【動画】廃棄されやすい食材を使った「フードロスレストラン」が1日限定で営業=上田潤撮影
廃棄されやすい食材を使い、廃棄された食材が最後に行き着く清掃工場で料理を提供する「フードロスレストランひろしま」が1日、広島市中区の市環境局中工場に1日限定でオープンした。
抽選で選ばれ広島県内外から参加した29人が、映画「ドライブ・マイ・カー」のロケ地にも使われたゴミの焼却装置などがガラス越しに見える吹き抜け通路で、料理を楽しんだ。
食品ロス削減月間の今月に合わせて地元スーパーなど7団体が企画。秋になると収穫量が増えることで売れ残りやすい野菜や果物のほか、家庭で廃棄されがちな野菜の端や魚のあらなどの食材を使い、お好み焼きや魚介だしのスープ、鶏肉を蒸し焼きにしたメインなど5品の創作料理に仕上げた。
親子で参加した同県廿日市市の山下裕子さん(60)は「全ての料理がおいしく、食品ロスに関心があったので参考になった。家でも魚のあらを使ったスープに挑戦したい」。提供された料理のレシピは、後日、同プロジェクトの専用サイトでも公開される。(上田潤)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル