教員免許に期限を設け、講習を受けなければ失効する教員免許更新制が7月に廃止され、これまで講習を開いてきた大学が岐路に立たされている。更新制開始から積み上げてきた知見を生かす場が失われかねず、講習料収入もなくなる。来年度から新しい教員研修制度が始まるのを前に、文部科学省が支援策を打ち出す一方、一部の大学は独自の取り組みに動き始めた。
教員免許更新制は、教員の資質向上を目的に2009年度に始まった。免許は10年間有効で、期限切れ前の2年間で更新講習を30時間以上受けなければ失効する仕組みだった。受講費用は教員の自己負担が原則で平均3万円程度とされた。
■更新講習開いた大学、今年度…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル