札幌の都心部にエゾシカが出没している。24日には札幌駅から約1キロに位置する北海道大学植物園にシカが侵入したことで、同園が休園する事態となった。道内ではシカに絡んだ交通事故や農林業被害は増加。背景には個体数の増加傾向が考えられるが、問題解決は一筋縄ではいかなそうだ。
JR札幌駅から南西約1キロにある植物園は、多くの市民や観光客が集う観光名所で知られる。
市によると、オスジカ1頭が園に現れたのは24日午前10時ごろ。入園者の安全確保のため、園は休園を決めた。翌日、シカの姿が見当たらなかったため、植物園は通常通り開園。同じ個体の可能性があるシカは東方向に逃げたことも確認された。
市周辺では10月中旬以降、シカの出没が増えている。道警によると、10月16~25日正午に寄せられたシカに関する110番通報は150件。このうち札幌市中心部の出没情報は19件あった。
市街地で目撃されるシカは…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル