ガソリンの高値が続いている。だが、価格は全国一律ではなく、地域によって高かったり、安かったりと、差が生じている。そこには、円安や紛争による原油高とは全く別の理由があった。 ガソリンが安いのは、北海道だ。資源エネルギー庁が各経済産業局単位で調べた11月6日現在のレギュラーガソリン1リットルあたりの平均価格は168・5円。最も高い九州より9・8円安かった。輸送コストがかかるため「ガソリンは製油所から遠いほど高い」とされるが、北海道石油商業組合の三木一弘専務理事は「広い道内で運送費はかかるが、ガソリンスタンド(SS)の価格競争が激しい」と話す。取扱量が多い大手SSが設定する安値に、地場のSSが対抗する構図がある。 同じ理由で安いのが熊本県。11月6日のレギュラーの平均価格は九州で最も安かった。熊本県石油商業組合は「どこのSSも安さをPRし価格が大きく見えるよう店頭に貼り出す。競争原理が強く働いている」と話す。 一方、輸送費がかかる地域は… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
米軍の無人偵察機MQ9、海自鹿屋基地から撤収完了 嘉手納で運用へ
米軍が海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)で運用してきた無人偵察機MQ9の部隊が12日、撤収を完了した。九州防衛局が明らかにした。鹿屋基地での無人機運用は昨年11月21日からの1年で終わった。 米空軍は無人機の嘉手納基地(沖縄県)での運用に向け、10月中旬から移駐を始めていた。防衛局は、米軍が11月14日に無人機の関連機材、人員すべての搬出を完了させると公表していたが、撤収作業は2日早まった。 鹿屋基地には無人機8機が配備されていた。今年8月には滑走路をオーバーランする事故が発生した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高まる中学受験熱、24年春の動向や注目点は 栄光ゼミナールに聞く
中学入試シーズンが近づいている。コロナ禍を経て中学受験熱は高まっており、2023年春の首都圏の私立・国立中学校の受験者総数は過去最多となった。24年春の動向や注目点は。受験事情に詳しい大手進学塾「栄光ゼミナール」の入試情報センター責任者の藤田利通さんに聞いた。 中学・高校と大学が「高大連携」の協定を締結したというニュースを、今年はよく聞きました。大幅に増えたと言えます。 中高側にとっては大学の授業や先進的で大規模な施設に触れることができ、学校の魅力づくりにも役立ちます。大学側も、受験の選択肢に入れてもらいやすいといったメリットがあります。 特に理系の大学と女子校が多いですが、文系の大学との連携も増えています。 早い動き出し たとえば今年だけでも、湘南白百合学園は北里大、上智大、順天堂大と相次いで連携の協定を結びました。山脇学園と東京農業大、神田女学園と中央大理工学部、本郷と順天堂大、巣鴨と東京医科大、佼成学園と国際基督教大(ICU)などの例もあります。 具体的な取り組み例として… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
別学人気、海外大…中学受験のトレンドは 首都圏模試センターに聞く
中学入試シーズンが近づいている。コロナ禍を経て中学受験熱は高まっており、2023年春の首都圏の私立・国立中学校の受験者総数は過去最多となった。24年春の動向や注目点は。受験事情に詳しい首都圏模試センター教育研究所長・北一成さんに聞いた。 首都圏模試センターの集計では、2023年の首都圏(1都3県)と茨城・栃木・山梨の一部を合わせた私立・国立中学受験者数は5万2600人で、過去最多でした。公立中高一貫校のみの受検者を合わせると6万3千人超。1都3県では4・65人に1人が入試を受けた計算になります。 来春は今春よりわずかに減ると思いますが、ほぼ横ばいとみています。 高まる男子校・女子校人気 バブル崩壊やリーマン・ショックの後は、減少傾向が続きました。再び増加に転じたのは、前年に大学入試改革の方向性が示された2015年。そこから今春まで9年連続で増えています。ここ3年はコロナ禍で景気が良いとは言えない状況にもかかわらず、です。 理由の一つは、コロナによる… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元電通66歳が歌う信州の原風景 デビュー曲に込めた故郷へのエール
東京で四十数年勤めた会社の現役を、65歳で退いた。第二の人生をどう迎えるか――。頭に浮かんだのは子供のころの歌手への夢と、ふるさと長野を盛り上げたいとの思い。「やりたいことに挑戦しよう」。今夏、男性は思いを届けようと仲間と共に、66歳でCD歌手デビューを果たした。 「みなさんの前で初めて披露します。『ふるさと信州ありがとう』」 ♪心に残るアルバムページを ♪くりながらふり返る 人生模様 8月、東京・銀座のアンテナショップ「銀座NAGANO」。元電通の社員でマーケティングの著書も多い長野県旧中条村(現長野市)出身の上條典夫さん(67)の伸びやかな歌声が響いた。 作詞は「北国の春」で知られ、同じ長野県の南牧村出身の作詞家、いではくさん(81)が手がけた。「話を聞いて、最初は冗談かと思ったが、本気のようなので何とかしないとと思い」といでさんが笑う。最後に上條さんが唱歌「故郷」を歌い出すと、長野出身の聴衆が集まった会場に自然と人々の合唱の声がわき起こった。 母校は閉校 退職後に気付いた地元の衰退 上條さんは、電通で地域開発… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道各地で「初雪観測」ラッシュ 札幌・大通公園はうっすら雪化粧
【動画】札幌で初雪が観測された=原知恵子撮影 11日、北海道付近は冬型の気圧配置となった影響で冷え込み、道内各地で「初雪観測ラッシュ」となった。 午前7時20分までに観測されたのは、札幌、函館、室蘭、網走の各気象台。それぞれ、平年より9~12日遅かった。 平年より10日遅い観測となった札幌市の中心部にある大通公園はうっすら雪化粧となった。午前7時ごろにはちらほらと雪が舞い、通りかかった人はコートを着込みマフラーを巻いていた。(原知恵子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
いよいよ近づく冬 多様な暖房器具、部屋全体の暖めに向くのは?
冬が近づいています。寒さ対策に欠かせない暖房器具には様々な種類があります。選ぶ際のポイントとエアコンの節電術をまとめました。(大村美香、寺田実穂子) 選ぶポイントは 暖房器具には様々な種類があるが、どのように選べばいいのか。家電量販店の「ビックカメラ有楽町店」(東京都千代田区)で担当者に聞いた。 石油ストーブや石油ファンヒーターは、使い慣れている人が買い替えることが多いという。石油ファンヒーターは暖かくなるのが速いのが特徴だ。 灯油を使わず電力だけで稼働する商品も様々ある。「電気代も重要ですが、スポット的に暖めるか、部屋全体を暖めるのか、使用の目的によってご案内しています」と担当者。 電気ストーブや電気ファンヒーターは足元などの部分的な暖めに向いている。電気ストーブは、ヒーターに使われる素材によっては体の芯まで温める効果を示すものもあり、商品ごとの価格も様々。小さな子どもやペットがいる家庭では、安全性の面から電気ファンヒーターがおすすめだ。 部屋全体を暖めるのに向いて… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
推しの「女将カード」集めたい 魅力度最下位と言われた県での奇策
まるで対戦カードのような「いばらき女将(おかみ)カード」が人気を博している。茨城県内のスナック菓子メーカーが販売するポップコーンに袋入りで付いたもので、県が進める観光企画の一環。この人気ぶりについて大井川和彦知事も「『想像超え』」とご満悦だ。(富永鈴香) SNSのX(旧ツイッター)上では「朝からいばらき女将カードの開封をしている」「女将全部コンプしたい(そろえたい)」「売り切れてて残念」「推しの女将を見つけたい」と、続々と反応が集まっている。 企画したのは県ホテル旅館生活衛生同業組合。カードは縦8センチ×横6センチで、28種類ある。県内のホテルや旅館で働く女将ら27人が1人ずつカードに登場する。全27人が載ったレアカードもあり、特典として宿泊施設で1千円の割引を受けられる。このレアカードの出現率は0・8%だそうだ。 特徴は対戦カードのような仕様になっていること。表面には「体力」「酒豪」「語学」など、女将の趣味や特技を数値化している。数字や項目は女将による自己申告に基づく。組合の担当者は「数字が高いから能力が高いというわけではない」と話す。裏面には女将らが働くホテル・旅館の情報や近隣のオススメの観光スポットも紹介されている。 仕様は対戦カードのようだが、対戦のルールは定めていない。「コレクションでも、ポイント数をみて女将さんのイメージを膨らませても。自由に遊んでいただきたい」 この企画は、県がJRグループと進める大型観光企画「茨城デスティネーションキャンペーン(DC)」の一環。古河市に本社を置く「ジャパンフリトレー」と組合がコラボし、「マイクポップコーン」(税込み200円)に付いている。ホテルや旅館、小売店で販売。約4万3千枚を制作したが、品薄状態だという。 熱心なファンの姿に、女将も思わず この人気について女将たちは――。 カードに登場する1人で「い… この記事は有料記事です。残り556文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 【紙面ビューアー機能も使える】プレミアムコースが2カ月間無料!お得なキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
藩主屋敷がお化け屋敷に 「苦しそうな唄声が…」歴史感じる肝試し
館林藩最後の藩主、秋元家にゆかりのある建物がお化け屋敷に――。群馬県館林市を代表する近代和風建築を会場に「旧秋元別邸お化け屋敷~呪い唄の聴こえる家~」と題したイベントが11日から開かれる。 建物の活用、観光などを目的に館林市観光協会と市内の事業者が開く。「姉妹の悲しい恋物語。夜になると苦しそうな唄声が……」との設定。古い日本家屋の趣をいかして、季節外れのお化け屋敷を楽しんでもらう。 広々とした日本庭園にたたずむ建物は、「主屋」が明治後期(1910年ごろ)、「離れ座敷」が30年に建てられた。離れには洋間もある。織物会社が建設し、後に秋元家が別邸として所有した。61年に県に売却された後、補修された。 お化け屋敷は11、12、17、18、19日の5日間。料金は大人700円、高校生以下500円。問い合わせは市観光協会(0276・74・5233)へ。(柳沼広幸) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
100万円で「市長と特別な一日」 千葉・四街道のふるさと納税返礼
千葉県四街道市は、ふるさと納税の返礼品として、鈴木陽介市長と一緒に一日を過ごせる体験の提供を新たに始めた。市によると、このような返礼品は県内自治体では初めてだという。鈴木市長は「特別な一日になるよう全力を尽くします!」との談話を寄せている。 寄付額は100万円で、返礼の体験は2種類から選べる。公務随行体験では、市長の公務や市内視察に同行する。もう一つの返礼は、「市長コンシェルジュ」と銘打ち、市長が市内の観光スポットを案内する。いずれの体験でも、市長室での記念撮影や市長とのランチミーティングができる。 市政策推進課の担当者は「四街道市のことを知って、愛着を持って、四街道市に来てもらいたい」と話している。(伊藤繭莉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル