京阪電鉄は19日、沿線で20日から予定していた人気アニメ「響け!ユーフォニアム」とのコラボレーション企画を延期すると発表した。制作していた「京都アニメーション」のスタジオが炎上し、33人が死亡した事件をうけ、「状況を鑑みて開催は難しいと判断した」(広報担当)という。
「響け!ユーフォニアム」は吹奏楽に励む高校生たちの青春を描いたアニメで、京阪宇治線の電車や駅舎がモデルとなった風景も登場する。
京阪電鉄によると、「京阪電車×響け!ユーフォニアム2019」では、アニメに登場する京都府宇治市周辺のスポットをまとめた地図を配布し、京阪の主要駅に登場キャラクターの等身大パネルを設置する予定だった。今後の開催時期は未定という。
京阪はこれまで、「けいおん!」や「中二病でも恋がしたい!」など京都アニメーションが制作したアニメのラッピング列車を走らせるなど、コラボ企画を多く実施してきた。京阪電鉄広報は「沿線が舞台となる作品も多く、地域活性化のために企画に協力頂いていた」と感謝。事件をうけ、「お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、おけがをされた方々の一日も早い回復をお祈りします」とコメントした。(古田寛也)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル