「偽札かどうか持ち帰って確認する」タンス預金2300万を詐取容疑

 「偽札かどうか確認する」などとかたってタンス預金の現金2300万円をだまし取ったとして、兵庫県警は17日、姫路市伊伝居のパート従業員大西亜紀容疑者(21)を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 長田署によると、4月22日午前、神戸市長田区の男性(83)宅に、署員を名乗る男から「偽札が出回っている。自宅にあるお金を確認するため、若い者を行かせます」と電話があった。直後に大西容疑者が男性宅を訪れ、自宅にあった現金約2300万円をだまし取った疑いがある。 男性に対し、電話口の男は「…この記事は有料会員記事です。残り154文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

クアッド控え警視総監が指示 「テロ兆しあれば通報を」

鶴信吾2022年5月17日 19時57分 東京都内で24日に開かれる日米豪印(クアッド)首脳会合を前に、警視庁は17日、警備会議を開き、幹部ら約500人が参加した。大石吉彦警視総監は「適切な情報発信を徹底し、都民・国民の理解と協力が得られるよう努めてほしい」と述べ、警備態勢や交通対策を確認するよう指示した。 大石総監は訓示で、大規模な交通規制や検問などを実施することから「国民の生活に少なからずご不便をお掛けする」と説明。地域住民に対し、テロなどの不法行為の兆しや不審情報があれば通報することを求めていくとし、「社会全体で警戒力を高めていただきたい」と話した。 米国のバイデン大統領は22日に初来日する。会合がある24日までの間、高速道路や都心の一般道で一時的に交通規制があり、混雑が予想される。警視庁は電車やバスなどの公共交通機関の利用を呼びかけている。(鶴信吾)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

山梨・道志 ハイネックの着用者、特定できず 県警のDNA型鑑定で

 人骨などが見つかった山梨県道志村の山中で発見された黒っぽいハイネックの長袖シャツとひも状の繊維について、山梨県警は17日、DNA型鑑定の結果、着用していた個人を特定できなかったと発表した。 ハイネックの長袖シャツには、人の毛とみられる6本が付着していたが、個人を特定できなかったという。ひも状の繊維はタグがついており、衣類の一部とみて調べていた。 県警は14日、右の肩甲骨に…この記事は有料会員記事です。残り122文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

16万人が受けた授業、公取委が20年続ける「独禁法教室」とは

 公正取引委員会が、大学生や中高生向けの出前授業に力を入れている。企業間の競争の大切さを教える「独禁法教室」を始めて今年で20年。教室で学んだ学生や生徒は16万人にのぼる。「独禁法のプロ」による授業は、教育現場での評判も上々だ。(米田優人) 「みなさん、スキー場って行きますか? スノボとかする?」 4月中旬、慶応大学の三田キャンパス(東京都港区)の教室。公正取引委員会の原田郁・上席審査専門官(45)が、法学部の学生ら約30人に語りかけた。 スキー場に食堂が1軒しかな…この記事は有料会員記事です。残り1277文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

女性を夜通し待ち伏せか 容疑の男、休業知らせるメモ書きの目的は?

岩田恵実2022年5月17日 17時00分 一方的に好意を寄せる女性にスタンガンを押しつけてわいせつな行為をしようとしたとして、警視庁は、東京都新宿区の会社員の男(40)を強制わいせつ未遂容疑で逮捕し、17日発表した。男は女性の勤務先を割り出して約11時間にわたって待ち伏せし、襲いかかったという。 男は4日午前10時ごろ、杉並区のビル一室にあるヨガスタジオ内で、ヨガインストラクターの20代女性にスタンガンを押しつけたうえ、わいせつな行為をしようとした疑いがある。容疑を認めているという。 男はインターネット上で偶然、女性の写真を見つけて好意を抱き、女性のSNSを調べてレッスンの予定を事前に把握。女性が勤務先のスタジオに来るのを、近くの階段の踊り場で前日午後11時ごろから約11時間にわたって待ち続けていたという。 男は目出し帽をかぶって女性に襲いかかったが、女性が「110番をする」と言って抵抗すると、その場から逃走。女性にけがはなかった。防犯カメラの映像などから男の関与が浮上したという。 男の所持品には「大変申し訳ございませんが、本日体調不良のためレッスンを急遽(きゅうきょ)お休みさせていただきます」と書いたメモが見つかった。署は、男がわいせつな行為をしている最中にスタジオの中に誰も入ってこないよう細工する目的だったとみて調べている。(岩田恵実)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

巨大海藻、サンゴの大群集 生物育む河口が変わり、「海の花園」は?

 不思議な海藻、マジリモクのことを、以前、ダイビングチーム「すなっくスナフキン」のメンバーに教えてもらった。 通常は成長しても1・5メートルほどのホンダワラの仲間。ところが大浦湾では、毎年4月半ばに7メートルを超すほど巨大化。夏前には消えてしまうのだという。 実物を見たかったが、生育地は沖縄県名護市辺野古の埋め立て予定地。近づけないので、せめてマジリモクのある美謝川(みじゃがわ)河口を見ようと、湾を見渡せる同市瀬嵩(せだけ)の森の高台に登った。 頂上にカメラを構えた先客がいた。同市在住の目取真俊(めどるましゅん)さん(61)だ! 政府が進める辺野古の基地建設に抗議を続ける芥川賞作家。工事状況を日々観察し、沖縄の自然や文化、政治とともにブログ「海鳴りの島から」で発信し続けている。 偶然の出会いに驚きながら美謝川河口の位置を尋ねると、「鉄塔の下に浜が見えるでしょ。その真ん中から左寄りが河口。新しい河口は右側のブルーシートのあたり」。昨年暮れから動き始めた美謝川の切り替え工事のことも教えてくれた。 河口先の海底は急に深く落ち込み、水深15~25メートル付近にマジリモクが揺れているはずだ。目取真さんによると、いまは辺野古ダムができ河口には砂がたまっているが、戦前は水量豊富で流域に水田や集落もあったはずだという。「何千年、何万年と栄養豊かな土壌が山から流れて来たから、海藻なんかも育つ」 世界遺産のパパハナウモクアケア(米ハワイ)には、7千種の生物がいる。大浦湾は防衛省の環境影響評価書で5334種。ハワイは151万平方キロと広大だが、大浦湾はわずか20平方キロ。多様性の高さが際立つ。 なぜ、狭い湾に多くの生きも…この記事は有料会員記事です。残り658文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Jays’ Yusei Kikuchi wins against his former Mariners teammates

Toronto – Japanese left-hander Yusei Kikuchi pitched six innings of one-hit ball as the Toronto…

国守る「必要悪」、押しつける人たち 福島と故郷の沖縄に重なる構図

 沖縄の日本復帰から15日で50年が経った。沖縄県出身の医師島田和男さん(86)=福島市=は幼少期に沖縄戦を経験後、1955年に福島県立医大へ「留学」して以来、福島県内で暮らす。沖縄には米軍基地、福島には原発が置かれた日本の姿に、島田さんは「国を守る『必要悪』を地方に押しつけている。構造的には福島も沖縄も似ている」と語る。 島田さんは4人きょうだいの末っ子として那覇市に生まれた。45年4月1日、米軍が沖縄本島中部の西海岸に上陸。当時9歳だった島田さんは米軍の艦砲射撃などから逃れるため、家族と一緒に防空壕(ごう)を転々とした。そんななか北中城村にある親族の墓にたどり着き、身を寄せた。 「デテキナサイ」 避難して数日経ったある日、外から片言の日本語が聞こえてきた。米兵だ。「行くのは危ない」と止めたが、ハワイ帰りの親族の女性が交渉に向かった。 島田さんは当時、「アメリカ…この記事は有料会員記事です。残り1560文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

新幹線の地震対策を検証へ 3月の地震で被害、耐震化の前倒し促す

2022年5月17日 13時44分 今年3月に最大震度6強を観測した福島県沖の地震被害を受け、国土交通省は17日、新幹線の地震対策を有識者に検証してもらうための委員会を設置すると発表した。新幹線の高架橋などの耐震基準や補強工事の計画が妥当かなどを議論する予定で、国交省はJR各社が進める耐震補強工事の前倒しを促す考えだ。 地震は3月16日夜に発生し、東北新幹線が白石蔵王駅の南西約2キロで、17両中16両脱線。那須塩原―盛岡間の電柱や高架橋に損傷が見つかるなど、被害は計約1千カ所に上り、全線再開まで1カ月近くかかった。 国交省は31日に第1回の検証委員会を開催。耐震化前の高架橋などに被害が出るなどして運休が長期にわたったことを重くみて、耐震補強の前倒しや優先順位の付け方などを議論していく。検証委で技術的な検討を行うほか、国交省は対策に必要な費用負担のあり方についても検討していく。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

約243万円をATMから引き出し 容疑の「回収役」を逮捕

2022年5月17日 14時03分 医療費の還付をかたって現金をだまし取ったなどとして、警視庁は、職業不詳の男(22)=横浜市緑区=を電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで逮捕し、17日発表した。認否を明らかにしていない。 蒲田署によると、男は昨年8月、東京都台東区の70代女性宅に区役所職員などをかたって電話。「医療費の還付があります」とうそをついて指定した口座に現金約293万円を振り込ませたうえ、その日のうちに埼玉県越谷市内の駅のATMで約243万円を引き出した詐欺グループの一員だった疑いがある。署は、男が口座から引き出した現金を受け取る回収役だったとみている。 女性は通帳を記帳した際に口座残高が減っていることに気づき、銀行を通じて警察に相談していた。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル