【動画】将棋名人戦・C級1組順位戦の5回戦で宮本広志五段と対戦し、初手を指す藤井聡太七段=佐藤圭司撮影
将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が15日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第78期名人戦・C級1組順位戦(朝日新聞社・毎日新聞社主催)の5回戦で、宮本広志五段(33)に101手で勝った。一つ上のB級2組への昇級に向け、開幕から無傷の5連勝となった。藤井七段は11月5日の6回戦で青嶋未来五段(24)と対戦する。
午前10時に始まり、午後10時20分に終局した。終局後、藤井七段は「(順位戦の)前半は、なんとか良い形で折り返すことができたかな、というふうに思っていて。残り5局も1局1局全力を尽くして戦っていけたらなと思っています」と話した。宮本五段は「玉頭(ぎょくとう)から動いていったのが無理筋(むりすじ)になってしまったかな、という感じです」と振り返った。
名人戦につながる順位戦は、五つのクラスに分かれている。下から二つ目のC級1組には、今期は36人が参加。6月から来年3月まで1カ月に1局のペースで、それぞれ10局戦い、成績上位2人がB級2組に昇級する。(佐藤圭司)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル