嫌われがちなゴキブリの研究を続ける大学院生がいる。その関心は研究だけにとどまらない。
九州大の大学院生、大崎遥花さん(27)。
これまでに採集したゴキブリは1千匹を超える。
研究室の棚には、ケースに入った親と子の集団がずらりと並ぶ。
「相棒みたいなものです」
ゴキブリとの出会いは中学生
幼いころから虫好き。
中学生のころ、理科の調べ学習の課題で、先生がゴキブリを用意してきた。
驚いたが、翌日にはほかの虫と同じように触れるようになった。
大学4年から研究するのは、沖縄などにすむリュウキュウクチキゴキブリ。
一生のほとんどを朽ち木の中で過ごす。
つがいは「厳密な一夫一妻」とされる。
採集のため琉球大の演習林に通う。空いた時間にどれだけ眺めていても飽きず、仮説を思いついて眠れない夜もある。
そのゴキブリのつがいが取る他では確認されていない行動とは。ゴキブリを広く知っておうと昨年から大崎さんが取り組む活動についても紹介します。
そのペアが交尾時に互いの羽…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル