仙台市は18日、市内に住む20代の会社員男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。重篤ではないという。宮城県内で感染が確認されたのは51日ぶりで、感染者は89人になった。
市によると、男性は17日に38度台の発熱や悪寒の症状があってコールセンターに相談し、帰国者・接触者外来を受診。翌18日にPCR検査で陽性と判明した。過去2週間に海外や首都圏などを訪れてはいないという。
直前の15日には市内の職場に出勤し、その後、知人2人と市内の飲食店で食事をとった。16日にも出勤後に別の知人1人と外出した。いずれも移動は自家用車で、外出時にマスクは着けていなかったという。市は、知人3人のほか同居する家族5人にPCR検査を実施していて、他に濃厚接触者がいないか調べている。
県内で感染者が確認されたのは4月28日以来だ。郡和子市長は会見で「感染者が出たことは重く受け止めなければならない」とした一方で、市立学校の休校措置については「考えていない」とした。(申知仁)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル