国連が進めるSDGs(持続可能な開発目標)の課題にも挙げられている食品ロス削減。果物の生産が盛んな和歌山県では、形状が不ぞろいだったり外皮に傷があったりして、まだ食べられるのに廃棄される果物も多い。それらを再利用し、子ども向けの無添加のグミを作る事業を、和歌山の3児の母が始めた。 商品名は「無添加こどもグミぃ~。」。季節にもよるが、カキやキウイ、イチゴなど8種類ほどの果物が原料だ。いずれも県産の規格外の果物だけを使う。各1センチほどの一口サイズで、外観はドライフルーツのようだが独自の製法でグミの食感を持たせた。 もったいない…… 猪原有紀子さん(34)は、7歳、5歳、3歳の3児の母。自然豊かな環境で子育てをしたいと、3年前に大阪市から全国有数のカキの産地・和歌山県かつらぎ町へ夫と一緒に移住した。 移住の下見に訪れた際、大量に廃棄されている色鮮やかなオレンジ色のカキが目に留まった。「もったいない」。そう思ったとき、抱えていた別の悩みと結び付いた。 子どもから求められると、つ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
母を励まし50年 亡くなった息子がのこした1編の詩
こんどぼくのびょう気がなおったら、いっしょにそとであそぼう……。50年前、静岡県の女性は、当時「不治の病」と言われていた白血病で、我が子を相次いで亡くしました。絶望の淵にいた女性や家族をその後半世紀支えたのは、長男の遺品から見つかった優しい詩の言葉でした。 「3月27日に近くのお寺で五十回忌の法事を無事に済ますことができました。コロナ禍で集まれたのはわずかな親族だけ。それでも、ここまで生きて、やっと務めを果たせたとほっとしています」 3人の息子たちの笑顔を収めたアルバムを手に、静岡県松崎町の越後香代子さん(87)が語り出した。 風邪の治りが悪く… そのまま入院 幸せだった越後さんの家族の日々が暗転したのは、1970年の春先だった。小学2年生だった長男・崇志さんの風邪の治りが悪く、香代子さんが付き添った病院で医師に白血病と告げられた。 そのまま入院生活が始まると、投薬の影響で崇志さんの髪は抜け落ち、顔も丸くふくれた。しかし病院に泊まり込んで看病した香代子さんも、仕事帰りに必ず駆けつけた夫の保美(やすよし)さん(84)も、崇志さんが苦痛を訴える様子はほとんど覚えていない、という。 「車が大好きで、好奇心旺盛な子。入院中もわら半紙に漫画の絵を描いて、医師に褒められて喜んでいました」 一度は病状も改善し、通学も再開した。崇志さんは、外見を恥ずかしがったり、学校を嫌がったりしたことは一度もなく、宿題の「ひとこと日記」で先生とやりとりするのを毎日楽しみにしていた。家でも、2人の弟の面倒をよく見ていたという。 1年のうちに相次いで しかし、72年の初め、少し… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1204文字/全文:1897文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道で感染700人前後、過去最多 札幌500人前後
北海道内で13日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者数が、700人前後に達する見通しであることがわかった。12日に過去最多の529人の新規感染者が確認されているが、それを大幅に上回る見通しだ。過去最多の更新は2日連続。6日連続で400人超の新規感染者数となる。 最大都市の札幌での新規感染者数は500人前後の見通しで、これも12日に確認された過去最多の352人を大きく上回り、過去最多を更新する見通し。 道内では感染力が強いとされる変異ウイルスの影響で札幌市を中心に感染拡大が止まらない状況だ。 道には新型コロナ対応の特別措置法上の「まん延防止等重点措置」が9日から31日まで適用。札幌市内では12日から、飲食店に対しては午後8時までの時短に加え終日の酒類提供禁止が要請されているほか、商業施設などには午後8時までの時短要請、札幌市営地下鉄や市電、JR札幌駅発の列車の終電繰り上げなどの対策強化が実施されている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
休校の影響?小4~5の算数学力低下 埼玉のデータ分析
岡本進2021年5月13日 11時15分 新型コロナウイルスの感染拡大による昨年春の臨時休校が埼玉県内の小中学生の学力に影響を及ぼしたかどうかを調べたところ、小学生の算数の学力が低下した可能性があることがわかった。慶応大学総合政策学部の中室牧子教授(教育経済学)が、埼玉県教育委員会からデータの提供を受けて分析した。 さいたま市を除く県内の小学4年生から中学3年生を対象に、3カ月に及んだ臨時休校の前後の県学力・学習状況調査(2019年4月実施分と20年6、7月実施分)の結果を比べた。国語の学力への影響は見られなかったものの、算数・数学で変化があった。 埼玉県教委「小さくはない影響」 中2、中3ではさしたる差は見られなかったが、小4、小5で差が大きくなった。各学年とも21レベルの学力基準にわけているが、小4、小5では全体で2~3レベル学力が落ちた。 県教委の八田聡史・義務教育指導課長は「すべてがコロナの要因とは言い切れないが、小さくはない影響が出た。算数・数学は積み上げ型の学問なので学力差が出やすい。小4、小5だと学習習慣がまだついていないので、保護者や教員が勉強を見ないといけない。その違いが出たのではないか」と話す。(岡本進) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「五輪開催には新規感染100人以下」都医師会長に聞く
7月23日開幕の東京オリンピック(五輪)を安全に開催するには、東京都内での新型コロナウイルスの新規感染者数を100人以下にする必要がある――。東京都医師会の尾崎治夫会長が、そんな「開催目安」に言及し始めた。1千人前後にとどまる現状を鑑みれば、極めて厳しい目標だ。なぜ100人以下なのか。どうすれば達成できるのか。本人に聞いた。 「東京で言えば、もしオリンピックをやるのであれば、(新規感染者数を)100人以下にするとか、真剣にやっていかないと、安全なオリンピックにつながらない」 11日に開かれた都医師会の定例会見で、尾崎氏はそう訴えた。大会を開催するためには、都内の感染状況や病床使用率の指標が「ステージ2(感染漸増)」まで下がる必要があるとの認識も示し、「オリンピック関係者だけしっかり対策すれば大丈夫という考えは間違っている」と指摘した。 この日に都内で確認された感染者数が925人に上るなか、なぜ尾崎氏は「100人以下」を打ち出したのか。尾崎氏は朝日新聞の取材に、ふたつの理由を挙げる。 開催の鍵握るのは、「医療の余裕」「国民の安心感」 一つ目は「感染者が100人… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「酒が悪者にされたみたい」 酒提供自粛、対応急ぐ店
札幌市内全域の飲食店で12日、酒類提供の自粛要請が始まった。同時に、午後8時までの営業時間の短縮要請が飲食店だけでなく、百貨店や他の商業施設などにも広げられた。新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」が9日から31日まで適用されたことを受け、北海道が取り組む新たな対策だ。酒類提供という収入源を断たれた飲食店は新たな取り組みを始めたり、一部は休業を決断したりするなど、苦しみながら生き残りを図っている。(佐藤亜季、榧場勇太、伊沢健司) ノンアルコール飲み放題60分税込み330円――。 札幌・ススキノにある「炭火居酒屋 炎アーバンビル店」は12日から新メニューを打ち出した。前日まで提供していた「アルコール飲み放題」に代わる新たな目玉だ。客が数杯頼めば赤字になってしまう価格設定だというが、割安さをアピールしている。 「炎」を展開する伸和ホールディングスは、酒類提供自粛による客の減少を予想し、札幌市内の24店のうち20店を休業した。営業を続ける4店の売り上げも最盛期の1~2割に減ることを見込んでおり、担当者は「厳しくなりそう」という。 それでも店を開けるのは、社員の働く場所の確保と食材の在庫を無駄にしないためだ。担当者は「アルコール消毒や換気など感染対策には十分気をつけているし、この状況では店が密になることはない。安心して、居酒屋気分だけでも楽しんでもらいたい」と話す。 「できること、やってきたのに」 酒類を出せないことで休業に追い込まれる店もある。札幌・狸小路の「ワインバー・ルー」の店主、池田卓矢さんは31日までの休業を決めた。「売り上げの95%は酒類。バーは営業するなということでしょう」 これまでも休業や時短の要請… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1483文字/全文:2220文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
障害を持つバリスタの選手権 パラリンピック前に初開催
【動画】障害を持つバリスタが腕を競う「Challenge Coffee Barista」が初開催された=樫山晃生撮影 カフェなどで働く障害を持つバリスタ(エスプレッソコーヒーの抽出技術者)が腕を競う「CHALLENGE COFFEE BARISTA」が12日、品川プリンスホテル(東京都港区)で行われた。夏の東京パラリンピックを前にこれが初の開催。東京では緊急事態宣言が発令中だが、無観客で行われ、大会の様子は動画配信された。 大会には全国から10チームが参加。提供された豆を使ったブレンドの味と、実際にコーヒーを抽出する実技の2種目で審査が行われた。実技では接客やプレゼンテーションなども評価対象となった。 優勝したのは第一生命の特例子会社が運営する「ディーエルカフェ」。電気ケトルが故障するトラブルにも動じず、サービスを続けた姿勢が評価された。抽出を担当した石倉安七さん(21)は「(今回練習した)ハンドドリップで抽出してお客様に提供したいです」。 主催する「日本サステイナブルコーヒー協会」では「競技を通じて新しい技術を習得することで、新たな雇用も生まれるはず」という。共催した「NPO法人勇気の翼インクルージョン」の大木恵チーフディレクターは「来年こそは大勢の人たちと交流しながら発信していきたい」と話していた。(樫山晃生) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Z世代が問う 「憲法の枠外」に置かれた沖縄
「沖縄は憲法に守られた存在なのか」。そう問いかける「Z世代」(1990年代中盤以降に生まれた世代)の若者がいる。今月で憲法施行から74年、沖縄の本土復帰から49年。新たな模索を始めた関西在住の若者を訪ねた。 「自分も当事者」 本土出身のエール大生、動く 「沖縄の問題をひとごとではなく、当事者意識を持って考える必要があるのではないでしょうか」。大阪府茨木市の大学生、西尾慧吾(けいご)さん(22)は4月28日、茨木市議会に陳情書を提出した。沖縄県名護市辺野古の海で進む埋め立て工事に、沖縄本島南部の土砂を使わないよう国に求める意見書採択を求めるためだ。 拡大する市議会の議会事務局に陳情書を提出する西尾慧吾さん=2021年4月28日、大阪府茨木市、武田肇撮影 埋め立ては、政府が進める米軍普天間飛行場の移設計画に伴う。国はそこに本島南部で採取した土砂を使う事業を進める。沖縄の住民や本土から召集された旧日本兵、米兵、軍属として動員された朝鮮半島の人々――。本島南部は第2次世界大戦中の沖縄戦の激戦地で、収集されない戦没者の遺骨が土砂に眠る区域だ。沖縄県議会は「遺骨などが混入した土砂の埋め立てへの使用」に反対する意見書を全会一致で可決したが、事業は進む。 拡大する西尾慧吾さんが発案し、全国の若者らが賛同した緊急ステートメント。いまもSNSで広がりつつある 「戦没者の遺骨の混じった土砂を使って基地を作るのは、辺野古移設への賛否以前の問題。人の道に反する事業が止まらないのは、人口で圧倒的多数の本土の人びとが無関心だからだ」。そう考えた西尾さんは、抗議のハンガーストライキをした沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松(たかまつ)さん(67)に呼応し、計画の中止などを求める「緊急ステートメント(声明)」を発案。若者ら約60人の賛同を得てウェブ上に発表した。 沖縄に関心を持ったのは2015年、高校の修学旅行で訪れたのがきっかけだ。「遺骨と陶器が米軍の火炎放射器の高熱で溶け合わさった破片を見た時、それまでの無知が恥ずかしくなった」。その沖縄戦で県民の4人に1人が犠牲になった地に、今も在日米軍専用施設の8割が集中している事実に憤りを感じた。「構造的な沖縄への差別であり、平和主義・国民主権・基本的人権の尊重を原則とする憲法に守られた存在と言えない。知った以上は無関心でいられない」 拡大する高校時代、沖縄を訪ねた西尾慧吾さん(右)。沖縄戦で家族を亡くし、壕(ごう)に入って遺骨や遺品を収拾する活動をしてきた国吉勇さんから影響を受けた=2015年、那覇市、西尾さん提供 在籍する米エール大では、学生が社会運動に関わることは特別ではない。コロナ禍などで一時帰国中に行動を起こしたのは、自然なことだったという。 「一人ひとりは微力でも無力ではない」。オンライン配信を続ける中で仲間が増え、うねりが大きくなりつつある手応えを感じている。 「国益の名の下に矛盾を地方に押し込む政治体制は他の矛盾を全国どこに押しつけてもおかしくない。この国の民主主義が問われている」と語り、さらに裾野を広げる方法を模索する。(武田肇) 「民意顧みられない経験」をバネに 沖縄出身の学生 沖縄県では2019年2月、米軍普天間飛行場の辺野古移設を問う県民投票があった。有権者は18歳以上で、7割超が反対。玉城デニー知事は「はっきりと民意が示された」と述べたが、埋め立ては続行中だ。 「沖縄には憲法で保障されている民主主義がないのかと感じた」。沖縄県読谷(よみたん)村出身で、同志社大3年の上原夏美さん(21)は悔しさが今も忘れられない。当時、高校3年生だった。 拡大する同志社大で学ぶ沖縄県出身の上原夏美さん(左)と玉利萌音さん=2021年4月28日、京都市上京区、比嘉太一撮影 ただ、もどかしい思いを本土… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Au Japon, le sumo, un monde sans merci pour la santé des combattants
Au premier jour du tournoi de sumo organisé en l’absence de spectateurs dans l’enceinte du Kokugikan à Tokyo, le 9 mai 2021. JIJI PRESS / AFP LETTRE DE TOKYO Le tournoi de sumo, commencé dimanche 9 mai, pourrait voir Terunofuji réaliser son rêve. S’il en sort vainqueur, le lutteur d’origine mongole […]
家賃は倍、払えぬ香典…生活保護費減に「何かおかしい」
生活保護基準額の引き下げは違法だとして福岡県内の受給者らが引き下げの取り消しを求めた訴訟で、福岡地裁が12日に言い渡したのは、原告の請求を退ける判決だった。憲法で「健康で文化的な最低限度の生活」が保障されながら、戦後最大の生活保護の引き下げで困窮する原告の受給者たち。求めたのは、「自分たちの生活実態を知ってほしい」との思いだった。 同様の裁判は全国29地裁で起こされ、原告は約900人。このうち福岡の訴訟には、福岡市や北九州市などに暮らす約80人が参加した。 福岡市城南区の男性(68)もその一人。手足がまひする難病を生まれつき抱え、約20年前からは車いすで生活する。 若い頃は、自動車の修理工場や木材の製材所などでなんとか働いていた。でも、25歳ごろから症状がひどくなり、仕事を続けられなくなった。収入がなくなり、20代後半から生活保護を受けるようになった。 両親を亡くし、近くに身寄りもない。それでもこれまで、生活保護費を節約しながらなんとか暮らしてこられた。 しかし、10年ほど前から、世間の変化を肌で感じるようになった。 「怠けている」「遊ぶために… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル