小林圭2022年6月7日 20時00分 愛知県は6日夜、豊山町の下水道で水が流れなくなったと発表した。原因は不明だが、県は下水道内のゲートが閉まったためだとみている。復旧のめどは立っていない。下水管から汚水があふれるのを防ぐため、県は豊山町豊場の約5千世帯6千人に対し、水道の使用量を通常の半分程度にするよう呼びかけている。 県によると、6日午前、豊山町豊場にある名古屋市中央卸売市場北部市場で下水が流れにくいと連絡を受け、昼ごろ県の担当者が確認した。最大で水位は地下30センチ(6日正午ごろ)まで上がったが、汚水があふれないようにバキューム車20台でくみ上げたため、7日午後5時時点で地下3・5メートルまで水位は下がった。汚水があふれたという報告はないという。 県は、逆流防止のゲートが閉まっているため流れなくなっているとみている。地下約12メートルの位置にあるゲートを操作するためには地下約9メートルまで下りて作業する必要がある。県は水位を下げて原因を調べ、ゲートを開ける作業をする予定。 北部市場にも節水が呼びかけられているが、市場関係者によると、取引への影響は出ていないという。(小林圭) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
シャネルなどの「スーパーコピー」、ベトナム人が販売目的所持の容疑
偽ブランド品を販売目的で所持したとして、兵庫県警は7日、神戸市で雑貨店を営むベトナム人夫妻を商標法違反の疑いで逮捕し、発表した。県警は、シャネルやルイ・ヴィトン、バーバリーなどを精巧に模した商品を「スーパーコピー」と称して扱っていたと見ている。 生活経済課によると、逮捕さ… この記事は有料会員記事です。残り229文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「痴漢、助けて」少女がかざしたスマホ 気づいた周囲がとった行動
遠藤美波、江戸川夏樹2022年6月7日 23時49分 警視庁や鉄道各社が今月1日から、「痴漢撲滅キャンペーン」を展開している。企業や学校で出社勤務や対面授業が増え、SNS上で通勤・通学電車の痴漢被害を訴える書き込みが相次ぐなか、防犯アプリの活用を呼びかけている。 東京都内を走行中の電車内で4月中旬、痴漢の被害にあっていた10代の少女は、スマートフォンの画面に「痴漢です 助けてください」と表示させて周囲にかざした。 近くの男性が反応したのを見て、さらに「やめてください」と音声を流した。 すると別の男性も異変に気づき、少女の体を触っていた男に「何をやっているんだ」と声をかけた。 男は少女や男性らと一緒に近くの駅で下車。少女の110番通報で駆けつけた警察官に引き渡された。 警視庁によると、少女が使ったのは警視庁のスマホ用防犯アプリ「デジポリス」だ。痴漢にあったことを知らせる文字を表示させたり、音声を流したりすることができる。 2016年の配信以降、今年3月末までに約47万件がダウンロードされており、痴漢撲滅キャンペーンで積極的な活用をアピールしている。 一方で、ツイッター上では最近、痴漢の被害を訴える書き込みが目立つ。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限が緩和され、通勤や通学が増えていることが理由の一つとみられ、「在宅勤務明けに、さっそく痴漢にあった」といった声があがる。 一般社団法人「痴漢抑止活動センター」は被害者の声をもとに、「痴漢は犯罪」などと書かれた「痴漢抑止バッジ」をつくり、配布している。松永弥生代表(56)は「『あたっています』『痛い』など、自分の言いやすい言葉で、周りに被害を伝えてほしい。それが、自分の身を守り、未来の被害者を減らす一歩です」と呼びかける。 痴漢抑止バッジはホームページ(http://scb.jpn.org/contest/badge/)で無料で配布されている。(遠藤美波、江戸川夏樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
作成に携わった1千社のサイトを閲覧不能に 容疑のエンジニアら逮捕
2022年6月7日 20時24分 約11時間かけてIDとパスワードを入力して1020社のサイトを閲覧できなくした――。こんな疑いでウェブエンジニアの男2人が愛知県警に7日逮捕された。このうちの1人が被害に遭った会社のサイト作成に携わっていたといい、県警は立場を悪用してIDなどを入手したとみている。復旧に4カ月かかったサイトもあり、被害総額は4500万円を超えるという。 電子計算機損壊等業務妨害の疑いで逮捕されたのは岐阜県大垣市波須1丁目、派遣社員内藤良仁(34)と、名古屋市中村区高道町3丁目、自営業江川政之(34)の両容疑者。内藤容疑者は容疑を認め、江川容疑者は「(内藤容疑者に)だまされてやった」と否認しているという。 サイバー犯罪対策課によると、2人は昨年11月23~24日、愛知県あま市のインターネットカフェのパソコンを使い、名古屋市中村区のウェブサイト制作会社が管理するサーバーに侵入し、サイト表示に必要なファイルを削除した疑いがある。制作会社が被害に遭った1020社のサイトの管理・作成をしていたという。 内藤容疑者は5年以上前から制作会社から業務を請け負っており、管理者権限で1020社分のサーバーに入ったという。県警はトラブルがあったとみている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
男性に睡眠導入剤入りの酒飲ませ、17万円奪った疑い 女2人を逮捕
布田一樹2022年6月7日 20時44分 男性に睡眠導入剤入りの酒を飲ませて眠らせ、財布を奪ったとして、福岡県警は7日、福岡市東区の派遣社員の女(26)と熊本県荒尾市のアルバイトの女(28)を昏睡(こんすい)強盗の疑いで逮捕し、発表した。 大牟田署によると、ともに「間違いないです」と容疑を認めているという。 署によると、2人は昨年9月21日午後11時から午後11時35分ごろにかけて、福岡県大牟田市のカラオケボックスで、熊本県荒尾市の飲食店経営の男性(40)と飲酒。その際、男性の酒に睡眠導入剤を混ぜて飲ませ、眠ったすきに現金約17万円が入った財布(時価5千円相当)を奪った疑いがある。 2人は、知人を介して男性と知り合ったという。翌朝に起きた男性が、署に「財布がなくなった」と相談した。(布田一樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「記者にも過失」主張、市長の答えは 性暴力訴訟で賠償命令確定へ
長崎市の男性部長(故人)から性暴力を受けたとして、報道機関の女性記者が市に損害賠償などを求めた訴訟で、田上富久市長は7日、約1975万円の支払いを命じた長崎地裁判決を受け入れ、控訴しないと表明した。記者側も控訴しない方針で、判決が確定する見通しとなった。 田上市長は記者会見で、「争いを続けるより、市として反省の上、必要な見直しをして、原告にも未来のために歩みを進めてもらうべきではないかと考えた」と述べた。「原告に謝罪させていただきたい」とも語り、市の責任者として、自身の給与を減額する意向を示した。 判決は、「記者にも過失があった」という長崎市の主張を退けました。記事後半では、その主張をした理由についての田上市長の答えや、原告の記者側による会見の様子、市長会見の一問一答を載せています。 判決によると、記者は市の平和祈念式典に関する取材中だった2007年、平和行政を担当する部長から性暴力を受けた。記者は心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、休職。部長は市の調査に「合意の上だった」と説明し、直後に自殺した。 判決は、部長が取材に協力するよう装って性暴力に及んでおり、職務に関連した違法行為だったとし、市の賠償責任を認めた。また、別の職員が週刊誌に虚偽の話をして記者が二次被害を受けたと指摘。市は、被害を防ぐために職員を指導するなどの義務を怠ったとした。 判決は、記者にも過失があっ… この記事は有料会員記事です。残り1408文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
みんなに見守られ カモのヒナ7羽すくすく育つ 札幌・円山公園
【動画】すくすくと育つカモのヒナ=日吉健吾撮影 札幌市中央区の円山公園で、カモのヒナがすくすくと育っている。公園利用者や写真愛好家らに見守られながら、親鳥が7羽のヒナの子育てに励んでいる。 早朝、朝日を浴びながら体を寄せ合って眠るカモの親子を観察していると、起きた親鳥に続いてヒナも池に入っていった。しばらく泳ぐと陸に上がり、エサをついばんでいた。 札幌市円山動物園によると… この記事は有料会員記事です。残り31文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪府で新たに1925人感染、前週から389人減 新型コロナ
大阪府は7日、府内で新たに1925人が新型コロナウイルスに感染していたことを確認したと発表した。前週の同じ火曜日(5月31日)より389人少ない。 また、5月30日から6月6日にかけて、80~90代の男女6人が死亡したことも新たに確認した。 府内の感染者は延べ98万3956人、死者は計5085人となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
建設アスベスト、新たに190人がメーカー提訴 全国10地裁に
建設現場でアスベスト(石綿)を吸って健康被害を受けた作業員や遺族ら約190人が7日、建材メーカー二十数社に損害賠償を求める新たな訴訟を、全国10地裁で一斉に起こした。原告側は、国に比べて被害救済に後ろ向きなメーカーに対し、「一日も早い解決や救済制度への参加を決断させたい」としている。 建設石綿訴訟の全国連絡会などによると、提訴先は札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、京都、大阪、岡山、高松、福岡の10地裁。請求額は被害者1人あたり原則2860万円で、最大規模の東京訴訟では68人が22社に計約15億7300万円を求めた。東京、名古屋、福岡では追加の提訴も予定している。 建設現場の石綿被害をめぐっては最高裁が2021年5月、先行した訴訟で国と一部メーカーの賠償責任を認めた。国は、各地で起きていた他の訴訟の原告とも統一基準に基づいて和解を進めたほか、裁判を起こしていない被害者にも補償する基金を創設した。 いま再びメーカーを提訴する訳 一方、メーカー各社は賠償判… この記事は有料会員記事です。残り473文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
輸出犬の偽造診断書を提出か ブリーダー逮捕 マイクロチップが端緒
犬を輸出する際に偽造した書類を提出したとして、大阪府警は7日、大阪府泉佐野市のブリーダーの男(50)を偽造有印私文書行使の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。検疫で犬のマイクロチップが読み取れなかったことを機に、偽造が発覚したという。 マイクロチップはペットの犬や猫の首付近に埋め込まれ、無責任な遺棄の防止が目的とされる。国内では6月から義務づけられた。 捜査関係者によると、男は昨年6月中旬、関西空港から犬2匹を輸出しようとした際に偽造した健康診断証明書2通を提出した疑いがある。証明書は、輸出の際にペットの個体の健康状態を示すために国に提出されるもので、獣医師の印が押された証明書に虚偽の内容が記されていた。証明書にはチップの番号を記載していたという。 捜査関係者らによると、犬はブルガリアに輸出された。同国ではチップの装着が義務。男は複数の犬に自分でチップを埋め込んでいたとみられるが、関西空港の動物検疫所で読み取れなかったケースがあり、同検疫所が府警に相談。調べたところ、証明書自体の偽造が判明したという。 環境省によると、チップは直… この記事は有料会員記事です。残り389文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル