
水俣病被害者救済法(特措法)に基づく救済を受けられなかった原告128人が、国や熊本県、原因企業チッソに損害賠償を求めた訴訟で、国は10日、原告全員を水俣病と認めて賠償を命じた一審の大阪地裁判決を不服として、大阪高裁に控訴した。熊本県も同日控訴した。チッソは4日付で控訴している。 地裁判決は、チッソ水俣工場がメチル水銀を含む水を不知火(しらぬい)海(かい)に流していた当時、沿岸地域に流通していた魚介類を継続的に食べていればメチル水銀に曝露(ばくろ)していたと推認。原告全員を水俣病と認め、国などに対し、原告1人あたり275万円、総額3億5200万円の賠償を命じた。 環境省は、チッソのみに賠償を命じた原告6人を除く原告122人について10日付で控訴した。判決について「国際的な科学的知見や(過去の)最高裁で確定した判決の内容と大きく相違する」として、上訴審の判断を仰ぐ必要があるとしている。 原告弁護団は判決後、被害者の高齢化などを理由に、環境省に控訴断念と話し合いによる早期解決を求めていた。救済法の対象から外れた未認定患者による同様の訴訟は、熊本、東京、新潟の各地裁でも起こされている。(市野塊、矢田文) 国・県「水俣病行政の根幹に関わる」、一方で進まぬ被害実態の把握 水俣病の認定範囲を大幅に広げ、原告全員が水俣病と認められた大阪地裁判決に対し、国や熊本県が10日、控訴した。「水俣病行政の根幹に関わる」(蒲島郁夫・熊本県知事)と上級審での判断を仰いだが、被害の実態把握も進まぬまま、時間ばかりが過ぎる。 水俣病は、汚染された魚介類を食べることなどでメチル水銀に曝露(ばくろ)し、発症するとされる。 環境省は、地裁判決について▽毛髪中のメチル水銀濃度が世界保健機関(WHO)が公表している目安を下回る場合にも、発症を認めている▽国は曝露から発症まで「長くて1年程度」、過去の最高裁判決でも「長くて数年」としているが、十数年経過後の発症も認めている、などと主張。「国際的な科学的知見や最高裁で確定した判決内容と大きく相違する」とした。 蒲島知事は「ずっと頼ってきた判決と大きく異なるのであれば上級審の判断を仰ぐべきじゃないか」と説明した。 ただ、実態を明らかにするす… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サントリー山崎蒸留所がリニューアル 内部を報道陣に公開
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