自民党の派閥が開いた政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相が率いてきた「宏池政策研究会」(岸田派)が直近5年間で数千万円のパーティー収入を派閥の政治資金収支報告書に記載していない疑いがあることが、関係者への取材でわかった。東京地検特捜部も岸田派の担当者から事情を聴くなどして経緯を把握しているとみられる。 首相は12日、記者団に「事務局で調査し、修正すべき箇所があるなら適切に対応する」と述べた。岸田派に関して「裏金という指摘は当たらない」としていた過去の説明については、「その時点で私の認識と異なる説明をしたことはない」と語った。 キックバックとは違い… 政治資金規正法違反(不記載… この記事は有料記事です。残り411文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
デンソー製ポンプ搭載 安全信じた車は突然止まり、衝撃が父を奪った
デンソー製の燃料ポンプをめぐり、3年9カ月にわたってリコールが19回繰り返される事態のなか、燃料ポンプの不具合に関連して死亡事故が起きていたことが明らかになった。事故で父親を失った兵庫県の50代の男性が朝日新聞の取材に応じ、当時の状況などを語った。 男性によると、7月30日午後3時ごろ、魚釣りからの帰り道で、80代の両親を軽自動車に乗せ、高速道路を運転していた。 鳥取市内のトンネルに入ったころ、異変が起きた。車が減速を始めたのだ。ガス欠かなと思い燃料計に目をやったが、針は真ん中あたりを指していた。 ただ、いくらアクセルを踏んでも、速度が戻らない。最後はハザードランプを出して走行車線の左脇に停車した。 「冷房でバッテリーが上がってしまったか」。そう思い何度かエンジンを切っては入れ直したが、タコメーターの針は動くものの、車は動かない。 情報提供は朝日新聞社会部へ 燃料ポンプの不具合やリコールなど情報提供は朝日新聞社会部(shakaibu@asahi.com)へお願いします。みなさんの貴重な情報をもとに取材を続けます。疑問に思っていることや感想もぜひお寄せください。 安全性を重視して選んだはずが 暗いトンネルの中、高齢の両… この記事は有料記事です。残り1206文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
デンソー製ポンプに不具合 高速でエンストし停車、追突され男性死亡
自動車部品最大手デンソー製の燃料ポンプに不具合が相次ぎ、国内累計380万台超がリコール(回収・無償修理)されている問題で、デンソー製の燃料ポンプを搭載した車が今年7月、高速道路上でエンストを起こして停車後、追突され、同乗者が死亡していたことが、ホンダなどへの取材でわかった。この車はリコール対象になっておらず、ホンダは追加のリコールを10月に国土交通省に届け出た。 デンソー製の燃料ポンプをめぐっては2020年3月以降、ホンダを含む八つの自動車メーカーから19回にわたってリコールが届け出られている。この不具合に関連して、死亡事故が明らかになったのは初めて。 情報提供は朝日新聞社会部へ 燃料ポンプの不具合やリコールなど情報提供は朝日新聞社会部(shakaibu@asahi.com)へお願いします。みなさんの貴重な情報をもとに取材を続けます。疑問に思っていることや感想もぜひお寄せください。 事故は7月30日昼、鳥取市の鳥取自動車道のトンネル内で起きた。鳥取県警によると、50代の男性がホンダの軽乗用車を運転していたところエンストし、道路脇に停車。後ろから走ってきた車に追突された。後部座席の男性の80代の父親が死亡し、男性と母親はけがをした。 「事故の直接原因ではない」と公表せず 県警は今月、追突した車の運… この記事は有料記事です。残り777文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「自民党の予算でアルバム数冊」作成 五輪招致、馳知事が一転し説明
有料記事 土井良典 波絵理子2023年12月12日 20時30分 石川県の馳浩知事は12日、説明を拒んでいる東京五輪招致の「機密費贈答発言」をめぐり、発言を裏付ける可能性のある自身のブログで触れた「想(おも)い出アルバム作戦」について、「参考資料として数冊作った」と初めて認めた。予算の出どころについては、「自民党の予算」と述べた。 県議会の一般質問で、共産党の佐藤正幸氏からの質問に答えた。最初の質問で今回の発言を問われると、従来の「ゼロ回答」を述べたが、再質問で、「内容は事実」と認めていたブログの「作戦」について尋ねられると、アルバムの存在を語り始めた。 議会後の報道陣の取材に、アルバムは自身が招致活動に使うための候補として試作したと説明。卒業アルバムより少し大きめで、写真を差し込んでいくものだったという。国際オリンピック委員会(IOC)委員の選手時代のメダル獲得シーンの写真などで構成し、「いわゆるお近づきになるような仕掛けが必要と考えた」と説明。 「私のような顔も名前も売れ… この記事は有料記事です。残り645文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
当選無効議員に報酬返還「請求可能」 最高裁判決、国会議員に影響は
地方議員が自身の選挙に関する犯罪で当選無効になった場合、自治体が議員報酬の返還を請求できるかが争われた訴訟の上告審で、最高裁第三小法廷(林道晴裁判長)は12日、「できる」とする初判断を示した。今後、返還請求の動きが活発化する可能性がある。 訴訟では、2019年の大阪市議選に当選後、公職選挙法違反(買収)で有罪となり、当選無効となった不破忠幸元市議(58)に、市が議員報酬や政務活動費など計約1400万円の返還を求めた。 第三小法廷は、元市議が逮捕・勾留されていた21日分の報酬など計約160万円に限って返還を命じた二審判決を変更して全額返還を命じ、市の全面勝訴が確定した。 当選無効なら「議員活動に価値なし」 公選法の規定で、議員は自身… この記事は有料記事です。残り1284文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「襲う相手探しに京都市中心部へ」 防犯カメラに殺人容疑の自衛官か
有料記事 光墨祥吾 西崎啓太朗 関ゆみん2023年12月12日 21時31分 【動画】事件後の容疑者とみられる男が映った防犯カメラの映像=住民提供 京都市東山区のマンションの階段踊り場付近で陸上自衛官の水島千翔(ゆきと)容疑者(21)が住人の岡田好次郎(よしじろう)さん(82)を刺殺したとして殺人容疑で逮捕された事件で、水島容疑者が「勤務する(京都府精華町の)分屯地近くで襲う相手を探したが見つからず、京都市中心部に出てきた」という趣旨の供述をしていることが12日、捜査関係者への取材で分かった。分屯地から凶器の包丁を持ち出したとも供述しているといい、京都府警が事件の経緯を調べている。 現場から約60メートル北の防犯カメラには事件後、リュックを背負って足早に通り過ぎる容疑者とみられる男の姿が映っていたことが朝日新聞の取材で分かった。捜査関係者によると、容疑者はこの後、新幹線などで関東地方へ向かったとみられる。 水島容疑者は3日午後7時55分ごろ、岡田さんの背部を刃物のようなもので複数回刺して殺害した疑いが持たれている。 水島容疑者はこれまでの調べ… この記事は有料記事です。残り372文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
函館の魚の大量死、ALPS処理水と関連?根拠ない情報が海外で拡散
長谷川潤2023年12月12日 22時15分 北海道函館市の海岸にイワシなど大量の魚が打ち上げられた問題で、海外のSNS上で東京電力福島第一原発から放出されたALPS処理水の影響を指摘する情報が拡散している。水産庁は「根拠のない情報で憂慮している」と注意を呼びかけている。 魚の漂着は、7日に発覚。同市南部の海岸線を約1キロにわたり、イワシやサバなどが埋め尽くした。道総合研究機構函館水産試験場によると、打ち上げられた魚は、この時期、本州方面に南下する群れの一部と見られる。大量死の理由は定かではないが、水温の急激な変化やイルカなどに追われて、大量に打ち上げられることはあるという。 函館市は12日から重機も投入して廃棄を進めるが、対象は約1200トンにのぼるとみられ、回収には今月いっぱいかかる見通しだ。 浜を埋め尽くす魚の画像は連日、報道された。英国の大衆紙「デイリー・メール」は、福島第一原発から処理水が放出された3カ月後に大量の魚が打ち上げられた、と動画を配信。時期を同じくして、海外のSNSを中心に、処理水と魚の大量死を関連づけるような情報が拡散した。 水産庁増殖推進部は、「モニタリング調査の結果に異常はない。科学的根拠に基づかない情報が拡散していることを憂慮している」と注意を呼びかける。 函館市役所には、これまでに数十件以上の問い合わせがあるという。地元からの苦情はなく、多くが回収方法への意見や助言だが、「魚はALPS処理水の影響で死んだかもしれない。食べない方がいい」といった意見もあるという。(長谷川潤) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日大常務理事が辞任へ 危機管理の総括責任者 アメフト部の問題対応
榊原一生 山本知佳2023年12月12日 23時00分 日本大学アメリカンフットボール部の違法薬物事件への対応をめぐり、日大の危機管理総括責任者である村井一吉・常務理事が今月末で辞任することが12日、わかった。 関係者によると、体調不良を理由に、本人から申し出があったという。日大のホームページによると、村井常務理事は元日大監事監査事務局長。(榊原一生、山本知佳) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
お笑いコンビ「和牛」解散へ 「遅刻重なり」「求める漫才できず」
土井恵差奈2023年12月13日 0時16分 お笑いコンビの「和牛」が来年3月で解散する。吉本興業が12月12日、発表した。 和牛は水田信二さん(43)と川西賢志郎さん(39)のコンビで、2006年に結成。M―1グランプリ決勝に5年連続出場し、3年連続準優勝する実力派として鳴らしてきた。 愛媛出身の水田さんに対し、川西さんは大阪出身。漫才のしめとしておなじみの「もうええわ」の絶妙な言い回しで知られた。 2人の主なコメントは次のとおり。 「意見できず苦しく」 水田さん「きっかけは、3年程前に気の緩みから複数回の遅刻が重なったことでした。漫才のパフォーマンスにおいて川西の要求に応えられないことがあり、漫才への取り組み方について川西との差を感じるようになりました。お客さんに笑ってほしいという目的は同じでしたが、川西の求めるものと自分のやりたいこととのギャップが徐々に開いていき、相方に対して意見することができなくなり、楽しかった漫才が苦しいだけの毎日に。自分にとって、漫才も漫才以外のお仕事も、芸人の仕事は全て本業です。和牛を応援して下さっていた皆様にはお笑いで応えていきます。川西は絶対に大丈夫な人なので心配はしてません。僕自身のことはすごく心配だらけなのでこれまで以上に応援してください」 「情熱新たに」 川西さん「3年ほど前から、僕はより舞台に力を入れたい思いが強くなる一方、水田の劇場出番への遅刻が続いたことをきっかけに、自分と彼の漫才に対する姿勢の違いが目立つようになりました。徐々に信頼できなくなり、節度を保てず厳しく言葉をかけることもありました。それが彼を苦しめることにつながり、求めるような漫才もできなくなってしまいました。応援してくださっていた皆様には心苦しい報告となりましたが、どうかご理解ください。会社と相談を重ねておりましたが、急なご報告となってしまいました。ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。漫才師としての自分を育ててくれた会社やスタッフの皆様、仲間やお客様に、改めて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。今後も芸人活動は続けてまいります。新たに情熱を捧げられるものを探し、見つけ、挑戦していけたらと思っています。具体的な活動に関して皆様へお伝えできる日が来るよう、日々を精一杯に」(土井恵差奈) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
都営地下鉄、全車両に防犯カメラ設置完了へ 24年度末までに
本多由佳2023年12月12日 21時00分 東京都営地下鉄の車両内の防犯カメラについて、都交通局は2024年度末までに全車両への設置を完了させる。痴漢やテロ、迷惑行為の未然防止につなげる目的で、世界的な半導体不足のなか、必要な防犯カメラの台数をすべて確保できたという。 交通局によると、防犯カメラを設置するのは、同局が所有する都営地下鉄全150編成(計1208両)と日暮里・舎人ライナー全20編成(計100両)。地下鉄には1両に3~4台、日暮里・舎人ライナーには1両に2台を設置する。 更新した新車両には最初から防犯カメラがついており、22年度末時点で浅草線など都営地下鉄の76編成、日暮里・舎人ライナー8編成への導入はすでに完了。一方、21年10月に京王線の列車内で乗客17人が刺され重軽傷を負った事件が発生したことを受け、更新前の車両を含め全ての車両への設置を決めた。新たに必要となったカメラ1938台は今年4月に確保し、契約額は約3億5600万円という。 12日にあった都議会代表質問で川松真一朗議員(自民)の質疑に対し、久我英男・交通局長は「機動的な施工体制を構築することで、24年度末までの設置完了につなげていく」と述べた。(本多由佳) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル