東京都教育委員会は24日、都立高校入試の男女別定員制度を廃止し、段階的に男女合同定員にしていくと決めた。現行制度では同じ学校なのに男女で合格ラインが異なり、都教委の分析では、いまの1年生を選抜した2021年度入試では女子約700人、男子約100人が、合同定員であれば合格だったのに不合格となっていた。 不合格の女子700人、男女合同定員なら合格だった 都道府県立高校で定員を男女別にしているのは、全国で東京都だけ。都教委によると、21年度入試では、全日制普通科110校で男女別定員となっている。 これまでも男女別定員の廃止を求める声はあり、都の検討委員会は1990年に撤廃を提言。98年度からは一部の学校で、定員の9割を男女別の成績順で決め、残り1割を男女合同の成績順で決める「緩和措置」を導入していた。 男女別定員110校のうち、女子の方が合格最低点が高かった学校数は しかし、今年に入り、男女別… この記事は会員記事です。残り1596文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Think Gender 男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
娘29歳、いなくなって5年 父親「私が生きている間に、どうか」
中沢絢乃2021年9月25日 11時54分 大分市横尾の五條堀美咲(ごじょうぼりみさき)さん(29)の行方が分からなくなって、26日で5年が経つ。五條堀さんが住んでいたアパートの近くでは24日、福岡県久留米市から来た両親が警察官らとともにチラシを配り、情報提供を呼びかけた。 大分県警は五條堀さんの写真や外見の特徴を記したチラシを5千枚用意し、JR大分駅や鶴崎駅でも配った。五條堀さんの父親(67)は「私の娘なんです。よろしくお願いします」と車のドライバーらに窓からチラシを渡していた。 五條堀さんは2016年9月25日午後11時半ごろ、一人で暮らすアパートで友人の女性と会ったのを最後に行方不明になった。SNSでは翌26日午前1時過ぎまで複数の友人とやり取りしたことが確認されている。携帯電話の微弱電波から、26日午前6時ごろには自宅周辺にスマートフォンがあったことが確認されている。 五條堀美咲さんの情報募る 失踪理由が見当たらないため、県警は「極めて事件性が高い」とみている。今年8月末までに捜査員延べ約3万2千人を投入。「似たような女性を見た」などといった情報が256件寄せられたが、有力な手がかりは得られていない。 「美咲がいなくなって5年。何ら気持ちの変化はなく、新しい季節を迎えるたびに娘のことを思い出します。どうにか無事でいて、また顔を見たい。私が生きている間に、どうにか娘と会えたら……」。美咲さんの父親は取材に、そう心境を語った。 五條堀さんは身長149センチでやせ形、髪は黒髪でセミロング。本人が使用していたグレーのトートバッグ(ポリエステル製、横20センチ、高さ23センチ、奥行き17センチ)とスマートフォン(iPhone6s)が見つかっていない。情報提供は大分東署(097・527・2131)へ。(中沢絢乃) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自宅の冷蔵庫に乳児を遺棄した疑いで夫婦を逮捕 夫「俺が指示した」
2021年9月25日 12時19分 自宅の冷蔵庫に乳児の遺体を遺棄したとして、香川県警は24日、丸亀市土器町東1丁目、建設業の稲鶴夢登(ゆうと)容疑者(25)と会社員の妻、愛梨容疑者(22)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。夢登容疑者は「おれが指示しておれがやった」。愛梨容疑者は「間違いありません」と、それぞれ容疑を認めているという。 丸亀署によると、2人は22日ごろ、自宅の冷蔵庫に、遺体を袋に入れた状態で遺棄した疑いがある。性別は不明。24日に県の児童相談所から「流産した乳児を自宅の冷蔵庫に入れている家庭がある」と警察に通報があり発覚した。県警は今後、司法解剖し、死亡や遺棄に至った経緯についても調べる。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
熊本、鹿児島で酒の制限一部緩和 「暑いうちにビール、うれしい」
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言と、まん延防止等重点措置が30日で期限を迎える。飲食店での酒の提供はどうなるのか。期限を前に、制限を一部緩和する動きがある一方、感染再拡大(リバウンド)による「第6波」への懸念から緩和には慎重な声もある。 熊本市中央区のビアレストラン「オーデン」は24日、酒類の提供を始めた。熊本県には重点措置が適用されており、県はこれまで、対象区域の熊本市の飲食店に営業時間短縮と酒類の提供停止を求めてきた。 しかし、感染拡大が抑えられているとして24日からは制限を緩和。県が認証した感染防止対策を取っている店では、午後7時半まで酒類が提供できるようにした。 店長の村山二郎さん(49)は「まだ暑いうちにビールの提供ができてうれしい。『第6波』が来ないよう、緩みすぎないように対策を続けたい」。店では消毒を徹底し、仕切りを設置。大声で盛り上がるような客がいれば、静かに飲食を楽しむよう促すという。 会社の同僚3人でビールを飲んでいた40代の男性は「久しぶりに店で飲んでおいしい。マスクは飲むときだけ外しています」。50代の男性は「常連さんとも久しぶりに会えた。好きなお店には協力していきたい」と話した。 熊本県は、重点措置が解除されても、熊本市内の飲食店への時短営業要請は続ける。酒類の提供は認める方針。さらに認証店には通常営業を認めるという。 同じく重点措置が適用されている鹿児島県でも24日、措置区域の鹿児島市内で、飲食店の酒類提供停止要請を緩和した。県による感染防止対策の「第三者認証」を受けた飲食店を対象に、1グループ4人以内または同居家族なら、午後7時半までの酒類提供をできるようにしている。一方、同様に重点措置が適用されている宮崎県では、宮崎市の飲食店に時短営業と酒類の提供停止を要請。解除後の酒類の提供についてはこれから検討するという。 緊急事態宣言が出されている… この記事は会員記事です。残り660文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
真珠はどうやってできるの?
「真珠はどうやってできるの?」 千葉県・和田あい子さん(41)からの質問 ののちゃんのDo科学 ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。science@asahi.com ののちゃん 先生がつけているピアス、とてもきれいだね。 藤原先生 これは真珠よ。きれいでしょ。 のの そういえば真珠ってどうやってできるの? 先生 いま売られている真珠のほとんどは養殖でつくっているんだよ。天然の真珠もあるけど、真珠を作る貝は数千個に1個あるかないかくらいわずかなので、とても高価。19世紀末に養殖が始まってから、天然ものより手ごろな値段で買えるようになったんだ。真珠をつくるにはまず、真珠を生み出す親の貝(母貝)を育てるところから始まる。二枚貝の一種のアコヤガイの赤ちゃんを、海の中で2年間、母貝になるまで育てるんだ。 のの 2年間も! 先生 そう。そのあと、大事な「核入れ」という作業をする。二枚貝の貝がらを丸くけずった「核」と、身を包んでいる外套膜(がいとうまく)を2ミリ角ほどに切った「ピース」を、母貝の中に入れる。貝を傷つけないよう、核入れはていねいに素早くやるんだ。1人あたり一日に500~700個の核入れを担当するの。 のの うわぁ、それは大変だ。 先生 核入れが終わった貝の… この記事は会員記事です。残り736文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
DV被害者の転居先、県が漏洩 元勤務先へ住所記した書類を送る
伊藤秀樹2021年9月25日 9時10分 熊本県は24日、DV被害者の女性の転居後の住所を記した給与照会書を外部に漏洩(ろうえい)したと発表した。女性は新たな被害防止のため住民基本台帳の一部の写しの閲覧などが制限されていたが、自治体に確認する前に勤務先へ送っていた。女性に被害は確認されていないという。 県によると、8月に県央地域の女性が自動車税を滞納していたため、給料の差し押さえ手続きのため勤務先に照会書を送付した。その後、差し押さえ可能額の算定に必要な同居親族確認のため、女性の本籍地の自治体から戸籍の記録を受領した際、女性がDV被害者であることを把握した。女性はすでに勤務先を退職していた。県は作業手順のマニュアルを見直すという。(伊藤秀樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
特別支援学校に設置基準 小中学部は1学級6人上限 教室不足改善へ
伊藤和行2021年9月24日 19時30分 文部科学省は24日、障害のある子どもが通う特別支援学校の設置基準を初めて制定した。在籍者が増えて教室不足が深刻化しており、学級の上限人数や校舎面積、施設などの最低基準を定めた。来年4月から順次施行される。 施行の時期は来年度と再来年度に分かれており、学級の上限人数や校舎面積、備えるべき施設などの設置基準は2023年4月1日から施行される。1学級の人数は幼稚部は5人以下、小中学部は6人以下、高等部は8人以下などとした。校舎の面積は、視覚や聴覚など障害の種類ごとに部や児童生徒数に応じて細かく定められた。施設については、教室や職員室のほかに自立活動室や図書室、保健室なども備えるよう求めている。 来年4月1日からは総則と高等部の学科の設置基準が施行される。高等部は普通科と専門科を設けるなど、これまで省令で定めてきた学科を踏襲する。 設置基準はこれまで小中学校、高校には設けられていたが、特別支援学校にはなかった。特別支援学校の在籍者数は昨年度、全国の1149校で計約14万5千人と10年度から約1・2倍に増加。一つの教室をパーティションで分けて使うなど教室不足が深刻になり、基準の設置が求められていた。設置基準は学校を新設する場合に適用されるが、現存する学校にも基準を下回らないことが求められている。(伊藤和行) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
悪口書き込み「先生が見ないときに素早く」町田小6自殺、児童ら証言
東京都町田市で昨年11月、市立小学校6年の女子児童(当時12)がいじめを訴える遺書を残して自殺した問題で、女子児童の遺族側が入手した資料の中に、学校配布のタブレット端末を使った具体的な悪口の書き込み方法などに関する児童らの証言が記されていたことが分かった。 女子児童が通っていた小学校での端末の管理をめぐっては、当初端末のIDが出席番号などに設定され、パスワードが同一だったことが明らかになっており、文部科学省は「不適切だった」と市教育委員会を指導している。資料からは、端末管理が徹底されていなかった実態が改めて浮き彫りになった。 両親の代理人弁護士によると、資料は市教委が遺族側に開示したもので、女子児童の自殺後の昨年12月、学校が同級生らに聞き取りをした際のやりとりが記入されている。 端末で悪口を書いた方法についての聞き取りに対し、「先生が画面を見られないような状態の時に、素早くやっていた」などと答えたほか、端末を操作して画面を切り替えてチャットが見られない状態にするなど、教員の目をかいくぐってチャットへの書き込みがされていた具体的な様子が分かる。 一方、不正ログインの実態についても記載があった。複数の児童が他人のアカウントでログインし、チャットの中身を確認しようとしたと証言。「チャットに(女子児童への)悪口が書かれているとうわさで聞き、本当かどうか確かめるためだった」などと説明している。また、昨年9月にチャットで悪口を確認したという児童は、その内容を女子児童本人に伝えていたという。 市教委によると、昨年11月の女子児童の自殺後、12月初旬から学校で教員が児童に聞き取り調査を実施。その際、女子児童が自殺したことは両親の要望で伏せていたという。この調査について市教委は「ご遺族側にも一定の説明はしている」としている。 この問題をめぐっては、今年2月、市教委がいじめ防止対策推進法の「重大事態」にあたるとし、3月から常設のいじめ問題対策委員会で調査をしてきたが、同市の石阪丈一市長が今月22日、弁護士や有識者らによる新たな第三者委員会を立ち上げて再調査する方針を示している。(前川浩之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
政治家の発言やネット言説などをファクトチェック 本社がFIJ加盟
2021年9月25日 5時55分 朝日新聞社は、政治家の発言などの真偽を検証する「ファクトチェック」の報道について、判定基準により客観性を持たせるため、日本でファクトチェックを推進するNPO「ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)」のメディアパートナーに加わりました。 今後はFIJのガイドラインに基づき、検証対象の言説や情報を、「正確」「ミスリード」「虚偽」など、9段階で真実性や正確性を判定していきます。 ネット社会では様々な言説が飛び交い、新型コロナウイルスの感染拡大によって、社会や政治のあり方が大きく変わりつつあります。ファクトチェック報道で、公正性や透明性を重んじ、判定に至った根拠や理由を示しながら、真偽が定かでない言説の検証にいっそう力を入れていきます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Accord entre Washington et Huawei pour un retour en Chine de son ancienne directrice financière
L’ancienne directrice financière de Huawei Meng Wanzhou sort de sa résidence surveillée à Vancouver (Canada), le 24 septembre 2021. DON MACKINNON / AFP L’annonce devrait être l’épilogue d’une bataille judiciaire et diplomatique longue de trois ans. La justice américaine a entériné, vendredi 24 septembre, un accord scellé entre Washington et la société […]