会員記事 編集委員・吉田伸八2021年8月3日 18時30分 医療費や保険料などが戻るとうそを言い、ATMを操作させて金を振り込ませる「還付金詐欺」の被害が急増している。警察庁の3日の発表では、今年上半期(1~6月)に全国で把握された被害は1733件で昨年同期の約2・3倍、被害額は約1・9倍の約19億7千万円にのぼる。警察庁は「ATMで手続きをすると金が戻るといった話はすべて詐欺なので注意してほしい」と呼びかけている。 還付金詐欺を含む特殊詐欺全体の被害は昨年の上半期とほぼ同じ6840件、被害額は約128億8千万円で3・1%減ったもののなお深刻だ。このうち、身内などを名乗るオレオレ詐欺は1418件で昨年より3割以上増えた。 還付金詐欺は、自治体や保健所、税務署の職員などを名乗るうその電話から始まる。医療費や健康保険・介護保険の保険料、年金、税金などの過払い金や未払い金があるなどと偽り、携帯電話を持って近くのATMに行くよう仕向ける。被害者がATMに着くと、電話を通じて言葉巧みに操作させ、口座の金を犯人側の口座に振り込ませる。犯人は「期限は今日まで」などと焦らせる言葉を使うことがある。 上半期の被害のうち21件は新型コロナウイルスを名目にしたもの。「コロナの関係でお金が返ってくる」などと偽る手口という。 警察庁のまとめでは、還付金詐欺の被害者の4人に3人は女性。オレオレ詐欺の被害者は70~80代の女性が7割超と圧倒的に多く、60代は少ないのに対し、還付金詐欺は65~69歳の女性が33・5%と最多で、70代と合わせると65・5%を占める。 「居合わせた人も声かけを」 医療費や保険料が戻るなどと… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:916文字/全文:1598文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
累犯障害者支援の全国的先駆け、田島良昭さん死去
榎本瑞希2021年8月3日 18時32分 田島 良昭さん(たしま・よしあき=社会福祉法人「南高愛隣会」元理事長)2日、骨髄がん腫症で死去、76歳。葬儀は近親者で営み、後日お別れの会を開く。喪主は長男光浩さん。 77年に長崎県瑞穂町(現雲仙市)に南高愛隣会を設立。06年から同会は全国に先駆け、福祉の支援を受けられずに犯罪を繰り返す「累犯障害者」の実態調査に取り組んだ。09年には刑務所出所者らを支える「地域生活定着支援センター」を全国で初めて開設した。11年から最高検参与も務めた。(榎本瑞希) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中央アルプスのライチョウ復活作戦、ヘリで動物園に移送
長野県の中央アルプスで絶滅したとされてきた国の特別天然記念物・ライチョウの「復活作戦」を進める環境省信越自然環境事務所(長野市)は3日、現地で自然繁殖した2家族(母鳥2羽、ヒナ9羽)を茶臼山動物園(長野市)と那須どうぶつ王国(栃木県)にヘリコプターで移送した。 環境省は「2025年に100羽」を目標としており、来年以降、2施設で繁殖させた個体を中央アルプスで野生復帰させる。現地で繁殖した個体とともに、継続的に繁殖可能な個体群の復活をめざす。 5家族30羽をケージで保護 同省は昨年、復活作戦の一環として、生息地である北アルプスの乗鞍岳(3026メートル)から3家族計19羽(母鳥3羽、ヒナ16羽)を中央アルプスに移送。成長した若鳥たちが今年、半世紀ぶりに自然繁殖したのを確認し、木枠と金網製のケージで保護していた。 同省が中央アルプスの木曽駒ケ岳(2956メートル)周辺のケージ5カ所で保護したのは、5家族計30羽(母鳥5羽、ヒナ25羽=8月2日現在)。ヘリで移送した2家族とは別の3家族は2日までに現地で放鳥した。 一方、動物園でもライチョウ… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:790文字/全文:1270文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
群馬でも過去最多、148人の新型コロナ感染確認
群馬県は3日、新たに148人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。1日当たりの新規感染者としては7月31日の136人を上回り、過去最多となった。 県内の累計の感染者数は9084人、うち死者は155人。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
シリアで出会った少年は難民になった 五輪で遂げた再会
成田空港の搭乗手続きカウンターのそばで、札幌市の教師、鈴木雄太さん(34)はある人が来るのを待っていた。7月29日夜。東京五輪の試合を終え、早くも帰国の途につく外国人選手たちが出発ロビーに入ってくる。 「あ、あれだ」。背が伸びていた。ひげをたくわえ、体つきもがっしりしている。でも、愛らしい表情は前と変わらない。 向こうも気づいたようで、笑顔になって手を振って近づいてきた。 「久しぶりだね、元気だった?」「元気、元気! ユウタは元気だった?」 アラム・マハムードさん(24)。難民選手団の一人として五輪に参加し、この日、離日することになっていた。 出会いは2009年。鈴木さんは青年海外協力隊員としてシリアに赴任し、バドミントンクラブで指導した。そこにいた身長150センチほどの11歳の少年がマハムードさんだった。 「おはようって日本語でなんて言うの」。「トヨタの車って丈夫なんでしょ」。日本人が物珍しく、鈴木さんの姿を見つけては寄ってきた。バドミントンのプレーもまだ未熟。返球が甘く、ネットに引っかかったりアウトになったりして10点以上の差がついた。 10年には、シリア人5人のチームのコーチとして、千葉県成田市であった国際大会に参加した。家電量販店に入ったマハムード少年は品ぞろえに目を丸くし、ゲームコーナーに入り浸った。バスの中では道にゴミが落ちていないことに驚き、食事の時は納豆を食べて顔をしかめていた。 内戦激化 車内で告げた「また会おう」 だが11年春にシリア情勢は一変する。内戦が始まった。炎上する車。居並ぶ戦車。マハムードさんの知人のバドミントン選手は、兵士として戦場に行き、亡くなった。鈴木さんは、日本への帰国を余儀なくされた。マハムードさんは、父が運転する車で見送りに来てくれた。車内で10分ほど過ごし、「また会おう」と言って別れた。 14年にヨルダンの難民キャ… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:674文字/全文:1492文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
猛暑や豪雨を招く気温上昇 100年に1.26度でも
数字は語る 今年も連日エアコンが恋しい季節がやってきた。この暑さ、年々増しているように感じるが、国内基準となる15地点の昨年の年平均気温は平年値を0・65度上回り、1898年の統計開始以来最も高くなった。 2位は2019年で平年値比+0・62度、3位は16年の同+0・58度と続き、近年の観測値と肌感覚はほぼ一致しているようだ。 気温や降水量などの平年値は過去30年の平均で、10年ごとに更新される。今春発表の1991~2020年の新平年値自体、1981~2010年の旧値より各地の気温が0・1~0・5度高くなった。 全国の観測地点で気象庁が1… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:658文字/全文:935文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ルミネエスト新宿、4日に臨時休館 スタッフの感染者増
商業施設を運営する「ルミネ」(東京都渋谷区)は3日、JR新宿駅東口そばの「ルミネエスト新宿」を4日に臨時休業すると発表した。新型コロナウイルスに感染したスタッフが増えたことを受け、館内を一斉消毒するという。 同社によると、7月21日以降、衣料品や飲食の店舗のスタッフら59人の感染が確認された。感染経路はスタッフの家庭や友人経由だと判明しており、「クラスターは発生していない」としている。感染者が出た店舗ごとに消毒をしてきたが、感染者の増加に伴い、対策をより徹底するという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
函館市の人口、25万人割れ かつては30万人超も
2021年8月3日 19時30分 道内3位の函館市の人口が25万人を割った。住民基本台帳の6月末時点の人口は、前月より217人減の24万9802人。25万人を下回るのは、旧亀田市との合併前の1973年11月末以来という。 市の人口は、旧亀田市との合併前(73年11月)は23万2992人だったが、合併で30万人を突破。84年1月には32万2530人でピークに達した。その後、人口は減少に転じ、96年3月以後は30万人を切っていた。2004年12月に旧戸井、恵山、南茅部の各町、椴法華村との合併で、再び30万人に達したが、その後も減少傾向は続いている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新幹線のコーヒーを通信販売 パーサーの秘密も教えます
朝倉義統2021年8月4日 6時00分 東海道新幹線の車内販売でも人気があるコーヒー。ジェイアール東海パッセンジャーズは、自宅でもこの味を楽しんでもらおうと、オンライン販売を始めた。 車内販売と同じブラジル産とニカラグア産の「最高等級豆」のコーヒーの粉、カップ、フィルターなど14杯分。車内販売を担う「パーサー」が業務で使っているマニュアルをデザインした「おいしい入れ方マニュアル」もついている。 送料込み1930円。同社のサイト(http://www.jrcp-shop.jp/)から購入できる。マニュアルには「パーサーのひみつ」の豆知識も掲載している。 新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が求められる中、担当者は「コーヒーだけでも新幹線気分を味わって」とPRしている。(朝倉義統) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道で211人感染 7日連続で200人超す
北海道内では3日、新型コロナウイルスの感染者が新たに211人確認された。200人を超えたのは7日連続。道内で死者の確認はなかった。 札幌市内では129人(居住地非公表39人を含む)の感染を確認。直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は56・1人で、緊急事態宣言を出す目安となる国の「ステージ4」の「25人」の2倍を超えている。 新規クラスター(感染者集団)は4件。札幌市内の認可保育施設で職員7人と園児14人、商社で5人、金融関連会社で5人、苫小牧市内の遊技施設で6人の感染が確認された。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル