東海大が非常勤講師の無期雇用への転換を認めないのは不当だとして、今年度での契約終了を告げられた同大静岡キャンパス(静岡市清水区)の非常勤講師が5日、ストライキを始めた。大学での授業のストについて、文部科学省の担当者は「あまり聞いたことがない」としている。ストは9日にも予定されている。 参加するのは非常勤講師5人。5日はフランス語を教える大磯仁志さん(53)と、韓国語を教える郭喜碩(かくひそく)さん(57)が、100分授業を60分で中断して午後4時過ぎ、正門から出てきて「ストライキ決行中」と書いた横断幕の前に立ち、決意表明した。 東海大の広報担当者によると… この記事は有料記事です。残り698文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「避難にも必ずサッカーボール」 モドリッチと同じ戦争経験した女性
矢島大輔2022年12月5日 19時30分 「空襲から避難するシェルターにも、必ずサッカーボールを持っていったそうです」 大阪府豊中市に住む、クロアチア出身の山崎エレナさん(51)は、親交があるルカ・モドリッチ選手(37)の父親から聞いたエピソードを明かす。 茶道を学ぶために1990年代に来日後、日本人男性と結婚。NPO法人「日本クロアチア交流協会」を自宅で営み、通訳やコーディネーターとして両国をつないできた。モドリッチ本人とも知り合いだ。 首都ザグレブ出身。クロアチアでは91~95年まで内戦が続き、エレナさんの自宅のタンスには、自衛のための手榴弾(しゅりゅうだん)がゴロゴロ入っていた。モドリッチ選手は子どもの頃、避難先のホテルや地雷が埋まった広場でボールを蹴っていたという。「それが私たちの日常やったんです。戦争の苦労は忘れられません」 エレナさんはサッカーに関心はなかったが、祖国が初めてW杯に出た98年のフランス大会で変わった。戦禍から立ち上がった代表が3位に入ったときは涙があふれ出た。 今回のW杯は、ロシアによるウクライナ侵攻のさなかに開催され、複雑な気持ちでいる。「騒いでてええんかなって。祈るしかない」 クロアチアと日本。両国のチームの活躍を願っているが、今回は日本を応援する気持ちが強いのだという。「コツコツ続けてきた努力がようやく実る場やねん。歴史をかえるチャンスやねん」(矢島大輔) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
保育園元理事長からハムや弁当の提供も 京都市が職員計18人を処分
京都市の子ども若者はぐくみ局の元局長(60)が、民間保育園の元理事長(86)から純金小判などを受け取っていた収賄事件を受け、門川大作市長は5日、「任命責任がある」として、自身の給与を3カ月間、30%減額すると発表した。吉田良比呂副市長も、2カ月間10%の減額とし、近く条例改正案を開会中の市議会に提案する。 事件を受けて市が設置した調査委員会が同日、調査報告書を公表した。調査では、他の職員も元理事長から食事や菓子の提供を受けていたことも判明。市は、元理事長から自宅に届いた贈答用のハムなどを計5回受け取ったり元理事長と会食したりしたとして、部長級職員(51)を戒告の懲戒処分にした。さらに、監査で保育園に入った際に園側から昼食に3千円程度の仕出し弁当の提供を受けたなどとして職員計17人を、市の倫理条例施行規則で禁止された行為をしたなどの理由で、文書訓戒などの譴責(けんせき)処分とした。 報告書では、元理事長が「要望を聞かなければ閉園する」などと言いながら要求したり、職員への付け届けをしたりしたことに対し、組織として強い対応が取れなかったことが背景にあると指摘。元局長が問題を抱え込み、局内も元局長の判断に依存するようになっていたとした。「保育所を確保するためにはやむを得ない」などの誤った認識があり、公務員倫理が局内に浸透していなかったことも原因だとした。一方で、調査の結果、監査や補助金の業務については「公正さをゆがめるものは確認されなかった」と結論づけた。 記者会見した門川市長は「職… この記事は有料記事です。残り750文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
愛知の養鶏場で鳥インフル31万羽を殺処分 知事「厳しい事態」
有料記事 山下寛久、佐藤瑞季2022年12月5日 19時38分 愛知県豊橋市内の養鶏場で、複数の鶏が死んでいるのが見つかり、県は5日、PCR検査の結果、高病原性の疑いのある鳥インフルエンザウイルスが確認されたと発表した。県は同日、自衛隊に災害派遣を要請し、この養鶏場の採卵鶏約31万羽の殺処分を始めた。 県によると、県内での鳥インフルエンザの感染確認は2011年以来となる。大村秀章知事は報道陣の取材に「大変厳しい事態。広がらないよう万全の措置を講じる。農家に寄り添った対応をしたい」と述べた。また、「流通する鶏肉や卵は全く心配ない。鳥インフルエンザは人間には影響しない」と県民に呼びかけた。大村氏は勝俣孝明・農林水産副大臣と面会し、対応を協議した。 県によると、4日午前、同市… この記事は有料記事です。残り311文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Coupe du monde 2022 : Hajime Moriyasu, le maître à penser du football japonais qui veut faire oublier la « tragédie de Doha »
L’entraîneur japonais Hajime Moriyasu félicite le défenseur japonais Shogo Taniguchi à la fin du match entre le Japon et l’Espagne (2-1), le 1er décembre au stade international Khalifa, à Doha, pendant le Mondial 2022. PHILIP FONG / AFP Conjurer l’histoire. Telle semble être la mission que s’est fixée Hajime Moriyasu, […]
「ベランダに落とし物」と告げて鍵開けさせる 強盗容疑で男5人逮捕
岩田恵実2022年12月5日 16時20分 アパートの一室に押し入って住人の男性から現金1万6千円や腕時計などを奪ったとして、警視庁は、東京都内や千葉、埼玉県内に住む20~59歳の男5人を強盗と住居侵入の疑いで逮捕し、5日発表した。いずれも「身に覚えがない」などと容疑を否認しているという。 捜査1課によると、5人は共謀して9月16日午後6時半ごろ、東京都江戸川区のアパート一室に侵入し、住人の男性(57)に刃物を突きつけ「おとなしくしろよ」などと脅迫。男性の両手を縛り、目隠しした上で現金1万6千円や腕時計、ネックレスなどを奪った疑いがある。男性は5人について「面識がない」と話しているという。 男らは事件前、男性宅のインターホンを鳴らして「マスキングテープをベランダに落としたので確認したい」などと告げて玄関の鍵を開けさせ、押し入ったという。 同課は、5人のうち22~59歳の男3人が室内に押し入る実行役で、残りの20歳の男は現場までの運転役、48歳の男は見張り役だったとみている。防犯カメラの捜査で5人の関与が浮上したという。(岩田恵実) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ヒグマはなぜ北海道だけに?」 北大教授が動物地理学の入門書
「なぜヒグマは日本で北海道にしかいないのか」「様々な動物は、今いる場所にどのようにたどり着いたのか」――。動物に関するそんな疑問を研究する「動物地理学」の入門書を、北海道大大学院の増田隆一教授(62)が執筆した。 出版されたのは、「はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで、本州はツキノワグマなの?」(岩波書店、税込み1595円)。 第1章では、ヒグマやツキノワグマの分布などから、地域によって生息する動物の種類が違う理由をみる。2、3章では、地球の歴史をふまえ、動物の分布がどのように各地に広がったのかを探り、そこから動物の進化の経緯も考える。4章では、外来種の問題などから、動物地理学の観点で人間社会を捉え直していく。 増田教授によると、動物地理… この記事は有料記事です。残り305文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ禍の就活で広がる自己PR動画 何をどう撮れば?続く試行錯誤
「#春から東女(とんじょ)」 新型コロナウイルスが国内で広がり始めた2020年2月。久保安優(あゆ)さん(21)はスマホ片手にSNSを駆使し、進学が決まっていた東京女子大の情報を集めていた。 ツイッターに「春から東女」のハッシュタグを付け、投稿。100、150、200……。同じ大学の合格者やサークルのフォロワーがみるみる増えた。 2年生の秋。大学のキャリアセンターから「ぜひ見るように」と就活のオンラインイベントの案内がLINEで届いた。画面の中で講師は「3年生の6月1日から企業のインターン応募が始まる。これが就活のキックオフ」と明言していた。 はたと気づいた。 コロナ禍、自分なりに工夫して出会いを作り、友人を増やしてきた。でも、就活突破に不可欠な「ガクチカ」に、いったい私は何が書けるんだろう――。 そしてもう一つ。就活を始めて壁にぶつかった。 コロナ禍で広がった自己PR動画。 いったいどうやって撮るの? 就活サイトには「キラキラのガクチカ」 「学生時代に力を入れたこと… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
敗戦後の日本代表に悪質な書き込み 「誹謗中傷」と「批判」の違いは
有料記事 聞き手・辻隆徳2022年12月5日 13時30分 田中ウルヴェ京さんに聞いた サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本が優勝経験のあるドイツ、スペインを破って決勝トーナメントに進出し、日本国内は歓喜に沸いた。一方、0―1で敗れた第2戦のコスタリカ戦後には、一部選手のSNSへの悪質な書き込みが問題となった。 「誹謗(ひぼう)中傷」と「批判」の違いは何なのか。我々が気をつけなければいけないこととは――。ソウル五輪銅メダリストでスポーツ心理学者の田中ウルヴェ京さんに聞いた。 ――コスタリカ戦のあと、DFの吉田麻也選手や伊藤洋輝選手のSNSには「戦犯」「12人目のコスタリカ選手」などという書き込みが数多くありました。これを「誹謗中傷ではなく、批判だ」という声もあります。 「誹謗中傷とは何か? わかりやすい例としては、人格、人種など『選手』としてではなく、『人』として変えることができないものについて悪く言い、その人を傷つけることでしょう。法的措置をとることができます」 「批判とは、根拠をもとに、良いところと悪いところを分けて評価したり、検証して論じたりすることです。そして、批判にも『やり方』があります。目的が何なのか。いじめたい、目立ちたい、怒りをぶつけたいという自己主張が目的だとすれば、それは“悪質な”批判、あるいは誹謗中傷でしょう。そもそも、視聴者や観客の我々には見えているものが限られています。彼らと同じ立場で一緒に戦っていない時点で、私たちには『一人一人の選手がどういう状況だったのか』についての事実をもとにした根拠を持っていないわけで、批判をする立場にありません」 自分のSNSに書き込まれていたら、どう感じるか ――「戦犯」「12人目のコスタリカの選手」といった悪質な書き込みはどうでしょうか。 「これらの言葉は戦術や戦略… この記事は有料記事です。残り1977文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
給食費など205万円を着服容疑 堺市立小学校の事務職員を逮捕
2022年12月5日 13時33分 保護者から集めた給食費など約205万円を着服したとして、大阪府警は5日、堺市立小学校事務職員の長谷川将司容疑者(35)=堺市西区鳳北町8丁=を業務上横領容疑で逮捕し、発表した。「競馬や借金の返済に使った」と容疑を認めているという。 西堺署によると、長谷川容疑者は同校で、保護者から徴収する教材費や学校給食費などの管理を担当。6月7~27日に計5回、校長が管理する預金口座から約205万円を引き出し、自身の口座に入金した疑いがある。校長管理の口座から出金する際には、伝票に押印をもらい、決裁をとっていたという。10月25日に長谷川容疑者が校長に「学校のお金を着服した」と報告して発覚し、市教委が署に告発していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル