ロシアはかねて対話のための建設的な雰囲気を乱すな、と日本に求めてきた。その国の首相自らが挑発的な行動にでた。 北方領土の択捉(えとろふ)島へのメドベージェフ首相による訪問である。先週に現地入りし、「ここは我々の土地だ」と語った。 昨年11月に安倍首相とプーチン大統領は平和条約交渉を加速させることで合意し、両国は交渉担当者を決めて協議を重ねている。そこに冷水を浴びせる言動に対し、日本政府が抗議をしたのは当然だ。 一方で、見落とせない事実もある。今回で4回目となるメドベージェフ氏の北方領土訪問は、領土問題で譲る考えはないというロシア側の基本姿勢を映している。…… 本文:1,024文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「天声人語 2019年8月8日」(朝日新聞デジタル)
身長2メートル強、根っからの暑がり。同じ体形の864人で膨大な計算をこなし、不平ひとつこぼさない――。スーパーコンピューター「京(けい)」である。この夏で引退すると聞き、神戸市の理化学研究所を訪ねた▼「私たち研究者に見たことのない眺望をたっぷり見せてくれました」。ねぎらうのは理研顧問の平尾公彦さん(73)。軍事利用が盛んな他国のスパコンと違い、京は民生専門に使われた。町ごと時間ごとの雲の動きを予測し、心臓手術の精度を高めた▼現役生活8年半。地球の全員が休まずに電卓をたたいて17日かかる仕事を1秒でこなす。その驚異的な速度で世界の頂点を2度極めた。…… 本文:620文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
(社説)米中通貨対立―世界経済もてあそぶな(朝日新聞デジタル)
貿易をめぐる米中の対立が激しさを増し、舞台は通貨にも広がった。圧力と報復の歯止めなき連鎖は、両国を含めた世界経済を危機にさらしかねない。解決の糸口を探るため、両国は冷静に対話の席につくべきだ。 米国のトランプ大統領は1日、中国からの輸入品ほぼすべてに対象を広げる制裁関税「第4弾」を、9月に発動すると表明した。中国側はこの措置が首脳同士の合意に「著しく反している」と反発を強め、中国商務省は中国企業が米農産品の購入を一時停止したと発表した。 並行して為替市場では人民元安が進み、節目とされてきた1ドル=7元を割り込んで11年ぶりの安値をつけた。…… 本文:1,009文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「夢をあきらめてもいい」車いすを強みに起業した社長の気づき 楽しさと苦しさ「51対49くらいがいい」(withnews)
【#withyou~きみとともに~】 ユニバーサルデザインのコンサルティング事業を展開する「ミライロ」社長、垣内俊哉さん(30)は生まれつき骨がもろく、折れやすい病気です。車いすに乗り、これまで20回ほど骨折。絶望のあまり、自殺を試みたこともあります。そんな時、自分の居場所を見つけるきっかけをくれた出会いがありました。「生きる勇気を与えてくれるのは1冊の本かもしれないし、1曲の歌かもしれません」。死に物狂いのリハビリをしても歩けるようにならなかった垣内さん。車いす生活を「強み」に変えられた理由を聞きました。(朝日新聞大阪本社生活文化部記者・鈴木洋和) 樹木希林さん、生きづらさを抱える10代へ直筆メッセージ 病院の屋上、2メートルの柵よじ登ろうとした ――生まれつき、病気だったんですね。 骨形成不全症(こつけいせいふぜんしょう)という病気で、骨が弱く、折れやすいです。これまで20回ほど骨折し、手術も十数回、受けました。幼稚園から小学校低学年の頃までは、何とか歩けたのですが、小学校4年生の頃から車いすに頼らざるを得なくなりました。「かわいそう」と思われるのが嫌で、思春期の頃は「歩きたい」と必死で努力しました。 ――高校生のとき、手術を受けたけれども、うまくいかなかったそうですね。 高校を休学していたのですが、このまま退院して高校に戻っても、同級生だった友達より学年が一つ、下になります。大学受験も大変です。当時は家族とも不仲で、戻る場所もありません。真っ暗で先が見えない感じでした。 入院中、消灯後にエレベーターで最上階へ行きました。レストランがあり、そのドアを開けたら屋上へ出られます。私にとっては好都合の構造でした。しかし、柵の高さは2メートル以上。手を掛け、よじ登ろうとしましたが、私の足では無理でした。「飛び降りることも出来ない」と、柵にしがみついて泣きました。 「ちゃんと登り切った先の景色を見たのかい?」 ――それからは 何もする気になれず、形だけは治療とリハビリを続けたものの、それ以外はベッドの上でぼんやり過ごしていました。 ある日、向かいのベッドにいる富松さんというおじいさんが、「あんまり具合がよくないのか?」と話しかけてきました。それまで誰とも話す気がしなかったのに、なぜか富松さんには、自分の身体のことや思いの丈を、堰を切ったように打ち明けました。 富松さんには「君はちゃんと登り切った先の景色を見たのかい?」「人生はバネなんだよ。今はしんどい時期だろう。でも、それはバネがギュッと縮んでいるということだ。いつかバシッと伸びることを信じて、今を乗り越えなさい」と言われました。 その言葉は、私の心へ染みいるように流れ込んできました。富松さんの言葉に背中を押され、もう一度、リハビリを頑張ろうと思いました。 ――リハビリは、うまくいきましたか。 10カ月間、死に物狂いで過酷なリハビリをしましたが、無理でした。でも「自分の足で歩く」という夢をあきらめるのに、不思議なほど挫折感がありませんでした。リハビリをやり切ったからだと思います。あの時、富松さんに声をかけてもらえず、中途半端な状態でリハビリを投げ出していたら、そんな気持ちになれなかったでしょう。 「登り切る」というのは、何も頂上に立つだけではありません。望み通りの結果を得られなくても、心底、やり切れば、それも登り切ったことだと思います。 次ページは:現実を受け止められなければ、どこにいてもつらい 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「ガソリン持って邪魔する」愛知の芸術祭妨害の疑いで逮捕 慰安婦の少女像で揺れる(メ〜テレ(名古屋テレビ))
従軍慰安婦を表現した少女像など、あいちトリエンナーレの一部の展示を中止に追い込んだとして愛知県稲沢市の男が逮捕されました。 威力業務妨害の疑いで逮捕されたのは、運送会社の従業員、堀田修司容疑者(59)です。 堀田容疑者は2日、あいちトリエンナーレの会場になっていた愛知芸術文化センターに「大至急撤去しろや。さもなくば、ガソリン携行缶持ってお邪魔する」などとファクスで文書を送り、展示の一部を中止させるなどして業務を妨害した疑いがもたれています。 警察によりますと容疑を認めています。 あいちトリエンナーレをめぐっては従軍慰安婦を表現した少女の像などの展示内容に抗議が殺到していました。 逮捕者はほかにも出ました。 公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは住居、職業、年齢不詳の室伏良平容疑者です。 室伏容疑者はきのう午後4時すぎ、愛知芸術文化センターのエレベーターで、「ガソリンだ」などと言って男性警察官(45)の足に液体をかけて職務を妨害した疑いがもたれています。 警察によりますと液体は水のようなものだということです。 室伏容疑者は、「ひるませるためにまいたが、かける気はなかった」と容疑を否認しています。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
大型で強い台風10号 週末は非常に強い勢力で小笠原諸島に接近へ(ウェザーマップ)
大型で強い台風10号は、小笠原近海を発達しながら北上している。小笠原諸島では、台風の影響により8日(木)昼過ぎから大しけとなり、9日(金)から非常に強い風が吹き、10日(土)から11日(日)頃にかけて大荒れとなるおそれがある。暴風や高波に厳重な警戒が必要だ。 大型で強い台風10号は、午前3時には小笠原近海にあって、ゆっくりした速さで北西へ進んでいる。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径90キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。台風は発達しながら北上し、10日には非常に強い勢力となって11日頃にかけて小笠原諸島に接近する見込み。 [暴風・高波] 小笠原諸島では、台風10号の影響により、海上ではうねりを伴い、しけている。その後、台風の北上に伴い、8日昼過ぎから大しけとなり、9日は非常に強い風が吹く見込み。 また、台風の接近に伴い、10日から11日頃にかけては猛烈な風が吹き、海上ではうねりを伴った猛烈なしけとなり、大荒れとなるおそれがある。 その後も、さらに風が強まり猛烈な風が吹き、波も高まり猛烈なしけとなるおそれがある。 暴風や高波に厳重な警戒が必要となる。また台風の北上に伴って、伊豆諸島や東日本太平洋側では、11日頃から大しけとなるおそれがある。 [大雨] 小笠原諸島では10日から11日頃にかけて、台風の北上に伴って台風本体や周辺の発達した雨雲がかかり、大雨のおそれがある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
被爆十字架、米国から長崎へ 大司教「揺るがぬ証人に」
米国による原爆投下で崩壊した長崎市の浦上天主堂のがれきの中で見つかり、米国で保管されていた「被爆十字架」が7日、被爆から74年を経て浦上教会に返還された。 十字架を手にしたカトリック長崎大司教区の高見三明大司教(73)は「人間の残忍さを訴えると同時に、希望を与えてくれる。生きていてくれてよかった。被爆者は亡くなっても、揺るがぬ原爆の証人になってくれる」と話した。 浦上教会などによると、十字架は1930年代半ばから旧天主堂内にあった。原爆投下後の45年秋から長崎に駐留し、当時の山口愛次郎司教(故人)と親交を結んだ米海兵隊員のウォルター・フークさん(2010年に97歳で死去)が譲り受けたとされる。82年、米ウィルミントン大学平和資料センターに寄贈された。 十字架を返還したセンターのターニャ・マウス所長は「この十字架は核兵器を保有する米国と各国政府にその使用をやめるよう促している。浦上に返還することで、新たな意味が見いだされるだろう」と話した。 ■人間の愚かさ伝える… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
浅間山が噴火、1800m以上の噴煙 気象庁が入山規制
気象庁は、7日午後10時8分に長野と群馬の両県にまたがる浅間山の山頂火口で小規模の噴火が発生し、噴火警戒レベルを5段階のうち1(活火山であることに留意)から3(入山規制)に引き上げた、と発表した。浅間山での噴火発生は2015年6月以来。 同庁によると、火口縁上から1800メートル以上の噴煙が上がり、大きな噴石が火口から約200メートル先に到達。噴火は約20分続いたという。同庁は火口から約4キロの範囲に噴石や火砕流の警戒を出した。 この噴火で北方向に火山灰が流され、群馬県長野原町、嬬恋村、長野県軽井沢町、御代田町に少量の降灰が予想されるという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自転車旅行中の日本人男性、ペルーで事故死 現地報道
南米ペルーの北部グアダルーペで4日、旅行中だった日本人男性が交通事故に遭い、死亡した。現地報道などによると、男性はサトウ・フミヒコさん。トレーラーと接触して、中西部チンボテの病院に搬送されたが、亡くなったという。 報道によると、サトウさんは自転車で数カ国を旅行中で、7月31日にペルーに入国した。搬送された病院の医師によると、頭の骨が激しく損傷したほか、全身にけがを負っており、搬送から数時間後に死亡したという。地元警察は、トラックを運転していた男(47)を逮捕した。 在ペルー日本大使館は「30代の邦人が交通事故で亡くなったことは承知しているが、遺族の意向で氏名などは答えられない」と取材に回答した。(サンパウロ=岡田玄) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
〔突風〕長野市でダウンバースト(JEF0)、屋根飛散などの被害(8/6発生)(レスキューナウニュース)
6日16:30頃、長野県長野市信更町から中条にかけて突風が発生し、事業所の屋根の飛散などの被害が確認されました。7日、長野地方気象台が現地調査を行い、突風が比較的短時間であったことなどから、この突風をダウンバーストの可能性が高いと判断しました。この突風の強さは風速約35m/sと推定され、日本版改良藤田スケールではJEF0に該当します。なお、長野県北部には6日17:10に竜巻注意情報が発表されましたが、突風の発生には間に合いませんでした。 ◆突風に関する用語解説・ダウンバースト:積雲や積乱雲の底から急激に吹き降ろす突風のことを示す。・日本版改良藤田スケール:竜巻やダウンバーストなどの突風の強さを、建物などの被害状況から簡便に推定する風速の尺度。従来の藤田スケールに代わり、日本の建築物等の被害状況から推定する「日本版改良藤田スケール」が2016年4月から導入され、JEF0からJEF5までの6段階で表される。JEF0は風速25~38m/s(3秒平均)で、飛散物による窓ガラスの損壊、物置や自動販売機の移動・横転、園芸施設のビニルなどの剥離、樹木の枝折れといった被害がみられる。 レスキューナウ Source : 国内 – Yahoo!ニュース