今春当選した神戸市議65人の資産が10日、資産公開条例に基づき公開された。議会事務局の集計によると、預貯金と有価証券(株券を除く)、土地・建物の合計額は1人平均768万円で、前回選挙後の4年前より98万円増えた。 資産公開条例は、4年に1度の任期開始日時点(4月30日)で所有する資産の報告を義務づけている。ただ普通預金や当座預金、家族名義の資産は対象外となっており、公開されたものが市議の全資産とは限らない。 今回、自動車や美術工芸品な… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
障害ある生徒は「血管性認知症」? 事実と異なる記載、道立高が謝罪
札幌市内の道立高校に今年4月から通う障害のある生徒について、同校の男性教諭が事実でない病状を記載した資料を作成し、他の教員と共有していたことがわかった。同校は6日、不適切な対応と認めて保護者に謝罪した。保護者は「学校側が障害を理解し受け入れてくれていると思っていた。驚きとショックを隠せない」と話す。 同校によると、特別支援教育担当の男性教諭は今年3月、生徒の障害の程度や必要な配慮などをまとめた資料を作成した。保護者や中学校の担任から聞き取った内容として、知的障害や身体障害と並べて、実際には診断されていない「血管性認知症」と記載。その上で「数秒から数分のみ記憶が保持」「保持される情報量は幼児並み」などと事実とは異なる説明をした。資料は教員間の打ち合わせで共有されていた。 保護者が、別の教員から伝え… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
香らなくなった?奈良県庁 9年続いた「おもてなし」、ひっそり撤去
連日多くの観光客が訪れる奈良県庁の1階ロビーで、毎日たかれていたお香が今春、ひっそりと姿を消していた。「おもてなし」の一環として、前知事の時代に始まり9年続いた取り組みだったが、期せずして知事交代のタイミングで撤去された。 奈良公園に隣接する県庁(奈良市登大路町)は、屋上の展望室からの眺望が良いこともあって、旅行者らの人気スポットにもなっている。 県広報広聴課によると、お香をたき始めたのは2014年3月から。平日の開庁時間帯に、1階ロビーで渦巻き型のお香をお皿に入れてたいていた。1日4枚ほど使用、燃え尽きるたびに職員がライターで火を付けていた。 清涼感のある「白檀(びゃくだん)」と重厚で落ち着いた「沈水香木」の香りが混じったお香は、大阪府の老舗メーカーのものだ。費用は年8万円あまり(800枚分)。庁舎管理費の一部として支出されており、議会への提出資料にも、「お香購入費」などといった明確な分類はされていなかった。 なぜ県庁でお香をたき始めたのか。 経緯について、同課は「一般… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
金メダリスト登坂絵莉さんが一日署長 痴漢対策のレスリング技を実演
全国地域安全運動(11~20日)を前に、東京都大田区のJR蒲田駅前で9日、地域安全パレードがあった。女子レスリング五輪金メダリストの登坂絵莉さんや、地元の高校生ら約100人が参加し、道行く人へ防犯を呼びかけた。 登坂さんは警視庁蒲田署の一日署長に任命され、同区内の東京実業高校のマーチングバンドと一緒に駅前のアーケード約300メートルを行進。トークショーで闇バイトの危険性などについて話した。痴漢被害に遭いそうになった場合を想定したレスリング技の実演もあった。 今年の地域安全運動の重点テーマは、子どもと女性の犯罪被害や、闇バイトによる犯罪への加担の防止など。登坂さんは「みんなで協力して安心安全な街にしましょう」と呼びかけた。(御船紗子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ラグビー、サッカーの強豪・東福岡が男女共学に 長友選手ら輩出
ラグビーやサッカーの強豪で男子校の東福岡高校と、付属校の東福岡自彊館(じきょうかん)中学校(いずれも福岡市博多区)が、2025年度から男女共学になる。運営する学校法人東福岡学園が10日、発表した。校名は変更しない。募集生徒数や制服、「特進」「進学」などの高校のコース再編については今後検討する。 共学化のねらいについて、学園は「価値観の異なる人々と協働して力を発揮できる人材を育てることが社会から求められているため」などとした。 東福岡高は1955年、男子校として開校。99年に中学校が開校し、中高一貫になった。高校は、ラグビーワールドカップフランス大会の日本代表、福井翔大選手や垣永真之介選手の出身校で、ラグビー部は今年の全国高校ラグビーで優勝するなど、強豪として知られる。 サッカー部も、日本代表で活躍した長友佑都選手らプロ選手が輩出した。(福井万穂) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カラオケ店で除菌用スプレーに着火し噴射 男に科料9千円の略式命令
群馬県高崎市のカラオケ店「まねきねこ高崎駅西口2号店」で2月、客とみられる人物が除菌用スプレーに火をつけ、他人に噴射した事件で高崎区検は10日までに、21歳の男を軽犯罪法違反(火気乱用)の罪で高崎簡裁に略式起訴した。9月28日付。また、高崎簡裁は3日付で、科料9千円の略式命令を出した。 事件を巡っては、男が店内で除菌スプレーにライターで火を付け、知人とみられる男性に噴射する様子がSNSで拡散。大きな話題となっていた。まねきねこの運営会社を傘下に持つコシダカホールディングス(前橋市)が迷惑行為として公表し、群馬県警に相談。県警が4月に書類送検していた。(吉村駿) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
絢爛豪華な屋台11台が晴れ間に勢ぞろい 岐阜・秋の高山祭
絢爛(けんらん)豪華な祭り屋台で知られる「秋の高山祭」(八幡祭)が9、10の両日、岐阜県高山市であった。「曳(ひ)き揃(そろ)え」などの屋台行事は9日は雨天のため中止されたが、晴れ間がみえた10日午前、国重要有形民俗文化財の全11台が桜山八幡宮一帯に勢ぞろいした。 表参道では10台が美しさを競うように曳き揃えられ、境内では「布袋台(ほていたい)」がからくりの妙技を披露し、国内外から訪れた観光客たちが盛んに写真に収めた。10日も雨に見舞われ、午後の行事は中止された。(荻野好弘) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
80代女性、交差点から2キロ引きずられ死亡 警視庁が運転手聴取
10日午後3時40分ごろ、東京都東村山市栄町2丁目の交差点で、80代くらいの女性が車にひかれ、そのまま約2キロ先まで引きずられた。警視庁によると、女性は胸などを強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。同庁は、車を運転していた会社員の男(53)=東村山市=から事情を聴き、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の容疑も視野に調べている。 東村山署によると、男の車が信号機のある交差点を右折した際、横断歩道を左から渡ってきた女性をひいたとみられるという。車は女性をひきずる形で、約2キロ先の東久留米市内まで走行。目撃者の通報を受けて同署員が車を捜していたところ約10分後に発見し、運転していた男に声をかけたという。現場の交差点は、西武新宿線久米川駅の西約200メートル。(高嶋将之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
歴史絵巻は晴れた時だけ? 高山祭の豪華屋台は雨が大の苦手
岐阜県高山市で9、10日に開かれた「秋の高山祭」(八幡祭)。昨年に続き雨に見舞われたものの、豪華な屋台が町や蔵で披露され、秋の飛驒路を彩った。 コロナ禍を経て通常規模の開催が予定されたが、初日の9日は雨の影響で、「曳(ひ)き揃(そろ)え」や「曳き廻(まわ)し」など正式な屋台行事はすべて中止に。各屋台は朝から屋台蔵などで待機したが、夜の「宵祭(よいまつり)」も取りやめになった。 仙人台組はこの日午後、約70年ぶりにお囃子(はやし)の生演奏を復活させた。宵祭での披露はならなかったが、「春の高山祭」に登場する笛奏者らが協力し、仙人台組と一緒に屋台蔵から独自の調べを響かせた。 蔵には春祭りの法被を来た笛の直井亜矢子さん(45)と太鼓の啓汰さん(16)の親子の姿も。直井さんは「秋に吹かせてもらい感謝したい。仙人台組がこれからどう歴史をつくっていくのか楽しみです」と話した。 2日目の10日もぐずついた… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東北新幹線内で漏れた薬品から酸性の成分検出 4人やけど警察が捜査
JR仙台駅に停車直前だった東北新幹線の車内で9日、東京都内に住む地質調査会社員の40代の男性が持っていたバッグから薬品が漏れ、この男性や乗客の男児(5)ら計4人が足や腕、尻にやけどを負うなどした。消防によると、現場での検査で、薬品から酸性の成分が検出されたという。宮城県警は業務上過失致傷容疑も視野に、成分を詳しく調べている。 仙台中央署によると、男児は尻や右手首、右足首に大やけどを負った。尻のやけどは皮下組織まで達する「3度」と診断された。30~40代の男児の両親もやけどを負ったほか、発生した気体を吸い込んだ乗客の30代女性とJR職員の20代男性が腕のしびれやのどの痛みを訴えた。薬品を持っていた男性は入院しており、任意の聴取に「青森県内から薬品を新幹線で運んだ」と説明しているという。 薬品は地質調査で使うものとみられ、ペットボトルのような容器で持ち運ばれていた。当時の乗客の証言によると、男性は薬品について、漏れて車内に広がった際、「試薬の硫酸」と周囲に説明していたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル