2023年8月24日 12時45分 大学に爆破予告ファクスを送ったとして、「恒心教」を名乗る男2人が警視庁に逮捕された事件に絡み、警察庁の露木康浩長官は24日の定例記者会見で、「この種の事案が社会生活に与える影響は決して無視できない。警察としては引き続き、法と証拠に基づき、適切に捜査を進めていきたい」と述べた。 警視庁に威力業務妨害容疑で逮捕されたのは、無職の大熊翔(26)、東京農工大大学院生の佐藤直(22)の両容疑者。1月23日、東京音楽大学(東京都目黒区)に「高機能爆弾を334個しかけた」などと書かれた文章をインターネットファクス送信サービスを使って送り、業務を妨害した疑いがある。露木長官は会見で、両容疑者が23日に起訴されたことを明らかにした。 警視庁によると、両容疑者は、ネット上で弁護士らに対する中傷などを繰り返す恒心教を名乗り、大熊容疑者は「恒心教徒として犯行予告をしていた。アピールしたいという自己顕示欲があった」、佐藤容疑者は「恒心教を広めたかった。ファクスが送られれば大事になって面白いと思った」などと供述しているという。 恒心教を名乗り、メールなどで自治体や公的機関、学校などに対し爆破や殺害を予告する事件は各地で相次いでいる。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
原発処理水の放出開始 希釈した水7800トン、約17日間かけ海へ
東京電力は24日午後、福島第一原発の処理水の海への放出を始めたと発表した。大半の放射性物質を除去する「多核種除去設備」(ALPS(アルプス))に通し、敷地内のタンクで保管している水約7800トンを海水で希釈しながら、約17日 間かけて放出する。 放出開始から1カ月程度は、沖合約1キロ先の放水口の周辺で海水を毎日採取し、トリチウム濃度を調べる。 午後1時ごろからは、原発内の遠隔操作室での作業の中継映像が報道陣に公開された。 運転員らは指示を復唱して確認しながら、処理水を送り出すためのポンプを起動させ、流量などを確認した。 東電によると今年度は、タンクにためている約3万1200トン分の水を計4回に分けて放出する。含まれるトリチウムの総量は約5兆ベクレルで、放出計画で定めた年間の放出上限22兆ベクレルの4分の1以下にあたる。 原発内のタンクは1千基以上あり、8月3日現在で約134万トンの水がたまっている。 汚染水は増え続けていて、放出分がそのまま減るわけではない。東電は、廃炉完了の目標の2051年までに放出を終えられるよう、計画を年度ごとに策定する方針だ。(福地慶太郎) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
En photos : le rejet des eaux de Fukushima dans l’océan suscite colère et inquiétude au Japon comme chez ses voisins
Le Japon a commencé, jeudi 24 août, à rejeter dans l’océan Pacifique de l’eau accumulée depuis des années sur le site de Fukushima, ravagé par le tsunami meurtrier du 11 mars 2011, qui a provoqué la pire catastrophe nucléaire depuis Tchernobyl en 1986. La pêche, le tourisme et l’économie de Fukushima, durement touchés, sont […]
戻らぬ初恋の人、学徒動員、近づく米軍機… 91歳、記憶を刻む短歌
戦争を体験した人が少なくなる中、京都府舞鶴市出身の内海和子さん(91)=京都市伏見区=は、戦時中の経験をもとにした短歌を新聞に投稿してきた。ふるさとを襲った空襲で亡くなった人たちの鎮魂や、平和への願いを三十一文字(みそひともじ)に託し、語り継ごうとしている。 太平洋戦争末期の1945(昭和20)年、13歳の内海さんは、京都府舞鶴市にあった海軍兵学校舞鶴分校で働いていた。舞鶴第二高等女学校(現在の府立東舞鶴高校)の2年生。兵学校に動員され、事務の仕事をしていた。校内の各部署に書類を届けるのが主な仕事だった。 「それほど深刻には考えていなくて。(海軍の)兵隊さんへの憧れもあって、仕事は楽しかった」 日本各地への空襲は、日ごとに激しさを増していた。東京や大阪は焼け野原になり、軍港がある舞鶴にも米軍機が姿を現していた。 《空襲に戦(おのの)きし夜のまざまざと打ち上げ花火耳塞ぐ夏》 校庭に並べられた遺体 7月29日午前8時半ごろ。米軍機の襲来を知らせるサイレンを聞いた。自宅近くにある寺の竹やぶに身を潜めていると、突然、耳が聞こえなくなるほどの猛烈な風が全身を襲った。 通りに出ると、舞鶴海軍工廠… この記事は有料記事です。残り1183文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
離島を襲った突然の「燃料危機」 唯一のGSが閉店? 生活どうなる
瀬戸内海に浮かぶ離島が「燃料危機」に揺れた。唯一のガソリンスタンドを経営する男性が店をたたむと決めたためだ。 島内の移動に欠かせない車のガソリン、冬には暖房用の灯油も必要だ。「どうしたらいいのか」。島民たちは頭を抱えた。 丸亀港(香川県丸亀市)から船で約20分。周囲約18・5キロの「広島」(讃岐広島)が舞台だ。 島の人口は150人ほど。昭和30~40年代は採石業で栄えたが、いまは目立った産業がない。 「経営状況が厳しく閉鎖したい」 半世紀ほど前から島で唯一のスタンドを経営する金崎敏行さん(74)が、丸亀市役所の出先にあたる市広島市民センターに相談したのは、2021年末のことだった。 月の売り上げは30万円ほど。常に赤字状態で設備の維持管理にも事欠いた。クレジットカードを使えるようなレジもない。 「スタンドは島の暮らしを支えるインフラの一部分。経営的も年齢的にも限界に近かったが、みんなのことを考えるとやめるなんて言い出せなかった」 相談を受けた市民センターの山田健司所長は、翌年4月に島内7地区の自治会長が集まった場で状況を説明した。 しかし、このとき事態を深刻に捉えた人は少なかった。定休日を増やしたり営業時間を減らしたりしながら、細々と経営を続けてくれる。「もうしばらくは」。誰もが、そう思っていた。 急変した事態 半年後に状況が一変した。 金崎さんが22年10月、脳… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
職員らが利用者を暴行、1人逮捕の障害福祉事業者 県が指定取り消し
菅沼遼2023年8月24日 8時35分 長野県は22日、上田市の就労支援センター「さんと」で職員らが利用者を暴行し、けがを負わせたなどとして、施設を運営する上田市の一般社団法人「蚕都会(さんとかい)」(吉田景子代表理事)の障害福祉サービス事業者の指定を31日付で取り消すと発表した。 県によると、昨年7月、職員らが利用者に打撲などのけがを負わせる傷害事件を起こした。また、この傷害事件の発生以前から職員が複数の利用者に対して繰り返し虐待を行っていたという。さらに、県と市が昨年8月に実施した調査に対して、そのような事件はなかったと虚偽の答弁をするよう、吉田代表が一部の職員に口止めをしていたという。 職員の1人は昨年、傷害容疑で逮捕・起訴され、今年3月に懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決が確定した。県は、昨年10月から監査や元利用者への聞き取り調査も実施。障害者総合支援法に基づいて、指定取り消しの行政処分とした。(菅沼遼) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Au Japon, la révolution capillaire du baseball lycéen
LETTRE DE TOKYO L’équipe du lycée Keio de Yokohama (sud de Tokyo) célèbre sa victoire lors de la finale du championnat de baseball des lycées japonais contre Sendai Ikuei Gakuen, au stade Koshien dans la ville de Nishinomiya (Japon), le 23 août 2023. RYOICHIRO KIDA / THE YOMIURI SHIMBUN VIA AFP Finie la […]
授業の準備も労働時間 非常勤講師のサービス残業是正へ、岐阜県教委
岐阜県内の公立小中学校で働く非常勤講師らが授業の「準備」に充てた時間の残業代が支払われない労働法令違反が広がっている恐れがあるとして、県教育委員会が今年度から改善に乗り出したことがわかった。各市町村教委に対し、充実した授業には準備が欠かせないと明記した上で、勤務時間に適切に盛り込むよう求める通知を昨年度末までに発出した。 公立小中学校などの教員の勤務を巡っては、残業代を支払わない代わりに基本給の4%分を一律に上乗せすることが教員給与特措法で定められている。だが、非常勤講師には同法が適用されず、労働基準法のもとで時間外労働には割増賃金を支払わなければならない。 県教委によると、これまでは、どんな仕事が準備に該当するかについて具体的に示していなかった。このため準備を考慮しない勤務計画が学校現場で作られ、非常勤講師が「サービス残業」を強いられていた可能性があり、是正が急務だと県教委は判断した。 通知では、教材の研究や作成… この記事は有料記事です。残り1449文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
給食に革命を起こしたソフト麺 のびない独自製法、消えゆく一因にも
学校の「アレ」は今 (4)ソフト麺 その日、給食革命が起きた。 ミートソースのかかった「ソフト麺」。パンばかりだった給食に吹いた新しい風。 みんながおいしそうに食べている様子を、静岡県焼津市の羽山義孝さん(63)は得意げに見回した。小学4年生の頃だ。 「うちの麺なんだ」 ソフト麺が学校給食に導入されたのは、1960年代。羽山さんの家は焼津市の麺工場「羽山商店」だ。 父はこっそり、羽山さんのいるクラスに少し多めにソフト麺を納品してくれた。だから、ミートソースをかけるまえに、ソフト麺だけ食べる同級生もいた。「羽山くんの家のうどんは、ミートをかけなくてもおいしいね」。そんな言葉が誇らしかった。残ると、持って帰る同級生もいた。 「小学1年までは脱脂粉乳やクジラのショウガ焼きが出ていた。あんまりおいしくないなって思ってたから、ソフト麺の登場はうれしかったですね」 そんなソフト麺が給食から消えつつある。 中華麺やスパゲティ、うどん。給食における麺類の種類も増え、「ソフト麺は麺類全体の1割に満たないのでは」と学校給食歴史館(埼玉県北本市)の中島勝男館長(63)は話す。 でもなぜ、「ソフト麺」が給食に出るようになったのだろうか? うどんではだめだったのか? 「給食に麺を」 パン食に一石投じた製麺業界 小中学生のころ、学校でよく使っていた「アレ」。まだあるのかな。今はどうなっているのかな。20~40代の記者たちが、懐かしみながら探ってみると…教育や社会の変化が見えてきました。 「最初の頃のソフト麺には… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元SEALDsメンバー語る 8年前の夏と今「水をかき出し生きる」
2015年に安全保障法制への抗議運動を率いた「SEALDs(シールズ)」。中心メンバーだった牛田悦正さん(30)は昨年9月、安倍晋三元首相の国葬への抗議デモで久々に街頭に立った。安保法制反対で国会前に12万人(主催者発表)を集めた8年前の夏、世論を二分した昨年の国葬、そして今。牛田さんが考えるこれからの市民運動は。 ◇ ――国葬当日、「5年ぶりくらいに国会前に行った。複雑な気持ちになった。無力を噛(か)み締めて(でも、ひとりではない)、またここからはじめないといけない」とツイートしていました。 「何年もデモに行っていなかったのは、疲れてしまった、というのが大きいです。デモを続けるのは本当に大変ですから。国葬のデモを訪れたのは、たまたま知人に誘われたから。中心のマイクから遠い位置からそっと見ていました」 ――「複雑な気持ち」の正体はなんだったのでしょう。 「個人で参加したとみられる若い人の姿もちらほら見ましたが、昔ながらの各団体ののぼりが立ち並ぶデモで、『なんかちょっとおかしい』と考えて個人の意思で訪れた人が、疎外感を感じる空気だったように思いました」 「あのデモの中心となっている人たちのことは尊敬しているし、あの人たちがいるからいまの社会がある。でもどうしても内輪向けで、新しく来た人を迎え入れようという感じがしなかった。僕たちがやる前はこういう風景だったんだろうな、僕たちがやってきたことって何だったんだろうな、と思いました」 「ただ、そういうことを言いたくなるのは、自分がいま何もできていないからだということはよく分かっていて、そんな自分をかっこ悪いなと思っています。それが『複雑な気持ち』の半分です」 安倍氏への「愛憎に似た思い」 ――もう半分は? 「安倍さんが亡くなって悲し… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル