福井県立大恐竜学研究所は14日、勝山市にある約1億2千万年前(白亜紀前期)の地層で2013年にほぼ全身の骨格化石が見つかった原始的な鳥類が、新属新種と確認され、「フクイプテリクス・プリマ(原始的な福井の翼)」と命名したと発表した。
国内で化石が見つかり、学名が付けられた鳥類では最も古いという。当時の鳥類の生態や進化の過程を解明する手掛かりになると期待される。
同研究所によると、化石は岩石の中に入っている状態。ほとんどの骨が数センチと小さく、取り出すのが困難なため、CTスキャンを使って3D画像化し、首や腕の骨など計45点を確認した。
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