戊辰戦争などで命を落とした長州の人たちの功績をたたえる「明治維新防長殉難者顕彰会」の総会が29日、京都市で開かれ、故・安倍晋三元首相の後任となる会長に妻の昭恵氏を選出した。 昭恵氏はあいさつで「主人が亡くなったあと、大東亜戦争全戦没者慰霊団体協議会の会長もお引き受けした。常々、主人が『英霊とともに自分は仕事をしている』というようなことを言っていたので、主人の魂と一緒に英霊を弔うことが私の務めと思っている」と述べた。 顕彰会は1895年、京都・… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
死亡選手の前に先導車なし 「ツール・ド・北海道」第三者委が初会合
9月8日に自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」で起きた交通事故で、死亡した選手が走っていた21人の集団の前には対向車に注意を呼びかける「先導車両」がいなかったことが29日、わかった。専門家でつくる第三者委員会「安全対策検討会」の初会合で主催者のツール・ド・北海道協会が明らかにした。今後、対策が十分だったかを検証する際のポイントになりそうだ。 事故現場は、片側1車線で見通しの悪いカーブだった。当時、自転車の走行車線は原則左側1車線のみとされていた。選手の対向車線へのはみ出しについては主催者側が禁止していた。 同協会によると、死亡した中央大の男子選手(21)が午前11時35分に十勝岳の頂上付近を通過した時は、21人中5位だった。その後、先頭に立ってカーブに突入した際、対向車線にはみ出て乗用車と衝突した。 衝突した車両は午前10時10分ごろ、頂上付近を往復している姿が目撃されていたほか、警備員から促されて上富良野町方面に移動していたことも判明した。 座長を務める萩原亨・北大院教授(交通工学)は「片側1車線しか使えないという要素が、即座に事故に結びつくわけではない」とし、時間をかけて再発防止策をまとめる考えを示した。会合では「ルール違反者に、金銭や時間の罰則を課す方法もある」との意見も出たという。(石垣明真) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「恒心教」掲示板にハッキング手口 脅迫メール被害、奈良県警にも
「恒心(こうしん)教」と称する人たちが拠点とする匿名の掲示板に、企業や組織から流出したとみられる個人情報が大量に掲載されており、企業や組織側への取材で少なくとも計113万件が確認された。情報は企業のサイトがハッキングされるなどして流出したとみられる。 「恒心教」関連の掲示板には個人情報のほか、企業や組織のサーバーをハッキングし、サイバー攻撃の踏み台にする手口に関する情報も多数投稿されていた。これらが悪用され、昨夏、奈良県警に大量の脅迫メールが送り付けられていたことが分かった。 奈良県警の捜査関係者によると、昨年8月29日夜から翌日未明にかけ、電話での通報が困難な人向けの「メール110番」の公開されたアドレスに、「9月2日に県警本部を爆破する」などと書かれた脅迫メールが送り付けられた。メールは約4万通に及んだ。 県警がメールの発信元を調べたところ、ある風俗店のサーバーだった。事件の数時間前、「恒心教」の掲示板にこのサーバーを乗っ取る手口が投稿されていたことが判明した。サーバーの解析などから、この情報をもとにサイバー攻撃が行われたと県警はみている。 奈良県警に脅迫メールが送りつけられた同じ日、兵庫県明石市の泉房穂市長(当時)を脅迫する内容のメールが、このサーバーから送信された痕跡も見つかった。 奈良県警に脅迫メール送付と同じ日、別の被害も 今年3月、兵庫県警は泉氏の… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
今年のテーマは「昆虫」 ファーブル生誕200年 あしや砂像展
大小27基の砂の像が海沿いに並ぶ「あしや砂像展2023」が、福岡県芦屋町の海浜公園で開かれている。 今年はフランスの昆虫学者ファーブルの生誕200年にちなみ、「昆虫」がテーマ。国内外の作家が2週間ほどかけて制作した。 大きなものは高さ約6メートル、幅約10メートルに及ぶ。カブトムシやアサギマダラ、カマキリなどが細部まで作り込まれている。日没後はライトアップされ、訪れた人々が熱心に見入っていた。 午前10時から午後9時まで。入場料は大人500円、小中学生200円。11月12日まで。(吉本美奈子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「日本で元祖」のハロウィーン 東京・表参道でパンプキンパレード
31日のハロウィーンを前に、東京都渋谷区の表参道エリアで、仮装した子どもたちが参加する「パンプキンパレード」が開催された。参加者は、歩道に集まった見物客に手を振るなどして、にぎやかなパレードを楽しんだ。 パレードは1983年から始まり、今年で39回目。商店街振興組合「原宿表参道欅(けやき)会」が主催した。「日本で最初にハロウィーンの仮装パレードを行ったイベント」とも言われている。 この日は、思い思いの衣装で仮装した子どもたちと家族などが参加し、表参道の約1キロのコースを歩いた。参加者同士で写真を撮りあったり、踊ったりしながら、ハロウィーンの雰囲気を満喫していた。 世田谷区の奥田麻衣さん(35)は、長男の春明君(6)、長女の葉名ちゃん(2)を連れて参加した。「非日常感を味わえるイベントが少なくなっていたので、今日はとても楽しかった」と話していた。(中井なつみ) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
警戒ハロウィーン、渋谷は「来ないで」 定番の広場に異例の巨大看板
新型コロナの「5類移行」後で初となる31日のハロウィーンは、各地で例年以上の警戒ムードとなりそうだ。昨年の韓国の雑踏事故の記憶も新しい上に、路上飲酒やゴミ放置の問題が毎年深刻に。ついに、「来ないで」と自治体が呼びかける事態となった。(比嘉展玖、宮野拓也、大下美倫、良永うめか、西晃奈、原田達矢) 外国人観光客にも人気の渋谷駅前のスクランブル交差点に、異色の特大看板が登場した。 「渋谷はハロウィーンイベントの会場ではありません 渋谷区」 9月12日、長谷部健・渋谷区長も「ハロウィーン目的で渋谷駅周辺に来ないで」と記者会見で呼びかけた。 仮装した若者らの振る舞いが年々問題となり、2016年以降、区が更衣室やトイレを置くなどしてトラブル回避に努めてきた。しかし、18年に、暴徒化した集団に軽トラックが横転させられる事件が起き、ついに「来訪抑止」に転じた。 地元商店街は「ハロウィーンはメリット全くない」 今や地元商店街から「ハロウィーンはメリットが全くない」と言われるほど。区は、対象の時期と場所を定めた路上禁酒条例を19年に施行し、今回もそれに基づいて一部の繁華街が路上飲酒禁止となった。一部の店にはアルコールの販売自粛も要請する。 ただ、「路上飲み」は日常化… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Miyazaki dans « Le Monde », le long voyage vers la célébration
Hayao Miyazaki en novembre 2014, à Hollywood. FRAZER HARRISON / GETTY IMAGES VIA AFP Alors que Le Garçon et le héron, le douzième long-métrage du maître de l’animation japonais, Hayao Miyazaki, sort le 1er novembre, quarante-quatre ans après la diffusion sur les écrans japonais de son premier opus, Le Château de […]
一日がかりの運動会復活、でも多くは「短縮」続行 学校の選択のわけ
秋の運動会シーズン。各地の学校では4年ぶりに、新型コロナによる制限のない形で運動会が実施されている。コロナ前のように「一日がかり」に戻す学校がある一方、多くの学校は負担軽減のため短縮開催を続けているようだ。 東京都世田谷区立塚戸小(児童数約870人)では10月14日、午前8時半から午後2時半ごろまで運動会が行われた。昨年まではコロナ対策のため、3年連続で「学年ごとに時間帯を分けて実施」「午前中に終える」という形式。種目も徒競走とソーラン節やダンスなどの表現の演技のみに制限し、子どもたちは他学年の種目のビデオ中継を教室で観覧していた。 だが、今年は4年ぶりに全学年が集まって一日がかりで行われた。赤組と白組に分かれての応援合戦、徒競走、ダンス、大玉転がしや玉入れなどを実施。保護者らの観覧制限もなくし、約2200人が訪れた。児童は長時間屋外にいる経験が少ないため、近隣の小学校から借りてきた約40のテントを校庭のトラックを囲むように設置。児童は出場種目以外はテントの下でいすに座り、声援を送った。 一日がかりの運動会が復活した学校がある一方、コロナ禍と同様に短縮を続ける学校が目立ちます。記事の後半では、その理由に触れます。 児童「他学年を間近で応援、楽しい」 親たちの感想は…… 6年生の水野雅康さんは「3… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2024年問題、演劇や音楽界にも 運転手足りず「地方公演が減る」
有料記事 平賀拓史 増田愛子 定塚遼2023年10月29日 15時00分 トラック運転手にも時間外労働の上限規制が適用され、運転手不足が危ぶまれる「2024年問題」。文化芸術の分野にも影を落とし、演劇や映像、音楽業界に懸念が広がっている。(平賀拓史、増田愛子、定塚遼) 「2年先まで公演が決まっているのに、人手が足らない」。演劇やミュージカル関係の搬送を多く請け負う、埼玉県にある運送会社の男性幹部はもらす。 幹部が強調するのが、業務の特殊性だ。大規模な公演では、規格外の照明セットや大道具も多い。ツアーのためにオリジナルの荷台を組み、パズルのように荷物を積み込む。「ドライバーを雇ったとしても、すぐに習熟できる仕事ではない」と幹部は言う。 深刻な運転手不足が懸念される2024年問題。影響は演劇、ドラマ、映画、音楽など広いジャンルに及びそうです。 「具体策がなく頭を悩ませている」と話すのは、毎年、ツアー公演を行う劇団「文学座」の担当者。今年度は2作品が近畿、北陸、九州など計50都市以上を巡った。従来は運送会社のドライバーを帯同し、11トントラック1、2台で大道具などを移動させてきた。「ドライバーを増やせば、その分の人件費がかかり、経済的に締め付けられる」 東京で開幕した主催公演を、地方の各都市でも上演する「パルコ劇場」。7月、24年問題の影響を運送会社に聞き取りした。従来は東京公演最終日に大道具などを搬出、翌日に大阪の劇場に運び込むといった日程を組んでいたが、来年度以降は搬入までにもう1日必要となることが明らかに。同じ曜日に千秋楽を迎える劇場が多く、規制への対応で必要なドライバー数が増えると、搬出用トラックを手配できない可能性があることも分かった。経費増加や地方公演の減少を見込むという。 東京で制作された舞台のツア… この記事は有料記事です。残り1179文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 【紙面ビューアー機能も使える】プレミアムコースが2カ月間無料!お得なキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「お受験コンサル」がみる小学校受験のリアル 多い相談や依頼は?
小学校受験が本格化するシーズンを迎えました。共働き世帯の受験も増え、少子化ながら志願者層は拡大傾向です。自身と長男の小学校受験の経験を生かし、小学校受験専門のコンサルティングを手がける「ウィンお受験コンサル」の波多野里奈さんに、最近の受験事情や多く寄せられる相談、受験に臨む保護者へのメッセージを聞きました。 ――相談に訪れるのは、どのような家族が多いですか。 親子とも小学校受験は初めてで、「何から始めたらいいのか」と悩んでいる人が多いです。「とりあえず幼児教室に通ってみたけれど、このままでいいのか」という方もいます。 共働き世帯からの相談も年々増えていて、いま依頼者の6~7割を占めます。 ――どのような相談や依頼が多いでしょうか。 「時間が足りない」ことによる相談や依頼が圧倒的に多いです。受験する共働き層が増えたとはいえ、まだ、受験準備の段階でも「時間の融通が利きづらい」ことがネックになることは多いようです。 「代理」を依頼されるケースも 例えば、複数の学校の説明会… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル