年末年始は北日本を中心に、「年越し寒波」の南下で大雪や吹雪など荒れた天気になる予想です。年末年始の運転は「ふゆとじこ」にご注意ください。
年末年始は荒れた天気のところも
今年の年末年始は最大9連休。帰省や旅行で、車での移動を計画している方も多いと思います。この冬は暖冬傾向で今は雪が少ない状況ですが、年末年始に入ると強い寒気の南下で、大雪や吹雪など荒れた天気となる日が予想されています。
今回、荒天によって高速道路の通行に影響が出ると予想される地域や日にちをまとめましたので、年末年始に入る前にご確認ください。
【北海道~東海】 大雪・吹雪に要警戒!
年末年始は、北日本や北陸・甲信地方では、雪の降る日が多くなりそうです。特に明日27日(金)と、「年越し寒波」が南下する31日(火)から1月2日(木)にかけては、強い冬型の気圧配置となる予想です。
日本海側の路線では大雪や吹雪による視界不良に注意が必要です。東北太平洋側でも、積雪や路面凍結にご注意ください。
一方、関東や東海の平野部では、運転に注意が必要な気象状況にはならないでしょう。
【近畿~九州】 夜間の路面凍結に注意!
27日(金)は、寒気の南下で冷え込みが厳しく、中国日本海側(山陰)や四国、九州北部の標高の高い路線では、夜間の路面凍結が予想されます。
31日(火)から1月1日(金)はさらに強い「年越し寒波」により、中国日本海側(山陰)や近畿北部の山間部では、雪が路面に積もるような降り方となる見込みです。近畿中部や四国や九州北部の標高の高い区間でも、夜間の路面凍結にご注意ください。
冬道運転は「ふゆとじこ」に注意!
年末年始に車での移動を計画されている方は、冬道の運転に十分な注意をお願いします。
特に積雪や吹雪、路面凍結が予想される地域を通行するとき、注意すべきキーワードは『ふゆとじこ』です。
ふ:冬道装備(冬用タイヤ、チェーン)をしっかりと
ゆ:ゆっくりと慎重に運転
と:時には迂回や出控えも
じ:時間に余裕をもって出発
こ:こまめに天気や道路情報を確認
冬道の運転に慣れていない方はもちろん、慣れた方でも「自分は大丈夫」と思わず、出発前も移動中も『ふゆとじこ』にしっかり注意をお願いします。そして、安全運転と体調管理に気を付けて、楽しい年末年始を過ごしてください。
日本気象協会 本社 吉田 直人
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