札幌市の池田詩梨(ことり)ちゃん(当時2)が昨年6月に衰弱死したとされる事件で、保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の池田莉菜被告(22)の裁判員裁判は10日、札幌地裁で被告人質問があった。莉菜被告は、検察側が主張する衰弱死を否定し、改めて無罪を主張した。事件当時に同居していた男との交際について後悔を口にした。 起訴状によると、莉菜被告は、交際相手の藤原一弥被告(26)=保護責任者遺棄致死罪などで懲役13年の実刑判決、控訴=と共謀。昨年5月15日ごろから詩梨ちゃんに必要な食事を与えず、藤原被告の暴行によるけがの治療を受けさせないで放置し、同6月5日に衰弱死させたとされる。検察側は遺体を解剖した医師の見解に基づき、詩梨ちゃんは5月31日ごろには衰弱が進み、ぐったりした状態だったと主張している。 莉菜被告はこの日の被告人質問で、同29日の詩梨ちゃんの様子について「食器棚の引き出しの茶葉をばらまくいたずらをしていた」と述べ、元気だったと訴えた。 莉菜被告の主張によると、29日の昼過ぎ、藤原被告に「(詩梨ちゃんが)キッチンの周りをぐちゃぐちゃにしている」と起こされた。台所の床や食器棚にほうじ茶の茶葉がばらまかれ、詩梨ちゃんが棚の前に座っていた。その日のうちに「娘がキッチンをぐちゃぐちゃにした」などとSNSに投稿したという。 男との交際「間違い」 さらに莉菜被告は、昨年6月1… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
知人から性被害、今も不眠症に悩む女性 不調続くも…乏しい経済支援(西日本新聞)
性暴力被害を公表したジャーナリストが米誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、「#MeToo」や「フラワーデモ」のように近年は性暴力撲滅を訴える運動が広がる。そんな中でも暴力は絶えず、知人から被害を受けた長崎県内の40代女性は周囲の理解を得られないこともあり、1年がたっても心身の不調に苦しむ。被害者によっては長期の通院や療養に負担を要するが、行政や支援機関の経済支援は限定的だ。 【画像】性被害者の年齢分布 「マッサージだ」。昨夏、顔見知りの整体師の男性から告げられた女性は、関係のない体の部分を触られ、裸の写真も撮られた。交通事故に伴うむち打ちの治療で自宅に呼んで施術中だった。疑問を抱いたが、過去の施術では背中や腰の痛みが引いており、当時は治療行為の一環だと信じた。 知人に相談すると「自宅に入れる方が悪い」 だがその行為を振り返ると性目的としか思えない。ショックで警察に相談したが捜査や裁判に耐えられそうもなく、被害届は出せない。顔見知りで、自らの仕事や生活に影響が及ぶのも恐れた。共通の知人に相談すると「自宅に入れる方が悪い」と突き放され、二重のショックを受けた。 女性は被害時のことを思い悩み、今も不眠症や円形脱毛症が続く。睡眠導入剤の服用は欠かせず、診療科目も当初の心療内科から、耳鼻、皮膚科にも通うように。表情は疲れ切っていた。「体調が急に悪化して生活に障る。これがずっと続くと思うと…」 犯罪被害者支援条例を制定する自治体も 自治体によっては犯罪被害者や遺族の生活を支えるため、犯罪被害者支援条例を制定する。県内では県と17市町が設け、希望する被害者の要望に応じて公営住宅の優先入居や就労などを援助する。条例には被害者への見舞金制度もあるが、犯罪によって死亡やけがをした人が対象で、女性のように被害届を出していない人は受けられない。 性暴力被害者向けには、県の委託を受けて支援する「サポートながさき」が、被害の相談や医療機関への付き添い、カウンセリングの紹介などを担う。被害届は必要ではなく経済支援も行うが、被害直後の検査費や初診費用などごく一部にとどまる。 主な支援内容はサポートながさきと共通する一方、福岡県の支援機関「性暴力被害者支援センター・ふくおか」は、対象者が長期間のカウンセリングや精神科の受診を要する場合、年3回を上限に診療費を全額助成する。 15年通院する被害者 性暴力被害者の治療に携わり、実情に詳しい県内のある精神科医は、回復まで期間を要する被害者は少なくないと指摘する。医師の下には15年通院する被害者もいる。この間の治療費は保険適用されるが「(適用部分以外の自己負担は)不本意のはず」と話す。 女性は休職も考えたが収入が減り生活が苦しくなるため、今も休まず働き続ける。いつ体調を崩して仕事を失うか不安で「行政や支援機関のしっかりした援助があれば心強いが…」と話す。ただ、県担当者は「金銭的な援助の拡大などは検討していない」としている。 (坪井映里香) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
11日 お帰り時間の傘予報 雪や雨の降る所は?(tenki.jp)
きょう11日の夜、雪や雨が降るのは北海道の一部でしょう。関東から九州は大体晴れそうです。沖縄は先島諸島で雨の降る所があるでしょう。 傘が必要な所は? きょう11日は、冬型の気圧配置が弱まり、日本海側の雪は弱まっています。夜に雪や雨が降るのは、北海道の一部になりそうです。関東から九州は大体晴れるでしょう。沖縄は先島諸島で雨の降る所がありそうです。 日本気象協会 本社 日直主任 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「まさに第3波」の様相…連日1000人規模、政府に緊張感(西日本新聞)
国内の新型コロナウイルス新規感染者数が連日千人規模となり、「今まさに『第3波』に入っている」(吉村洋文大阪府知事)様相を呈し始めた。政府は10日、対策本部会合を開き、集中的なPCR検査の実施などクラスター(感染者集団)対策を一層強化する方針を決定。社会経済活動の回復に水を差すような強い措置には踏み込んでいないものの、危機感を高めている。 【画像】国内の感染状況 10日は、感染が急速に拡大している北海道で166人、大阪で過去2番目に多い226人、東京でも293人の感染者が確認された。政府関係者は「明らかにフェーズ(局面)が変わってきた」。7月末ごろにピークを迎えた「再拡大」の、次の全国的な流行期との認識を示し、一般的に感染症がまん延しやすい冬場を前に懸念を深める。 対策会合で、菅義偉首相は「最大限の警戒感を持って対処する必要がある」と強調。クラスター対策の専門家や保健師の広域派遣を例に挙げ、「今までよりも踏みこんだ対応を実施する」と続け、ワクチンの確保策にも尽力するとした。この日は、北海道の鈴木直道知事とも官邸で会談し、感染抑止に向けての連携を確認した。 最新の国内のウイルス状況を巡っては、政府の感染症対策分科会(尾身茂会長)が前日の9日、急激な感染者増の予兆が出ていると警告。尾身氏は「今、手を打たなければ手遅れになる」として、(1)クラスター対策(2)情報発信(3)店舗や職場での感染防止策(4)空港など水際での対策強化(5)遺伝子解析の推進-の緊急提言をまとめていた。 気温の低下が新型コロナに及ぼす影響は明らかになっていない。ただ、西村康稔経済再生担当相によると、政府が重視する「発症日ベース」で見た新規感染者の数も11月に入り、北海道を中心に大阪、東京、愛知で増加し、予断を許さない状況。 国立感染症研究所の分析は、クラスターがこれまでのように接待を伴う飲食店などにとどまらず、多様な場所、環境で発生しているとの「変化」を伝えている。 福岡でも10日、新たに23人のウイルス感染が確認されており、分科会は「他の地域でもクラスターは起こりうる。感染リスクが大きくなる行動は厳に慎んでほしい」と呼び掛けている。 (河合仁志、前田倫之) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
動画解説 厳しい冷え込み/長野・栃木からは冬の便り(ウェザーニュース)
ウェザーニュース 今日は北日本だけでなく東日本も厳しい冷え込みとなりました。 今朝は今シーズン一番の冷え込みとなったところが多く、6時までに全国で242地点で今シーズンの最低気温を更新しています。 そんな中、長野で初雪、栃木県宇都宮では初氷を観測しました。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「誤認保護」の可能性に悩む親と児童相談所…「子どもの命がかかる児相は“ミスがなくて当たり前”の難しい立場」(ABEMA TIMES)
兵庫県明石市の泉房穂市長は先月、「生まれて間もない2カ月から1年3カ月もの長期にわたり、親子で共に過ごす時間を奪ってしまったわけだから、それは本当に申し訳ないという気持ちだ」と、ある夫婦に謝罪した。 【映像】子どもの命を守る児童相談所が苦悩する“誤認保護“ 夫婦は一昨年、当時生後2カ月だった子どもへの虐待を疑われた。子どもは児童相談所に保護され、離れ離れの生活を余儀なくされていた。しかし先月、神戸家庭裁判所は「虐待とは認められない」との判断を示し、兵庫県明石市も「虐待の事実はなかった」として両親に謝罪した。 暴力や育児放棄などの相談・通報を受け、原則2カ月、付属する施設で一時保護することができる児童相談所。その存在により救われる親子がいる一方で、親の意思にかかわらず保護することができるため、時としてこのような「誤認保護」が起きてしまっている現実がある。 ■1年近くにわたり娘と会えず…「今も納得がいっていない」 一時保護されている娘と1年近くにわたり面会ができていないと訴えるのは、山本あやこさん(仮名)だ。始まりは、山本さんが娘を連れて親族の家に遊びに行った際、長女の顔や服に血が付いているのを見た親族が虐待を疑い、児童相談所に通報。数日後、娘は一時保護となった。 「自分だけがよければいいんじゃないんだよというのを教える意味合いで叱っていた。最初から叩くということはなく、口で言って、それでもなかなか通じないときに最終的に…という感じだった。親族に見られた時は、確かに手を上げているところではあったが、叩いたことで血が出たというわけではない。たまたまその週は、夜寝ている時などに鼻血をよく出していた。それでも、過去に親族の前で強く怒ったこともあったので、“ちょっとこれは”と思われてしまったのかもしれない。私の言葉足らずもあり、誤解を招いてしまった」。 しかし、たとえ保護者は「しつけ」のつもりであっても、叩いたり、蹴ったりすることは身体的虐待とみなされる。児童相談所と面談を重ねた山本さんは、これまでの「しつけ」を反省し、養育のあり方を改めると約束。娘も帰宅を希望したため、一時保護から約2カ月後、自宅で家族が揃うことができた。 ところがその後面談を重ねる中で、娘は再び保護されてしまう。山本さんによれば、児童相談所側は「身体的な虐待はないものの、子どもが帰りたくないと言っている」と説明したという。「私たちが“宿題ちゃんとやりなよ”と言っていたのが、子どもにとっては嫌だったみたいで、それが心理的虐待と取られた。“子どもが嫌がることとか、怖がることとか言うのは虐待”と言われてしまい、ショックだった」。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
公明代表「説明不十分」 学術会議の任命拒否問題(共同通信)
公明党の山口那津男代表は11日のラジオ日本番組で、日本学術会議の会員任命拒否問題に関し、政府の説明が不十分だとの認識を示した。「国民が理解し、納得する説明が足りない。まだ十分でない」と述べた。菅義偉首相に対し「分かりやすく、納得がいくように説明しないと損をする」と進言しているとも明かした。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
元秘書室長、違法性認識の証言維持 ゴーン事件反対尋問
日産自動車元会長カルロス・ゴーン被告(66)が約91億円の役員報酬を開示しなかったとされる事件で、金融商品取引法違反罪の共犯に問われた元代表取締役グレッグ・ケリー被告(64)の公判が10日、東京地裁であった。検察と司法取引した大沼敏明・元秘書室長(61)に対する弁護側の反対尋問が始まり、当時の違法性の認識をただした。 検察側は、役員報酬の個別開示制度が2010年3月に導入されたため、高額報酬が公にならない工作の検討が始まったとみている。大沼氏は検察側の尋問で、09年度の約16億円の報酬のうち7億円を元会長にいったん返金してもらう方法の検討をケリー元役員に指示されたと述べ、「金商法の趣旨に反すると思っていた」と証言していた。 無罪を主張する弁護側は、元会長は08年度分の報酬も一部をいったん返金しており、違法性がない処理だと考えていたのではと質問。大沼氏は「正しくないと思っていた」と述べ、これまでの証言を維持した。 ケリー元役員側の反対尋問は9回予定されており、大沼氏の証言の信用性を追及する方針だ。(根津弥) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
今、助けてほしい… ひとり親、コロナ禍で長引く生活苦
新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、ひとり親世帯の多くが長引く生活苦に直面している。支援団体などからは、夏以降に支給されたひとり親向けの給付金の再支給を含め、継続的な支援を求める声が上がっている。 一般社団法人「ひとり親支援協会」が全国約1300人のひとり親を対象に10月末~11月初めに実施した緊急調査結果によると、昨年と比べて「減収」「減収の見込み」との回答は65・6%に上った。一方、昨年よりも支出が「増えた」との回答は79・7%。自宅での暮らしが続き、光熱費や消毒用アルコールの費用などがかさんだとみられるという。 政府は8月以降、一定の条件を満たしたひとり親世帯に臨時特別給付金として5万円を基本に支給した。この使い道を尋ねると、「生活費や返済に使った」が74・8%に上り、「貯金して生活費に少しずつ使った」が15・5%と続いた。 厚生労働省の推計では、ひとり親世帯は国内約142万世帯。母子世帯では8割以上の母親が働くが、平均の年間就労収入は200万円だ。パートやアルバイトといった非正規雇用で生計を立てていた親がコロナ禍で仕事を失い、生活に行き詰まる例も少なくない。10日に会見した協会の今井智洋代表理事は「給付金は生活費にあっという間に消えてしまっている。コロナ禍は続いており、支援の継続が必要だ」と話す。 給付金の再支給を求める声は与… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
生物の観測半世紀の歴史に幕 ホタル「初見日」取りやめ
虫や鳥の観測が半世紀超の歴史に幕を下ろす。気象庁は年内で、とんぼやウグイスなど23種目の季節観測を取りやめる。10日、発表した。全国の気象台と測候所計58地点で、職員がその年に初めて目視したり、鳴き声を確認したりした日付を1953年から記録していた。 気象庁は季節の進み具合や気候の変化をみるために、アキアカネ(赤とんぼ)やホタル、ツバメ、トノサマガエルなどの「初見日」のほか、ウグイスや様々な種類のセミ、エンマコオロギなどの「初鳴き日」などを観測している。ただ、都市化や地球温暖化により生態環境が変化し、気象台周辺で見つけることが難しくなった生き物が増えたという。 また、同じ目的で植物の観測も行っているが、対象の34種目のうちチューリップやタンポポなど28種の観測をやめる。温暖化などで観測に適した場所で標本とする木などの確保が難しくなったためという。桜の開花と満開、カエデの紅葉と落葉、イチョウの黄葉と落葉、梅とアジサイ、ススキの開花の計6種目の観測は今後も続ける。(山岸玲) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル