北海道内の各自治体で、新型コロナウイルスワクチンの65歳以上の高齢者向けの接種が本格化している。予約時の混乱を避けるために「75歳以上から」と年齢を区切って先行接種し、集団接種会場も用意するなど、スムーズな接種に向けて各自治体が工夫を凝らしている。国は高齢者向け接種の「7月末完了」の目標を掲げており、各自治体は接種を急ぐ。
旭川市は75歳以上の高齢者への接種を24日から始める。かかりつけ医など医療機関での個別接種と集団接種の両方を実施する。集団接種は土日祝日に、市総合防災センターとイオン2店舗を会場に行う。
小樽市でも75歳以上を優先して接種券を配布し、接種開始は24日から。集団接種は行わず、市内49医療機関で対応する。かかりつけ患者を優先する病院と一般接種が可能な病院を市のウェブサイトに掲載した。
釧路市では「80歳以上」「72~79歳」「65~71歳」と3グループに分けて順次接種する。6月7日の開始を予定する。市は当初、高齢者向け接種の完了時期を10月としていたが、9月上旬に早めた。さらに蝦名大也市長は18日の会見で「これを少しでも前倒しできるよう調整中だ」と語った。
留萌市では65歳から順番に接種してもらう方式にした。24日から集団接種を始める。市保健医療課は「若い世代の方が社会参加している人が多く、感染リスクが高いため」と説明する。
すでに予約が始まった自治体…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル