2021年12月6日 21時05分 大阪市中央区のマンションの一室で10月、男性が死亡しているのが見つかった事件で、大阪府警は6日、事件を通報した住居不詳の会社員、金歓喜(きんかんき)容疑者(65)を殺人容疑で再逮捕し、発表した。黙秘しているという。 府警は、死亡したのはこの部屋に住むコンピューター関連会社長の八ツ田(やつだ)和夫さん(当時67)とみているが、身元は確定できていない。金容疑者は八ツ田さんとみられる男性にけがを負わせたとして、傷害容疑で逮捕、起訴されていた。 捜査1課によると、再逮捕容疑は9月29日昼ごろ、大阪市中央区北久宝寺町1丁目のマンションで、八ツ田さんとみられる男性の頭や肩を工具のようなもので殴り、出血性ショックで死亡させたというもの。金容疑者は八ツ田さんと40年来の知人関係という。 金容疑者が10月2日午前11時ごろ、「2日前から連絡が取れない会社の人間を心配して訪れたところ、ベッド上で亡くなっている」と119番通報していた。現場が八ツ田さんの住居兼事務所だったことなどから、府警は遺体は八ツ田さんのものとみている。 府警は10月、八ツ田さんとみられる男性の顔を殴るなどしてけがをさせたなどとして金容疑者を傷害容疑で逮捕し、その後、別の傷害容疑で書類送検した。大阪地検は11月までに傷害と暴行罪で起訴した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
看板の枠組み倒れ小学生男児が下敷き 意識不明の重体 大分市
中沢絢乃、倉富竜太2021年12月6日 21時09分 6日午後5時ごろ、大分市森町で「看板が倒れ、男児が下敷きになっている」と、通行人から119番通報があった。 大分県警大分東署によると、近くの小学生の男児(7)が看板の枠組みの下敷きになり、意識不明の重体で救急搬送された。 署によれば、倒れたのは看板を設置するための枠組みで縦約3メートル、横約5メートル。 スイミングスクールの施設内にあり、男児はこのスイミングスクールに通っていて、枠組みに登って遊んでいる間に倒れたとみられるという。(中沢絢乃、倉富竜太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
警察官かたり、約9300万円だまし取った疑い 奈良県警が男を逮捕
米田千佐子2021年12月6日 21時10分 奈良県天理市の一人暮らしの女性(81)から現金約9300万円をだまし取ったとして、奈良県警天理署は6日、大阪市東淀川区上新庄3丁目の内装業北田悟容疑者(52)を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。県警によると、県内の特殊詐欺事件の被害では最高額という。 署によると、北田容疑者は8月16日午後1時20分ごろ、天理署の警察官を装って女性宅を訪れ、金庫にあった8659万1千円や押し入れの点検口の裏にあった600万円の計9259万1千円をだまし取った疑いがある。 約1時間前から警視庁の刑事と名乗る男が、空き巣に入って偽札に交換した犯人を捕まえたなどと女性宅に電話していた。女性宅を訪れた北田容疑者が、偽札かどうか鑑定するために持って帰る必要があるなどとたぶらかし、だまし取ったという。北田容疑者は特殊詐欺の受け子という。(米田千佐子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
男性が刺され死亡、殺人未遂容疑で知人の女を逮捕 広島県呉市
能登智彦、松尾葉奈、戸田和敬2021年12月6日 17時27分 6日午前1時半ごろ、広島県呉市八幡町のアパートの一室で「人を刺した」と110番通報があった。呉署員が駆けつけると、この部屋に住む奥村康之さん(39)が包丁で刺されて倒れており、搬送先の病院で約1時間後に死亡した。呉署は奥村さんの知人で、自ら通報した井上由利恵容疑者(36)=呉市伏原1丁目=を殺人未遂容疑で現行犯逮捕し、殺人容疑に切り替えて調べている。 発表によると、井上容疑者は6日午前1時10分ごろ、奥村さん宅で、奥村さんの背中を包丁で刺して殺害しようとした疑いがある。「刺したことは間違いない」と容疑を認め、凶器とみられる包丁は現場付近で見つかったという。捜査関係者によると、井上容疑者は以前、奥村さんから暴力を受けたという趣旨の相談を署にしていたという。 現場はJR呉駅から東に約900メートルの住宅街で、市中心部の商店街からも近い。現場のアパートの所有者によると、奥村さんは一人暮らしだったという。近くに住む男性は「昨夜、建物から男女の大きな話し声が聞こえた。まさか閑静な住宅街で殺人事件が起きるなんて」と驚いていた。(能登智彦、松尾葉奈、戸田和敬) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
法務省看板に黒い塗料、容疑の男を逮捕 「日本に不満」供述
2021年12月6日 17時46分 東京・霞が関の法務省で10月、屋外の看板に黒い塗料が吹きかけられた事件で、警視庁が建設作業員の男(45)=住所不定=を器物損壊容疑で逮捕していたことが6日、丸の内署への取材で分かった。11月15日に逮捕し、12月3日に起訴されたという。男は「あほ、と書いた」と証言し、動機について「日本のあり方や日本人に不満があった」と供述したという。 丸の内署によると、男は10月10日午後4時ごろ、千代田区霞が関1丁目の中央合同庁舎6号館前に設置された「法務省」と書かれた石看板に、黒い油性のスプレーで落書きをした疑いがある。周辺の防犯カメラの映像を分析するなどして男を特定したという。 この庁舎をめぐっては、9月にも「検察庁」と書かれた石看板に塗料がかけられ、別の男が器物損壊容疑で逮捕された。1992年には、黄色いペンキがかけられたこともあった。金丸信・元自民党副総裁が5億円の闇献金を受けた事件で、検察が金丸氏を取り調べずに略式起訴したことへの反発とされた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
90~100歳代の入所者にわいせつ容疑 元介護職員2人を再逮捕
戸田和敬2021年12月6日 18時00分 勤務していた介護施設で90~100歳代の入所者にわいせつな行為をしたとして、広島県警庄原署は6日、いずれも元介護職員の宇津宮卓也容疑者(27)=同県三次市十日市南3丁目=と、池田瑠里子容疑者(37)=同県庄原市宮内町=を準強制わいせつ容疑で再逮捕し、発表した。宇津宮容疑者は「間違いありません」、池田容疑者は「いけないことをした」といずれも容疑を認めているという。 発表によると、宇津宮容疑者は9月27日、庄原市内の介護施設で90代の女性入所者の上半身を触った疑いがある。池田容疑者は9月29日と30日、同じ施設で100歳代の男性入所者の下半身を触った疑いがある。 庄原署は先月、別の90代の女性入所者に宇津宮容疑者の下半身を触らせたとして、2人を準強制わいせつ容疑で逮捕=6日に処分保留で釈放=していた。宇津宮容疑者は別の建造物侵入容疑で逮捕=処分保留で釈放=され、捜査関係者によると、その際に押収したスマートフォンなどの証拠品から今回の容疑が浮上したという。(戸田和敬) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
真珠湾奇襲の「英雄」がたどった数奇な運命 戦後はキリスト教布教
日米開戦から12月8日で80年。ハワイの真珠湾攻撃で奇襲の陣頭指揮をとり、その11年後、今度はキリスト教の平和の伝道者として米国に渡った海軍将校がいた。数奇な運命をたどった彼の生涯がいま、問いかけるものとは。 真珠湾で日本軍の攻撃を受け、黒煙を上げて沈む戦艦アリゾナ プレミアムA「日米開戦80年」 いまから80年前の1941年12月8日。日本は真珠湾で米海軍を奇襲しました。圧倒的な国力差をわかっていながら、戦争へと至らしめたものは何か。文書や証言から、改めて問います。 将校の名は、淵田美津雄(1902~76)。1941年12月8日、6隻の空母から発した戦闘機や爆撃機など350機を陣頭指揮し、米太平洋艦隊に甚大な被害を与えた。彼が発した暗号電報「トラトラトラ」(ワレ奇襲ニ成功セリ)は有名だが、淵田の名を知る人は今や少なくなった。 しかし、当時の日本人にとってはまさにヒーローだった。70年に公開された日米合作の大作映画「トラ・トラ・トラ!」で、淵田役を演じた俳優の田村高廣(1928~2006)は生前のインタビューで「『発信、ワレ奇襲ニ成功セリ。トラトラトラや』というせりふがいいたくて、あの役を受けたんです」と目を輝かせた。 淵田は原稿用紙で2千枚を超える自叙伝を書き残した。亡くなるまで8年をかけて執筆を続けたとされる。死後約30年たった2007年に『真珠湾攻撃総隊長の回想』(講談社文庫)として出版された。編集と解説を担当したのが、昭和史を発掘するテレビ番組を多く手掛けた元NHKプロデューサーでノンフィクション作家の中田整一さん(80)だ。 『真珠湾攻撃総隊長の回想』は、出生から海軍入隊、真珠湾攻撃、ミッドウェー作戦、敗戦による精神的支柱の喪失、キリスト教への入信、精力的な伝道活動まで丹念につづられている。 中でも真珠湾攻撃のパートは詳細で、文庫本で約90ページにわたる。被弾によって機体が損傷、燃料もギリギリになりながら、戦闘指揮や戦果確認、迷った機の帰投誘導のため、単機で3時間、真珠湾上空にとどまったと記しており、彼の責任感の強さを表すものだ。帰投したとき、整備下士官から「この状態で、三時間もよく飛んでいたですねえ」と言われたという。 真珠湾攻撃のため空母から発進する日本軍機 太平洋戦争のターニングポイ… この記事は有料会員記事です。残り2653文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
熱海の土石流、静岡県警が殺人容疑でも告訴を受理 遺族5人が提出
山崎琢也2021年12月6日 13時15分 27人の死者・行方不明者が出た静岡県熱海市の土石流で、熱海署は6日、土砂崩落の起点付近にあった盛り土を造成した不動産業者の元代表と現在の土地所有者に対する殺人容疑の告訴状を受理した。遺族5人が11月に提出していた。 告訴状によると、元代表らは放置すれば盛り土が崩壊し、住民に危険が及ぶ可能性を認識したうえで、造成を続けて安全対策を講じなかった「未必の故意」があったとし、不作為の殺人罪が成立するとしている。 元代表らについては、別の遺族が業務上過失致死などの容疑で告訴し、県警が家宅捜索するなど捜査を進めている。弁護団共同代表の加藤博太郎弁護士は「土地所有者らは行政からの指導後も適切に対応しておらず、過失ではすまされない」と話した。(山崎琢也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
巨大ネズミ、二足歩行のコウモリ… 奇想天外、5千万年後の生物展
5千万年後の地球の生物は、どんな姿をしているのか――。そんな未来予想を紹介する展覧会「人類絶滅後の生物図鑑」が、福岡市中央区の市科学館で開催されている。地球環境の変化にあわせて進化を遂げた奇想天外な生き物たちが、真実味を持って迫ってくる。 砂漠で巨大化したネズミ、二足歩行するコウモリ、大きな牙を持つウサギ……。会場には見たことのない動物の模型やイラストが並ぶ。いずれも、今後予想される地殻変動や気候変動に適応して生き残ったと想定した約100種の想像上の動物だ。 英国の古生物学者ドゥーガル・ディクソン氏が、1981年の著書「アフターマン」でまとめた考証に基づいている。オーストラリア大陸は東南アジアと陸続きになり、中米の一部は水没。太平洋には新島が出現し、人類は既に滅んだ地球が想定されている。 展示のイラストや解説文は、名称や体長、生息地といった情報にとどまらない。どの生物がどんな理由で進化を遂げ、その結果、どんな生態を持っているかも詳細に示され、考証の緻密(ちみつ)さがうかがわれる。 実物大の模型も16体あり… この記事は会員記事です。残り397文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
« Occupy Tôkyô, SEALDs, le mouvement oublié », ou le Japon de la contestation
Livre. A rebours de la vision d’un Japon consensuel faisant preuve d’une stabilité politique et sociale enviable au regard des déchirements d’autres démocraties, les auteurs font œuvre novatrice en révélant un aspect peu connu du paysage politique : la lutte citoyenne et la contestation de la jeunesse. Anne Gonon, qui enseigne […]