2022年3月15日 9時30分 国税電子申告・納税システム「e―Tax」が確定申告期限前日の14日から接続障害でつながりにくくなったとして、国税庁は15日、この障害を理由とする期限延長を個別に認めると発表した。申告書の余白や特記事項欄に「e―Taxの障害による申告・納付期限延長申請」と記して提出すれば認められるという。 システム障害は14日午前11時半ごろに発生し、申告書が送信しづらくなった。15日午前7時現在、状況は改善されたが、原因は不明。国税庁は延長申請が認められる期間について、改めて周知するとしている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
事件起こす日、複数候補から検討 大阪の放火殺人、死亡の男を送検へ
大阪市北区のクリニックで昨年12月に発生し、26人が犠牲になった放火殺人事件で、谷本盛雄容疑者(当時61)=死亡=が事件を起こす日について、複数の候補を検討していたことが捜査関係者への取材でわかった。大阪府警は16日にも、容疑者死亡のまま殺人と現住建造物等放火容疑で書類送検する方針。 事件は17日で発生から3カ月。書類送検で府警の捜査は実質的に終結する。 捜査1課によると、谷本容疑者は昨年12月17日午前10時18分ごろ、大阪市北区曽根崎新地1丁目の堂島北ビル4階にあるクリニック内にガソリンをまいて火をつけ、西沢弘太郎院長(当時49)らを殺害するなどした疑いがもたれている。 事件が起きた日は金曜日で、同課などによると、現場のクリニックでは午前10時から、職場復帰をめざす「リワークプログラム」が開かれていた。同課は谷本容疑者が多くの人が集まる日を狙ったとみている。 府警によると、谷本容疑者は… この記事は有料会員記事です。残り385文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ラケット並行輸入妨害疑いのウイルソン代理店、公取委に改善計画
米国のスポーツブランド「ウイルソン」のテニスラケットの販売をめぐり、並行輸入を妨害した独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会の調査を受けている国内の総代理店が、疑いのある行為をやめるとする改善計画を公取委に提出したことが、関係者への取材でわかった。 代理店はスポーツ用品の卸売・販売会社「アメアスポーツジャパン」(東京)。「サロモン」「アークテリクス」など海外の人気スポーツ・アウトドアブランドも国内で扱っている。2020年9月に公取委の立ち入り検査を受けていた。 計画の提出は独禁法の確約手続き制度に基づいたもので、公取委は計画を精査し、公正な競争環境の回復に十分と判断すれば、計画が守られることを条件に違反調査を終える。 関係者によると、同社は海外の販売業者に対し、日本国内の並行輸入業者にはウイルソンの硬式テニスラケットを売らないよう圧力をかけていた疑いなどが持たれている。国内の卸売業者に対しても、並行輸入業者に正規輸入品を売らないよう条件をつけて取引していた疑いもあったという。 業界関係者によると、並行輸入業者の中には、公取委の立ち入り検査後も、輸入元がメーカー側からの圧力を恐れてか、ウイルソン製品が取引できないままの業者もあるという。 計画にはこうした行為を既にしていないことの確認や再発防止などを盛り込んだとみられる。アメア社は朝日新聞の取材に「現時点ではコメントできないが、公取委の調査には引き続き対応している」と答えた。 並行輸入品は、海外メーカーが契約する総代理店とは異なるルートで輸入され、安価に購入できる場合がある。価格競争を促す効果があるとされ、真正品の並行輸入を妨害すれば独禁法に違反する恐れがある。(田中恭太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ラケット並行輸入妨害疑いのウイルソン代理店、公取委に改善計画
米国のスポーツブランド「ウイルソン」のテニスラケットの販売をめぐり、並行輸入を妨害した独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会の調査を受けている国内の総代理店が、疑いのある行為をやめるとする改善計画を公取委に提出したことが、関係者への取材でわかった。 代理店はスポーツ用品の卸売・販売会社「アメアスポーツジャパン」(東京)。「サロモン」「アークテリクス」など海外の人気スポーツ・アウトドアブランドも国内で扱っている。2020年9月に公取委の立ち入り検査を受けていた。 計画の提出は独禁法の確約手続き制度に基づいたもので、公取委は計画を精査し、公正な競争環境の回復に十分と判断すれば、計画が守られることを条件に違反調査を終える。 関係者によると、同社は海外の販売業者に対し、日本国内の並行輸入業者にはウイルソンの硬式テニスラケットを売らないよう圧力をかけていた疑いなどが持たれている。国内の卸売業者に対しても、並行輸入業者に正規輸入品を売らないよう条件をつけて取引していた疑いもあったという。 業界関係者によると、並行輸入業者の中には、公取委の立ち入り検査後も、輸入元がメーカー側からの圧力を恐れてか、ウイルソン製品が取引できないままの業者もあるという。 計画にはこうした行為を既にしていないことの確認や再発防止などを盛り込んだとみられる。アメア社は朝日新聞の取材に「現時点ではコメントできないが、公取委の調査には引き続き対応している」と答えた。 並行輸入品は、海外メーカーが契約する総代理店とは異なるルートで輸入され、安価に購入できる場合がある。価格競争を促す効果があるとされ、真正品の並行輸入を妨害すれば独禁法に違反する恐れがある。(田中恭太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「異常な古墳やな」大学生は震えた 20日後、確信に変わった違和感
「異常な古墳やな」 初めて足を踏み入れたその古墳は、寒さと静寂に包まれていた。 周囲には他の古墳が見当たらない。独立し、ヘルメットを伏せたような形をしていた。当時20歳で関西大学文学部の学生だった森岡秀人(70)はわき上がる「震え」を覚えた。 1972年3月1日、奈良県明日香村。 奈良盆地の南東部に位置する小さな村には田園が広がり、目立った大きな建築物はほとんどない。だがここは、万葉集に詠まれた舞台が数多く存在する、飛鳥時代の宮都だ。 日本初の本格的都城・藤原京の南部にあるこの古墳は、「高松塚」と呼ばれていた。だが、松の木は見当たらなかった。かわりに竹が密生していた。 「根が張っており、発掘は容易ではないな」 古墳と対面してから20日後、森岡の違和感は確信に変わる。 ■切り石をみつけた… この記事は有料会員記事です。残り1795文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「異常な古墳やな」大学生は震えた 20日後、確信に変わった違和感
「異常な古墳やな」 初めて足を踏み入れたその古墳は、寒さと静寂に包まれていた。 周囲には他の古墳が見当たらない。独立し、ヘルメットを伏せたような形をしていた。当時20歳で関西大学文学部の学生だった森岡秀人(70)はわき上がる「震え」を覚えた。 1972年3月1日、奈良県明日香村。 奈良盆地の南東部に位置する小さな村には田園が広がり、目立った大きな建築物はほとんどない。だがここは、万葉集に詠まれた舞台が数多く存在する、飛鳥時代の宮都だ。 日本初の本格的都城・藤原京の南部にあるこの古墳は、「高松塚」と呼ばれていた。だが、松の木は見当たらなかった。かわりに竹が密生していた。 「根が張っており、発掘は容易ではないな」 古墳と対面してから20日後、森岡の違和感は確信に変わる。 ■切り石をみつけた… この記事は有料会員記事です。残り1795文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
甘酸っぱいキウイのプレゼント、味わえたのは… 天王寺動物園
和歌山県紀の川市の子どもたちが14日、大阪市の天王寺動物園を訪れ、出荷のピークを迎えた特産のキウイの規格外品約40キロをプレゼントした。 紀の川市が進めるSDGs(持続可能な開発目標)の一環。キウイフルーツの語源とされるニュージーランドの国鳥キウイを、同園が日本で唯一飼育していることから企画した。同市などによると、キウイフルーツは、鳥のキウイに見た目が似ていることから名付けられたという説があるという。 楕円(だえん)形で甘酸っぱさが特徴のキウイフルーツ。紀の川市によると、キウイフルーツの生産量は和歌山県が全国3位で、紀の川市は県内1位という。 14日は、同園で贈呈式があり、紀の川市の子どもたちがバスケットに山盛りになったキウイフルーツを向井猛園長(64)に手渡した。 早速、おやつとしてチンパン… この記事は有料会員記事です。残り320文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
甘酸っぱいキウイのプレゼント、味わえたのは… 天王寺動物園
和歌山県紀の川市の子どもたちが14日、大阪市の天王寺動物園を訪れ、出荷のピークを迎えた特産のキウイの規格外品約40キロをプレゼントした。 紀の川市が進めるSDGs(持続可能な開発目標)の一環。キウイフルーツの語源とされるニュージーランドの国鳥キウイを、同園が日本で唯一飼育していることから企画した。同市などによると、キウイフルーツは、鳥のキウイに見た目が似ていることから名付けられたという説があるという。 楕円(だえん)形で甘酸っぱさが特徴のキウイフルーツ。紀の川市によると、キウイフルーツの生産量は和歌山県が全国3位で、紀の川市は県内1位という。 14日は、同園で贈呈式があり、紀の川市の子どもたちがバスケットに山盛りになったキウイフルーツを向井猛園長(64)に手渡した。 早速、おやつとしてチンパン… この記事は有料会員記事です。残り320文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
一転起訴、実は「既定路線」 検察と議員、それぞれの思惑、打算とは
河井克行元法相と妻案里氏による大規模な選挙買収事件で東京地検は14日、現金を受け取ったとされる34人について、当初の不起訴処分を覆して一転起訴した。検察審査会(検審)の「起訴相当」議決を受けた判断だが、実際は当初から見越していた「既定路線」だった。検察側、議員側それぞれの思惑や打算が働いた内幕とは――。 検審の議決は今年1月に公表され、地検特捜部は再捜査に入った。複数の関係者によると、法務・検察当局は国民が投票する選挙を舞台にした事件という点を重視。「国民、有権者の代表でもある検審の起訴すべしという意見は重く、突っぱねる理屈はない」と判断し、起訴に転じたという。 一方で実際は、この結論は現金を受け取った側の100人を一律不起訴とした昨年7月時点から「既定路線」だったとみられる。 地検は100人を不起訴にし… この記事は有料会員記事です。残り896文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「この部分は何色?」 廊下で語り合い共有した難曲のイメージ
19日に山形市で開かれる「全日本アンサンブルコンテスト」(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)に、京都府精華町の精華西中学校(金管五重奏)が関西支部代表として出場する。京都の中学が全国大会に出るのは14年ぶり。快挙の裏には、日々の練習以外に、休み時間に重ねた演奏以外のある取り組みがあった。 大会当日の演奏はライブ配信でもお楽しみいただけます。申し込みは大会当日まで専用サイト(http://t.asahi.com/en2021 )で。 精華西中は、英国の作曲家アーノルドの「金管五重奏曲第1番」を演奏する。 世界的に有名なニューヨークの金管五重奏団のために書かれた曲で、5人の奏者全員が素早いパッセージとリズムを次々に入れ替わらせながら、技巧を最大限に発揮させて一つの音楽をつくることが求められる。ひと言でいえば、難曲だ。 全日本アンサンブルコンテストへの出場を決めた精華西中の生徒たち=2022年2月24日、京都府精華町、河原田慎一撮影 顧問の弓矢桃子教諭は「中学生にできるのかと思ったが、掛け合いでハーモニーをつくっていくこの曲の面白さが表現できている」と舌を巻く。 コロナで練習制限 平日は1時間 演奏する5人は、トランペットの古沢玲衣さん(14)が2年生で、残り4人は1年生。みんな同じ小学校の出身で、小学4年のころから学校の金管バンドで楽器に触れてきた仲だ。 ただ、この5人でアンサンブルに挑むのは、今大会が初めて。新型コロナウイルスの影響もあり、部活動は平日に1時間、週末は2、3時間に限られ、息の合った演奏にしていくのは簡単ではなかった。 そこで5人は、楽器の練習とは別に、あることにも取り組んだ。曲のイメージの共有だ。 「ここの部分は何色?」 「風が吹いているような感じで」 学校の休み時間に廊下に集まり、曲から感じ取っていることを伝え合う。同じ情景を思い浮かべながら演奏することで、表現したい音楽の方向性がまとまっていった。 「合奏でも意見を言い合うことで、5人の演奏がそろっていった」とトロンボーンの小倉完太さん(13)は言う。 全日本アンサンブルコンテストへの出場を決めた精華西中の生徒たち=2022年2月24日、京都府精華町、河原田慎一撮影 それだけではない。弓矢教諭は「歌うこと」も求めた。 正しい音程で「歌えないと楽器は吹けない」という。5人は自分のパートを楽器ではなく、自分の声で歌う練習も重ねて、演奏を磨いていった。 テューバの楠(くすのき)あおいさん(13)は「フレーズごとに各パートのソロが出てきて、5人が合わさって一つの曲になるところが面白い」と曲の魅力を語る。 めざすは京都勢16年ぶりの金賞 2月11日に開かれた関西支部大会では、中学の部で演奏順が1番最初だった。トランペットの柴田彩音さん(13)は、舞台袖で緊張していたが、無観客だった府大会と違い、関係者とはいえ客席に人がいるのを見て「お客さんがいたので、舞台に出ると楽しんで演奏できた」と振り返った。 目標は「ここまで来たら金賞」。受賞できれば、府勢では16年ぶりだ。 関西アンサンブルコンテストで演奏する精華西中=2022年2月11日、奈良県橿原市北八木町3丁目、上田真美撮影 関西大会から全国大会までは1カ月ほどしかないが、ホルンの冨田奏子さん(13)は「少ない時間を有効に使い、関西大会で出たミスを減らしてもっと良い演奏をしたい」と意気込んだ。古沢さんは「応援し支えてくれた人に、感謝の気持ちを届ける演奏がしたい」と話した。(河原田慎一) 大会当日はライブ配信も 第45回全日本アンサンブルコンテストの演奏を、インターネットを通じたライブ配信でお楽しみいただけます。申し込みは大会当日まで専用サイト(http://t.asahi.com/en2021)で。 ◇日程 3月19日、山形市・やまぎん県民ホール ◇配信部門 高校、大学の部(前半)=9時30分開演予定▽中学校、職場・一般の部(後半)=午後2時15分開演予定 ◇料金 前半、後半各1500円(申し込んだ部門のプログラムデータ付き) ◇問い合わせ 出場団体やタイムテーブルは全日本吹奏楽連盟ホームページ(http://www.ajba.or.jp/)、または、朝日新聞デジタルの吹奏楽ページ(https://www.asahi.com/edu/suisogaku/)。感染症対策のため表彰式は行わず、審査結果は吹奏楽連盟HP、朝日新聞デジタルで速報します。 (主催 全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル