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「学びたいことが学べない」。大学生の丹伊田(にいだ)杏花(きょうか)さん(20)からこんなメールが編集部に届きました。文系の学部に進んだ後に理系の分野に興味を持つようになったものの、受けられる授業は限られるといいます。記者も取材をしていると、統計や医科学の知識がもっとあればと思うことが多々あります。丹伊田さんに話を聞きました。
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大学は、就職のための場になってしまっていて、知的欲求を満たせる場ではないと感じます。
私は国際関係の学部に所属して全ての授業を英語で受けています。英語での文章の書き方やプレゼンテーションの方法など、就活では強みになると思いますが、知的欲求は満たせていません。
今の学部を選んだのは私自身です。しかし、大学生になって世界のことを知るにつれ、学びたいことが変わってきました。遺伝子や世界のエネルギー事情、介護や保育業界の人手不足問題、生活保護の政策など、興味の範囲が広がりました。
所属大学には法学部や経済学部があります。そこの学部の授業を受けたいのですが、仕組みがありません。こっそり潜り込みたくても、入室時に学生証を機械で読み取るため、できません。
転部や転科、他学部・学科のゼ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル