海上保安庁の巡視艇で勤務中、乗組員らに釣りを許可したなどとして、宮古島海上保安部(沖縄県宮古島市)は6日、船長だった男性職員(53)を停職2カ月の懲戒処分とし、発表した。
宮古島海保によると、男性職員は2021年5~6月の計3日間、巡視艇「なつづき」の乗組員数人に船上での釣りを許可した。マグロやカツオが釣れたといい、男性職員らは「捕った後は食べた」と話しているという。現場は、沖縄本島の代表的なカツオの漁場として知られる本部(もとぶ)半島沖や、池間島沖だったという。
また、男性職員はこの3日間の勤務時間外に、停泊中の艇内で乗組員数人に飲酒を許可し、飲み会を行った。部内通達では、勤務時間外でも艇内での釣りや飲酒は禁止されている。内部から通報があり、調査を続けていたという。(棚橋咲月)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル