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元同級生を15年前に殺害容疑、37歳の男を再逮捕 千葉県木更津市

鳥尾祐太2023年5月9日 12時43分 千葉県木更津市の住宅で3月、男性の遺体が見つかった事件で、県警は9日、この男性を15年前に殺害したとして、この家に暮らしていた無職の小川順也容疑者(37)=業務上横領罪で起訴=を殺人容疑で再逮捕し、発表した。 捜査1課によると、再逮捕の容疑は、2008年8月15日ごろ、木更津市下内橋の自宅敷地内で、小中学校の同級生だった職業不詳の須藤秀平さん(当時22)の頭などをバールのようなもので数回殴り、殺害したというもの。 捜査関係者によると、須藤さんは当時、小川容疑者の自宅で暮らしていたという。小川容疑者は「金を要求され、トラブルになっていた」などと話しているという。 小川容疑者は今年3月、自ら110番通報し、「知人を殺して庭に埋めた」と話した。会計担当を務める地元自治会の金を着服したとも説明したため、県警は翌日に業務上横領容疑で逮捕した。その後、供述に基づき庭を捜索し、白骨化した遺体を見つけた。 死体遺棄罪は公訴時効(3年)が経過している。(鳥尾祐太)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

特例子会社と元従業員が和解 障害者への合理的配慮めぐる訴訟

 障害者雇用の促進のために設立された特例子会社(名古屋市)の従業員だった岐阜県大垣市の女性が、「合理的配慮義務に違反した」として会社側に500万円の損害賠償を求めた訴訟で、名古屋高裁で和解が成立した。会社側が解決金200万円を支払う内容で、原告側は「勝利和解」と評価する。 原告は40代女性で、13歳の時の交通事故が原因で高次脳機能障害があり、強迫性障害も発症した。2008年にウェブ制作などを手がける前身の会社に入り、入社時に「指示は1度に二つまで」「ブラウスやスーツが着られない」などと申し入れた。 だが、13年に経営陣が交代し、女性は休職後の16年に退職した。 女性側は「職場でブラウスやスーツの着用を強要され、会社側は障害の特性に配慮した措置を講じる義務を怠った」などとして提訴。岐阜地裁は昨年8月に訴えを退けた。女性が控訴し、3月に和解が成立した。 和解条項では、会社側が解決金として200万円を支払うとされた。その上で、会社側が「厚生労働省の指針に沿った合理的配慮の提供が円滑に行われるよう、組織的な職場環境の改善に努める」とする項目も盛り込まれた。 7日に支援者への報告集会が…この記事は有料記事です。残り471文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

コンビニ誤交付、デジ庁が富士通に一時停止要請 200自治体採用

 マイナンバーカードを使った証明書のコンビニ交付サービスで、他人の住民票などが誤って交付された問題で、河野太郎デジタル相は9日、システムを提供する富士通Japanに対し、システムの一時停止と再点検を要請したことを明らかにした。全国で約200の自治体が同社のシステムを採用しており、今後、サービスに影響が出る恐れがあるという。 河野氏は会見で「個人情報保護に関して国民の皆様の信頼を傷つける大変重大な事項で、誠に申し訳なく思う。事業者の管理体制についても、しっかり確認を進めていきたい」と話した。 デジタル庁などによると、誤交付は3月下旬以降、横浜市と川崎市、東京都足立区で起きた。住民がマイナンバーカードを使い、コンビニで住民票や印鑑登録証明書などの交付を受けようとしたところ、他人の証明書が発行された。短い時間に処理要求が重なると誤作動する問題がプログラムにあったという。 3月下旬に横浜市で誤交付が発生した際には、総務省が各地自体や業者に点検を要請し、富士通Japanの同じ製品を使う30自治体については同社が詳しく調べていた。しかし、5月2日に同社の別の製品を使っていたとみられる川崎市でも問題が生じた。このため、デジ庁は富士通Japanに対し、システムを一時停止したうえで点検範囲を拡大するよう要請する形になった。(渡辺淳基)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「リーチサイト」運営の容疑者、ネット広告で1300万円の収益か

 違法にアップロードされた映画のサイトに誘導する「リーチサイト」を運営したなどとして、京都府警は8日、京都市山科区の無職高橋浩容疑者(59)を著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑いで逮捕し、発表した。リーチサイトにはネット広告が掲載され、2015年の開設以降、計約1300万円の収益を得ていたとみられるという。 サイバー捜査課によると、高…この記事は有料記事です。残り552文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

8月26日を「火山防災の日」 国に研究本部も 活火山法改正の動き

 8月26日を「火山防災の日」として火山への関心を高めようという法改正の動きが進んでいる。8日、今国会での議員立法による改正実現を訴える会合が参院議員会館で開かれ、自治体関係者や専門家、国会議員ら約290人が参加した。 改正をめざすのは「活動火山対策特別措置法」。日本初の火山観測所が1911年に浅間山に設置された8月26日を火山防災の日とし、国や自治体が防災訓練などを実施するよう努めるとしている。 会合では与野党の国会議員があいさつ。「必要な法制度の整備と様々な対策を力強く進めることが不可欠」などとする大会決議を採択し、内閣府などの関係省庁に要望活動をした。 改正では、火山観測や研究を…この記事は有料記事です。残り250文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

元芸人、アプリで知り合った女性に性的暴行容疑 睡眠薬飲ませたか

岩田恵実2023年5月9日 10時11分 マッチングアプリで知り合った女性に睡眠作用のある薬物を飲ませて性的暴行を加えたとして、警視庁は、舞台監督の谷本雅彦容疑者(40)=東京都豊島区=を準強制性交容疑で逮捕し、9日発表した。谷本容疑者は「ガッツ」の名で活動していた元芸人。「無理やりでなく、同意だった。薬も事前に伝えてから飲んでもらっている」と容疑を否認しているという。 池袋署によると、谷本容疑者は昨年5月、自宅で、20代女性に睡眠作用のある薬物を混ぜた飲み物を飲ませてもうろうとさせ、性的暴行を加えた疑いがある。署は、使われた薬物は谷本容疑者自身に処方された精神安定剤だとみている。 谷本容疑者は別の女性にも同様の行為をしたとしてすでに逮捕されており、その際に押収された携帯電話に今回の事件の様子を撮影した動画が記録されていたという。女性の身分証の写真も保存されており、谷本容疑者は事件後、「名前も知っているし、裸の写真も撮っているからもう一度会わないとさらすぞ」と女性を脅迫していたという。(岩田恵実)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「もう頃合いかな」マスク外す人、1割強→4割近く 街で1千人調査

 コロナ禍で定着したマスク生活はどこまで変わるのか。5類移行初日の8日、街頭で計1千人の状況を朝日新聞が調べると、4割近くの人がマスクを外していた。着用が個人の判断に委ねられた3月13日に同様の時間帯、場所で実施した調査では1割強にとどまっており、「脱マスク」は少しずつ進んでいるようだ。 観光地や公共施設など全国の計10カ所で100人ずつ記者が数えたところ、マスクを着けていた人は623人、外していた人は377人だった。600人を調べた屋内は着用が371人。屋外は400人のうち着用が252人だった。外している人の割合は38%で、3月13日の13%(132人)の約3倍になった。 この日、JR品川駅では電車から降りたとたんにマスクを外す人も目立った。この日から外した東京都品川区の女性会社員(32)は「個人の判断」とされた3月13日から外したかったが、周りの目が気になり、外せなかったという。「この2カ月でだいぶマスクなしの人も見かけるようになった。もう頃合いかな」と話した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

結婚から恋愛が離れたのか? アプリ婚が増えても変わらないことは

有料記事聞き手・中島鉄郎2023年5月9日 5時00分 マッチングアプリで出会って結婚へと至るカップルが増えている。かつてなかった出会い方の増加は、恋愛をある程度はしょり、結婚への近道を進むスタイルのように見えなくもない。結婚と恋愛の結びつきは、壊れているのだろうか。社会学者の谷本奈穂さんに聞いた。 マッチングアプリを通じて知り合う相手との結婚が増えている、と言われます。あるアンケートによると、職場の同僚や学校のクラブの先輩後輩と結婚するケースを上回ったという結果が出ています。 アプリで結婚相手を見つけるのは、上の世代には聞き慣れない感じがしますが、職業や年齢、収入、容姿などを登録するシステムだとすると、職場や学校で時間をかけて判断する相手の中身が、事前登録である程度わかる。「結婚してもいい相手か」という条件の判断が最初につきやすいとも言えるでしょう。 いわゆるアプリ婚によって、これまでの「恋愛」と「結婚」の関係に、大きな変化は生じたのでしょうか。コスパもタイパも悪い恋愛 恋愛と結婚の関係を大きな流…この記事は有料記事です。残り816文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

おごった女性から「うざい」 ぼったくり、マッチングアプリで誘客?

 マッチングアプリで知り合った若い女性について行った先のバーで高額な支払いを求められた――。そんな被害が東京・歌舞伎町で相次いでいる。このエリアを管轄する警視庁新宿署が最近受け付けたぼったくりの被害相談のうち、マッチングアプリをきっかけにした被害は約9割にのぼっているという。 新宿署が今年1、2月に受理したぼったくり被害の相談件数は約110件(被害総額約5900万円)。このうち約9割にあたる約100件(同約5700万円)が、マッチングアプリで会った女性とともに訪れた店での被害だった。その店のほとんどが歌舞伎町だという。アプリで知り合った女性「行きたい店ある」 警視庁は4月、19~34歳の男女17人を東京都ぼったくり防止条例違反容疑で逮捕した。計約120万円の支払いを強引に迫られたのは、20~30代の5人の男性客だ。 5人の被害の経緯はいずれも、①アプリで知り合った女性と待ち合わせる②現れた女性に「行きたい店がある」と言われ、指定のバーに向かう③1人5千円の飲み放題を頼む④ゲームに参加させられ、次々とショットが注文される④10万円を超える請求を受ける――というものだった。17人のうちリーダー格の男は、「コロナ禍で街に人がいなかったため、アプリを使った手口を思いついた」との趣旨を話しているという。 捜査関係者によると、逮捕された17人の男女を含むグループは、「闇バイト」を使って仲間を集めていた。メンバーが使っていたインスタグラムでは、男性向けに「BAR内での軽い作業」で月40万~150万円、女性向けに金銭をもらって酒を飲むことを意味する「ギャラ飲み」で月100万~200万円の報酬、とうたった募集もあったという。 警察が把握している被害は「氷山の一角」とみられる。「結構かわいい」 東京都文京区の会社員男性(…この記事は有料記事です。残り1063文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

陸自ヘリ事故、6人目の隊員の身元判明 飛行隊の陸曹

成沢解語2023年5月8日 20時11分 沖縄県の宮古島周辺で陸上自衛隊の隊員10人が乗ったヘリが消息を絶った事故で、防衛省は8日、海底から1日に引き揚げられたのは第8師団第8飛行隊の宮本敬士(たかし)2等陸曹(34)だと発表した。DNA鑑定で身元を確認したとしている。 これまでに、機体が見つかった海底の周辺からは隊員6人が引き揚げられて死亡が確認され、5人の身元が公表されていた。防衛省は残る4人の捜索を続けるとしている。 引き揚げた機体などを載せた回収船は、事故から1カ月となった6日に熊本県の八代港に到着。7日夜までに機体などは複数の車両に移され、陸自高遊原(たかゆうばる)分屯地に運び込まれた。(成沢解語)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル