新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の延長後、初の週末となった9日、東京・品川区の戸越銀座商店街の人通りは、日中も落ち着いていた。
約1・3キロに約400軒の店舗が並ぶ、都内でも有名な商店街。4月7日に緊急事態宣言が発令された直後は、人出が多いと報じられ、「店が営業しているのはおかしい」などの苦情が100件以上殺到した。
住宅地が近く、必要品の買い物などである程度の人出にはなってしまうが、商店街は約100枚の貼り紙や、DJのピストン西沢(55)の協力によるアナウンスで外出自粛を呼び掛けた。大型連休と重なった「ステイホーム週間」(4月25日~5月6日)は、自主休業に一体で取り組む商店街に都から奨励金が交付されることもあり、約7割の店舗が休業に賛同。戸越銀座商店街連合会の亀井哲郎専務理事は、約1か月前の人通りと比較し「ステイホーム週間で7割くらい減ったと思う。買い物も、時間帯をずらすなど工夫することに慣れてきている」と話した。
今月中に、医療従事者への感謝の言葉を商店街に掲示する計画を進めている。最前線で奮闘する人たちの負担を減らすためにも、緊急事態宣言解除に向け、感染防止に努めていく。
報知新聞社
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース