中学入試シーズンが近づいている。コロナ禍を経て中学受験熱は高まっており、2023年春の首都圏の私立・国立中学校の受験者総数は過去最多となった。24年春の動向や注目点は。受験事情に詳しい大手進学塾「栄光ゼミナール」の入試情報センター責任者の藤田利通さんに聞いた。
中学・高校と大学が「高大連携」の協定を締結したというニュースを、今年はよく聞きました。大幅に増えたと言えます。
中高側にとっては大学の授業や先進的で大規模な施設に触れることができ、学校の魅力づくりにも役立ちます。大学側も、受験の選択肢に入れてもらいやすいといったメリットがあります。
特に理系の大学と女子校が多いですが、文系の大学との連携も増えています。
早い動き出し
たとえば今年だけでも、湘南白百合学園は北里大、上智大、順天堂大と相次いで連携の協定を結びました。山脇学園と東京農業大、神田女学園と中央大理工学部、本郷と順天堂大、巣鴨と東京医科大、佼成学園と国際基督教大(ICU)などの例もあります。
具体的な取り組み例として…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル