会員記事 文・白石和之、写真・井手さゆり2021年10月9日 17時00分 頭をなでる子どもの手を、べろんと伸ばした舌でなめる牛。おっとりした姿からは想像もつかない動作で観客の興奮を呼び起こす。 1トン近い巨牛同士が頭をぶつけると、「ゴツン」と骨の音が響き空気が震える。角を突き上げ、前に出ようと押し合う牛の目は充血して真っ赤に変わる。頭を合わせてから数分。最高潮を迎え優劣が見えかけたとき、もう一つのクライマックスが始まる。 「ヨシター」というかけ声で牛を奮い立たせていた勢子(せこ)たちが、あうんの呼吸で2頭の後ろ脚に綱をかける。興奮した牛は綱を持った勢子たちを引っ張り、頭を振る。その間隙(かんげき)を突き、命がけで角をつかみ急所の鼻をとると、牛は静まり、観客席から歓声が飛ぶ。 牛が角を突き合わせると、鈍い音とともに土煙が上がった=新潟県長岡市、井手さゆり撮影 新潟県長岡市山古志(旧山古志村)の牛の角突きは千年の歴史があるとされる。四方を囲む山の斜面を切りひらき、棚田を増やしてきた土地だ。多い所で積雪が3メートルを超え、外に出られない冬のストレスにも耐える牛は農耕、運搬を助ける貴重な働き手だった。 「家族同然の大切な牛を傷つけないため、引き分けにするのがしきたりです」と闘牛会の松井富栄(とみえ)会長(39)が言う。だから、番付もない。 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。 待ちに待った春からの娯楽と… この記事は会員記事です。残り814文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Un séisme fortement ressenti à Tokyo ravive la peur du « Big One »
Un agent de la station Shinjuku, à Tokyo, annonce la reprise du service après le séisme survenu dans la capitale japonaise, le 7 octobre 2021. EUGENE HOSHIKO / AP Tokyo et sa banlieue ont subi une secousse de magnitude 3,5 en fin de matinée, samedi 9 octobre. Anodine, elle était pourtant […]
Logan Webb shines as Giants blank Dodgers; Red Sox pummel Rays
Los Angeles – Logan Webb dominated in his playoff debut Friday, striking out 10 in over seven shutout innings as the San Francisco Giants defeated the Los Angeles Dodgers 4-0 in the opening game of the National League Division Series. Webb got plenty of support from the Giants’ sluggers as […]
北海道銀行員2人が不正な副業で懲戒解雇 他社の投資商品勧誘
2021年10月9日 13時00分 北海道銀行は8日、本部に勤務していた男性行員2人が、以前に営業店で勤務していた際の顧客10人前後に投資会社の金融商品を勧誘して副業収入を得たとして、就業規則違反により9月29日付で懲戒解雇したと発表した。北海道銀行では原則、副業を認めていない。 元行員2人は今年1~8月、過去の顧客を勧誘して他の投資会社に紹介し、手数料を得ていたという。8月、業務時間中に業務外の行為をしていたことが内部で発覚したという。北海道銀行は問題を北海道財務局に報告したとし、「内部管理の強化をはかり再発防止に取り組む」とコメントした。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「命や尊厳が守られていない」 いじめ対策の法改正を求め提言
三島あずさ2021年10月9日 13時00分 深刻ないじめが後を絶たず、東京都町田市で小6の女子児童が自殺した問題では学校や教育委員会の対応のあり方も問われているなか、「学校や教委の不適切な対応例が続出し、被害者の命や尊厳が守られていない」として、NPOや教育学者らでつくる市民団体が8日、いじめ防止対策推進法の改正などを求める政策提言を発表した。 提言をまとめたのは「いじめ当事者・関係者の声に基づく法改正プロジェクト」。教委や学校の対応を把握・検証する第三者機関を文部科学省に設置し、対応が不適切な場合は国が是正勧告できるようにすることや、いじめ関連法や指針を十分に理解し、それに則した対応をすることを学校と教員の責務として明記することなどを求めている。 団体のリーダーで、いじめで子どもが不登校になったことをめぐって埼玉県川口市と係争中の森田志歩さんは、文科省での記者会見で「学校や教委の不適切な対応で傷つけられる被害者が後を絶たない。学校や教委に法を順守させるためには、法改正が必要だ」と訴えた。 同プロジェクトは今年1~2月、同法の「重大事態」に認定されたか、それに類する状況にあると感じている被害者と保護者にアンケートを実施(有効回答98件)。学校や教委の対応に対する不信感や、いじめの定義や関連法に対する教員の無理解を訴える声などが多く寄せられたことをふまえ、提言をまとめた。(三島あずさ) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
千葉のジャガーさん「星に帰還、愛に感謝」 異色のミュージシャン
大嶋辰男2021年10月9日 13時00分 千葉のご当地ロックミュージシャン、JAGUAR(ジャガー)さん=市川市在住、年齢不詳=の所属事務所は、ジャガーさんが「ジャガー星に帰還した」とこのほど発表した。 ジャガーさんは「宇宙にあるジャガー星から千葉に来た」との設定で活動していた。事務所は「地球での音楽活動、タレント活動、全ての活動において、皆様からのたくさんの愛をいただけましたことを、心より感謝申し上げます」とのコメントを出した。帰還の時期や理由については「非公表」としている。 ジャガーさんは1980年代から地元テレビ局の放送枠を買い取り、自分にだけ焦点をあてた音楽番組を始めた。近年は、異色のご当地ミュージシャンとして再ブレークしていた。 事務所の担当者は「宇宙からきたジャガーは、病気もしないし、亡くなることもない」と話し、「また地球のどこかに降り立つこともありうる」としている。 12月から京成トランジットバスとジャガーさんがコラボしたラッピングバスが市川市内を走る予定だ。(大嶋辰男) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「監視強化」「対象拡大を」保釈の被告にGPS、初導入へ割れた意見
会員記事 伊藤和也、新屋絵理2021年10月9日 11時00分 保釈された被告に全地球測位システム(GPS)端末を装着して逃亡防止を図る初の制度が導入される見通しとなった。8日に答申案をまとめた法制審議会(法相の諮問機関)の部会では、監視強化を警戒する声が上がる一方、海外逃亡の恐れがある被告に限定せず対象を広げるべきだといった意見も交わされた。 「現状でも保釈されている逃亡リスクの低い被告に安易に使うのなら賛成できない。一方で、勾留と比べれば身柄が解放されることは望ましい」 昨年末の第8回会議。弁護士の委員はこう述べ、議論の口火を切った。GPS制度の導入により保釈が広がることに期待しつつ、単に監視が強まるだけの結果にならないよう釘を刺したものだ。 一審判決までに保釈された被告の割合(保釈率)は、50%超だった1970年代から2000年代は10%台に低下。09年に裁判員制度が始まって事前に争点や証拠を絞り込む手続きが定着したことなどを受け、19年には32%まで増えたものの、罪を認めた場合と比べて否認すると多くが保釈を認められていない実態がある。こうした状況を、日本弁護士連合会は「人質司法」と呼んで批判してきた。 一方、保釈中に裁判所に出頭しなかったり逃げたりしたなどとして保釈を取り消された被告は、09年の40人から19年は219人に増加。19年は神奈川や東京、大阪で計4件の逃亡が相次ぎ、年末には15億円に上る保釈保証金を納めていた日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告が保釈条件を破ってレバノンへ出国した。保釈金を担保に逃亡を防ごうとする現行の仕組みの限界が浮き彫りになり、新たな方策の検討が法制審の部会で昨年6月から進められてきた。 その方策の一つがGPS制度だ。適用する対象は、主権の及ばない海外に逃げられれば裁判や刑の執行が難しくなることや、運用面を考慮して海外逃亡の恐れのある被告に絞られた。資金力のある企業幹部や組織犯罪の関係者らを想定し、空港や港の周辺を含む一帯を「所在禁止区域」に設定してGPS端末で検知できるようにしておくという。 ただ、対象の範囲については… この記事は会員記事です。残り1088文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
地震で電車も混乱…テレワークは? 「宣言明けたら出社指示」
首都圏で7日午後10時41分ごろ発生した最大震度5強の地震。一夜明けた8日朝は、各地で交通が混乱し、一部の鉄道駅では入場規制がかかりました。 コロナ禍で進んだはずのテレワーク。地震という緊急事態で対応することは難しかったのでしょうか。 それぞれの事情を聞きました。 「生産性が上がるから」 出社指示 都内のIT関連会社に勤める営業職の男性(57)は8日朝、普段より30分早く家を出て、最寄りのJR蒲田駅に向かった。午前8時前に駅に着いたが、すでにホームは人であふれ、すし詰め状態の電車を1本見送り、会社までたどり着いた。 この日の朝は会社で打ち合わせの準備をする必要があったため、出社した。夜間の急な地震で、予定の変更は難しかったという。 緊急事態宣言中は、原則「出勤3割」とされていたが、宣言が明けたとたん、「毎日出社」するように会社から指示された。理由は「生産性が上がるから」。 だが、「お客さんとの打ち合わせは自宅からウェブ会議でできたのに、今はわざわざ会社に行って同じことをしている」のが現実だ。 「感染はまだ完全に収まっていないし、毎日出勤する必要はあるのか」と漏らした。 業務の特性上、テレワークが難しいという人もいる。 金融機関勤務の男性(32)は8日朝、埼玉県戸田市から普段通り都内の職場に出勤した。早めに家を出たが、電車が遅れたため、到着は普段より遅れたという。 業務では扱う個人情報が多く… この記事は会員記事です。残り1067文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
双子パンダの名前「かわいい響き」 シンシン加えた3頭公開にも期待
「シャオシャオ」と「レイレイ」。上野動物園(東京都台東区)の双子のジャイアントパンダの名前が発表された8日、地元には喜びの声が聞かれた。来年1月に予定される、シンシンも加えた母子3頭の公開にも期待が高まっている。 動物園近くの百貨店「松坂屋上野店」では、この日から命名を祝うセールが始まり、特製のパネルがお披露目された。店を訪れた文京区の渋谷茉生(まき)さんと実生(みき)さんは12歳の双子。「素敵な名前」と笑顔だった。 動物園の近くに住む山口藍さん(7)と弟の穣くん(5)はパンダが大好きといい、「早く見に行きたい」と公開を楽しみにしていた。 都立上野高校2年の稲井音和さんと篠田夏帆さんは「かわいい響き」「もうひとひねりが欲しい」と異なる意見。ただ、2人とも動物園が大好きで、「飽きるほど行ったけど、赤ちゃんは見に行っちゃうよね」。(武田啓亮、御船紗子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
星空に映えるコキア 写真愛好家の要望で夜間イベント 大分・杵築市
藤脇正真2021年10月9日 7時30分 真っ赤に色づいたコキアと星空を楽しむ「レッドコキアと星空の撮影会」が6~8日、大分県杵築市の大分農業文化公園で開かれた。カメラ内の比較明合成機能を使って撮影すると、星の光跡が浮かびあがった。 写真愛好家からの「夜の公園も撮ってみたい」という要望で実現した初の夜間イベント。紅葉したコキアと、頭上にきらめく星空との共演に、参加者からは「最高。ぜひ恒例行事に!」との声が上がる盛況ぶりだった。 紅葉したコキアの見頃は今月末まで。(藤脇正真) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル