上野創、桑原紀彦
コロナ禍のもとで迎えた2回目の夏、各大学が様々な形でオープンキャンパスを開催している。感染が拡大するなか、オンライン型で開催する大学も多いが、あえて実際に足を運んでもらう来校型を選択した大学もある。その理由とは。
学内で激論の末に
「4階から地下まである図書館はDVDコーナーやグループ学習室も備えています」「メディア工房では動画や画像の編集なども学べますよ」
8月5日に東京経済大(東京都国分寺市)であったオープンキャンパス。30分ほどのツアーで、ガイド役の4年生が施設の紹介をしながら高校2年生と保護者を案内した。
キャリアセンターの前では、同大の学生がツアー参加者に「就職の支援が充実していて僕も助かりました」と語りかけた。異文化学習などのためのスペース「グローバルラウンジ」では、米国出身のスタッフと英語でやりとりできる時間が設けられた。
来校型での実施に踏み切ったのは、学内で激論が交わされた末だったという。
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今春の入学者を選抜する入試…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル