「3・11」から10年余り。名古屋市で活動する合唱団が25、26両日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故をテーマにしたオリジナルミュージカル「バックトゥザ・フーちゃんⅡ」を上演する。2013年に初演した舞台の続編で、改めて被災地に思いをはせ、震災の記憶を伝えていきたいと出演者は願う。
演じるのは、「愛知子どもの幸せと平和を願う合唱団」。子どもから大人まで約80人が所属する。戦時中の東山動物園(名古屋市千種区)での実話をもとにした合唱曲「ぞうれっしゃがやってきた」の作曲者、藤村記一郎さん(69)が指導している。
東日本大震災から1年余り経ったころ、「合唱団として何ができるか」を考え、被災地に足を運んで作ったのが13年の「バックトゥザ・フーちゃん」だった。
原発のある町に住む小学生フ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル