加藤美帆2024年2月19日 11時30分 中古車販売大手ビッグモーター(東京都)の街路樹伐採事件で、神奈川県平塚市の店舗前の街路樹約23本を引き抜いたとして、神奈川県警は19日、当時同社本社勤務の蒲原(かもはら)敏之容疑者(51)を器物損壊と道路法違反容疑で再逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。 再逮捕容疑は平塚四之宮店の店舗関係者と共謀し、2022年9月、店の前の歩道にある植樹帯のオオムラサキツツジ約23本(30万8200円相当)を引き抜き、県が管理する歩道を損傷したというもの。県が昨年12月、県警に被害を告訴していた。一連の街路樹問題の発覚後に実施された土壌調査では、この場所から除草剤の成分が検出された。 同容疑者は川崎店(川崎市)前の樹木を伐採したとして器物損壊容疑で逮捕され、道路法違反容疑で書類送検されている。(加藤美帆) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
1億9千万円無申告 内装工事会社、4800万円脱税容疑で告発
花野雄太2024年2月19日 11時30分 約1億9千万円の所得を申告せず脱税したとして、東京国税局査察部が、内装工事会社「デザインホルダー」(東京都港区)と笹村幹男代表(51)を法人税法違反の疑いで東京地検に告発していたことがわかった。 関係者によると、同社は主に事務所の改装やリフォームなどを手がけ、2022年5月期までの2年間に約1億9500万円の所得があったのに税務申告をせず、約4800万円を脱税した疑いがある。(花野雄太) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
横浜の音楽施設で「おなかにナイフ」と虚偽の説明 女性を書類送検
原晟也2024年2月19日 11時34分 横浜市西区みなとみらいの音楽施設「Kアリーナ横浜」で昨年11月、大阪府東大阪市の無職女性(48)が腹部に刃物が刺さり救急搬送された事件で、神奈川県警は19日、この女性を軽犯罪法違反(虚偽申告)と銃刀法違反の疑いで横浜地検に書類送検し、発表した。県警によると、女性は自ら刃物を持ち込んで刺したと容疑を認め、「とっさにうそをついた」などと話しているという。 捜査1課によると、女性は昨年11月23日午後6時ごろ、Kアリーナの敷地内で、正当な理由なく、長さ約13センチの刃物を携帯。「おなかにナイフが刺さっていた」などと虚偽の説明をした疑いがある。周辺に目撃情報がなく、県警が女性に事情を聴いていた。(原晟也) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京都の村上隆展、ふるさと納税で3億円集める 特徴的な返礼品とは
京都市京セラ美術館(京都市左京区)で今月始まった「村上隆 もののけ 京都」展(朝日新聞社など主催)をめぐり、京都市が募集したふるさと納税に巨額の寄付が集まっている。個人を対象にしたプランでは、開幕までに3億円が寄せられ、企業対象でも億単位の寄付があった。寄付を元手に、同美術館は京都市に在住・通学している高校生、大学生、専門学校生を入場無料にした。なぜ、これほどの寄付が集まったのか。 「この制度を使うのが有効」 「ふるさと納税は一般の人にも広く門戸が開かれているすばらしい制度。日本全国で文化事業をやっているみなさんも知恵をしぼってこの制度を使うと有効だと思います」。開幕前日の2日にあったプレス内覧会で、現代美術家の村上隆さん(62)は、そう話した。 国内では8年ぶりとなる大規模展。約170点の大部分が新作で、制作には多額の費用が必要だ。村上さんは、自身のユーチューブ公式チャンネルで、日本の展覧会予算が縮小するなか、ふるさと納税を使えば展覧会にかかる費用が調達できるようになるのではないかと考えた、と説明している。 「村上隆 もののけ 京都」展 巨大な洛中洛外図や、ゆるく可愛らしい「風神図」「雷神図」など、京都をテーマにした作品が並ぶ。京都市京セラ美術館新館東山キューブで9月1日まで。月曜休館(祝休日の場合は開館)。一般2200円。 村上さんと京都市がコラボして実現した今回のふるさと納税プランで特徴的なのは、村上さんがデザインした限定のトレーディングカード(トレカ)を返礼品に加えたことだ。「COLLECTIBLE TRADING CARD(コレクティブル・トレーディング・カード)」という名前で、全12種類。種類によっては、希少な特殊印刷加工版もある。 寄付額1万円から10億円までの11プランを設け、1万円では入場券1枚とカード3枚、10万円では入場券10枚とカード24枚を主な返礼品としている。 「気がついたら、大変な成果」 昨年12月7日に受け付けを… この記事は有料記事です。残り783文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
特別支援学校で増える子ども 「目が届く教育を」保護者らが署名提出
障害のある子どもが通う特別支援学校で児童生徒数が増加し、教室不足や教員不足が問題となっている。滋賀県内の保護者や教員でつくる「滋賀の障害児教育をよくする会(スマイルの会)」は、学校新設や教員の増員を求める署名1万8371人分を知事と県教育長あてに提出した。 県教育委員会によると、県内には特別支援学校が県立16、国立1の計17校ある。 障害が早期に診断されるようになったことや、早期療育の重要性が認識され、専門的な教育を求める保護者が増えたことなどを理由に、在籍する児童生徒が増えている。特に県南部で著しく、今後も増加する見込みという。 肢体不自由児、知的障害児ともに受け入れる「知肢併置校」の草津養護学校(草津市)の児童生徒数は、昨年5月時点で369人。1991年の開校時から約4倍となった。 野洲養護学校(野洲市)は413人で、現在の場所に新築移転された2008年から約2倍に。23年の児童生徒数は、いずれも過去最多となった。 県は今年1月、両校の大規模… この記事は有料記事です。残り700文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
アイヌ民族の先住権訴訟「会長の遺志引き継ぐ」 宇梶静江さんら登壇
北海道浦幌町のアイヌ民族団体「ラポロアイヌネイション」が18日、先住民族の権利(先住権)への理解を深めようと開いた国際シンポジウムやその成果としてまとめた共同宣言について、札幌市北区の北海道クリスチャンセンターで報告会を開いた。アイヌ文化伝承者の宇梶静江さん(90)ら約100人が参加した。 ラポロアイヌネイションは国と道に対し、地元の川でのサケ漁を先住権として認めるよう求める訴訟を札幌地裁で起こしている=4月18日に判決。昨年には、五つの国・地域から七つの先住民族を招いて国際シンポジウムを主催し、各国政府に先住権の実質的な保障を求める「ラポロ宣言」をまとめた。 膵臓(すいぞう)がんで今月死去した差間正樹会長のおいで、会長代行を務める差間啓全さん(57)はこの日、「正樹さんの遺志を引き継ぎ、先住権を求める裁判を闘っていく。それが恩返しや供養になると思っている」と決意を語った。 貝澤耕一さんも発言 ゲストとして登壇した宇梶さ… この記事は有料記事です。残り314文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
孤立集落から一斉避難した270人今どこに 故郷に戻れずバラバラに
能登半島地震の被災地では、住民の大半が集落を離れ、金沢市などに避難した地域がある。道路の復旧が見通せない中、戻ることを諦める住民もおり、地域のつながりが失われることを危ぶむ声が上がる。 石川県輪島市の中心部から北東へ約12キロにある南志見(なじみ)地区は里や名舟、小田屋など13の町からなり、345世帯725人が暮らしていた。だが地震で地区に通じる道路が寸断された。電気や水道も止まり、携帯電話も通じなくなって孤立状態に。住民らは廃校になった小学校と、公民館に集まった。食材を持ち寄って食べつなぎ、風呂に入れない生活が1週間以上続いた。 地区に残ったのはわずか数人 県は1月中旬から、孤立状態の長期化が見込まれる南志見や西保、鵠巣(こうのす)、大屋の各地区について、集落ごとの避難を呼びかけた。南志見地区では約270人が車や自衛隊のヘリコプターで金沢市に集団避難。その他の住民も自主的に集落を離れ、地区内に残ったのは数人だった。 主な避難先となった金沢市の… この記事は有料記事です。残り1439文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 能登半島地震 1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
災害時、精神・知的障害者の避難場所に課題 ケア態勢の確保難しく
能登半島地震の被災地で、精神障害や知的障害がある人の避難についての課題が浮かんでいる。ケアの態勢が整った場所を探すのは難しく、今も避難所で困難を抱えながら過ごす人もいる。 「私たちだけで支援するのは限界だった」 1万棟以上の住宅が損壊し、多くの地域で断水した石川県七尾市。市内で精神障害や知的障害のグループホーム(GH)を運営する一般社団法人「ともえ」の花田仁美代表は、被災直後をそう振り返る。 精神障害や知的障害がある人は、それぞれの特性や背景に応じた支援が必要になる。古民家を改装したGHでは3人の男女とケアの職員が個室で暮らしていたが、1月1日午後、大きな揺れで天井が崩れ落ちた。 3人と自宅が被災した通所者の女性1人に、同法人がアパートで運営する別のGHの共有スペースに避難してもらった。自動販売機や開いているコンビニなどを回り、飲み水やカップ麺、菓子を買い集めた。 ただ、花田さんや介護福祉士… この記事は有料記事です。残り1053文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 能登半島地震 1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
工学院大、キャンパスリニューアルめぐり学内対立 法令違反状態続く
工学院大(東京都新宿区)で、キャンパスのリニューアル計画をきっかけに法人内での対立が続いている。同大は今年度、この対立に端を発し、私立学校法で定められた監事の欠員が続いており、ガバナンスが機能していないとして、私立学校への補助金(私学助成)が50%減額されている。 同大の2022年度の私学助成は約6億7千万円。対立が続けば、来年度の私学助成に影響する可能性がある。 関係者によると、新宿区と八… この記事は有料記事です。残り397文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡市の山で目撃続いたエミュー保護 飼い主、警察に「見つかった」
大下美倫2024年2月18日 15時18分 福岡市中心部から近い行楽地の油山(あぶらやま)(標高597メートル)で、目撃情報が相次いでいた大型の鳥類「エミュー」が17日に見つかり、保護されていたことが城南署への取材でわかった。 同署によると、飼い主の男性から「見つかった」との連絡があった。署にはこれまで計6件の目撃情報が寄せられていたという。 市によると、男性が近くで飼っていたエミュー4羽のうち、1羽が7日から行方不明になっていた。男性は「鍵のかけ方が前日と違う。盗まれたのかもしれない」と話していたという。(大下美倫) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル