10月20日(日)3時現在、強い台風20号(ノグリー)は沖縄の南を、台風21号(ブアローイ)はトラック諸島近海を進んでいます。
台風20号は沖縄本島地方と大東島地方の間を進み、22日(火)頃の東日本の天気に影響を及ぼす可能性があります。台風21号は今後非常に強い勢力に発達し、小笠原諸島に近づくおそれがあります。
台風20号 22日(火)の東日本の雨に影響か
強い台風20号(ノグリー)は、21日(月)にかけて暴風域を伴って沖縄本島地方と大東島地方の間を北上し、奄美地方の東へ進む予想です。
▼台風20号 10月20日(日)3時
存在地域 沖縄の南
大きさ階級 //
強さ階級 強い
移動 北北東 15 km/h
中心気圧 970 hPa
最大風速 40 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 55 m/s
22日(火)頃には、本州の南に停滞する前線に湿った空気を送り込むか、温帯低気圧になって前線と一体化するかして、東日本などに雨を降らせる可能性があります。
各国の気象モデルによって中心位置の表現が異なるものの、いずれにしても22日(火)頃の天気に影響を及ぼす可能性が高くなっています。
台風19号の被災地などでも雨が降る可能性があり、少しの雨でも洪水による浸水や土砂災害等に注意・警戒が必要です。
台風21号 発達して小笠原諸島に接近のおそれ
台風21号(ブアローイ)は、発達しながらグアムの北に進み、「非常に強い」勢力となって24日(木)頃に小笠原諸島付近に達する予想です。父島などに接近する可能性があり、今後の情報に注意が必要です。
▼台風21号 10月20日(日)3時
存在地域 トラック諸島近海
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西 25 km/h
中心気圧 998 hPa
最大風速 20 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 30 m/s
世界各国の気象機関が計算したシミュレーション結果を比較すると、台風21号は小笠原諸島に近づいたあと、日本の東へ進むことを示唆するものが多くなっています。本州などへ近づく可能性もまだ否定できないため、今後の情報に注意してください。
また、台風21号は海水温の比較的高い地域を進む予想のため、この先数日間は発達を続ける予想です。勢力の変化にも注目が必要です。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風20号の名前「ノグリー(Neoguri)」は、韓国が提案した名称で「たぬき」の意味です。
台風21号の名前「ブアローイ(Bualoi)」はタイが提案した名称で、お菓子(デザート)の名前からとられています。
ウェザーニュース
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