北海道江差町の道立江差高等看護学院(伊東則彦学院長)で、学生たちが「複数の教師によるパワーハラスメントで留年や休学、退学に追い込まれた」などと訴えている。保護者らは「父母の会」を結成し、学院を所管する北海道に実態解明と対応策を求めている。道は7日、在校生や保護者を対象に説明会を開く予定だ。 学生や卒業生らによると、教師らのパワハラ行為は少なくとも10年ほど前から行われてきた。道立の専修学校で、修業年数は3年間だが、多くの学生が留年や休学、退学を余儀なくされているという。 学生たちは「病院での実習で単位をもらえず、どこが悪かったのか改善点を尋ねても指導してもらえなかった」「リポートや反省文の書き直しを執拗(しつよう)に指示され、提出期限切れとして留年させられた」「看護師になることを夢見てがんばっているのに、強圧的な態度で休学を勧められた」などと証言している。 また、教師たちから「あなたは指導する価値がない」「バカじゃないの」「顔もみたくない」などと面罵された学生も少なくないという。 2年前には、留年して、その後自宅アパートで自殺した男子学生もいたという。同級生や保護者らは「教師は厳しく叱責(しっせき)するばかりで、悩みに傾聴するなど親身なフォローがなかった。そうした対応が男子学生を追い詰めたのではないか」として、自殺に至った経緯を明らかにするよう学院側に求めている。 学院の関係者は「留年や退学の… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
非行少年と組員の接点なくせ 少年院で「暴排教室」
中高生に暴力団の恐ろしさを伝える福岡県警の「暴力団排除教室」が始まってから今月で10年を迎えた。教室の対象を少年院にも広げることで若者の加入を防ぎ、暴力団の組織壊滅をめざす。 3月3日午前、福岡市の福岡少年院。「暴力団は皆さんを利用することはあっても、守ってくれることはありません」。教員免許を持ち、「暴排先生」と呼ばれる県警の女性職員が、入所する15~20歳の44人にそう語りかけた。 職員はある事例を紹介した。少年2人が偶然知り合った組員を「頼れる存在」と感じて連絡先を交換。だが、現金や組への加入を求められるようになり、逃げようとすると暴行を受けた。2人は暴排教室のことを思い出し、県警に相談。被害を防いだという。「トラブルになったら警察に相談を」と呼びかけた。 職員は「暴力団と関わると長い時間を無駄にする。今のみなさんにはたくさんの選択肢がある。ここを出た後に目標を持って頑張って」と締めくくった。初めて受講した少年(19)は暴力団について、「何か困ったときに守ってくれる印象があったが、ただの犯罪集団でしかないことがわかった」と話した。 少年院によると、これまで受講者からは「ヤクザは格好いいと思っていたが、そうじゃないとわかった」などの感想が寄せられたという。中には暴力団の資金源とされる違法薬物の使用や特殊詐欺などに関わった少年もおり、山内伸彦専門官は「暴排教室を通して暴力団が危険な存在であることを知ってもらいたい」と話す。 暴排教室は若者の暴力団加入を… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
内部情報狙う検索「ハンター」 シャドーITに潜むわな
仕事などの「ToDoリスト」をネット上で管理できる「Trello(トレロ)」というサービスで、利用者が登録した情報が誰でも検索できてしまうトラブルが6日、発覚した。「公開」状態のまま使っていた利用者の設定が原因とみられる。 こうしたオンラインサービスでは、利用者の意図せぬ情報流出がたびたび起きている。発覚するのは、情報漏れを探し出す「ハンター」たちが日々、次なる獲物を狙っているからだ。こうしてハンターたちが得た内部情報がネット掲示板に次々とさらされ、今回も「炎上」が起きた。 その実態について、記者が以前の取材で知り合ったハンターの男性から話を聞いた。その手口は極めて単純で、容易なものだった。 ハンターたちの武器はたった一… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
阿弥陀如来に馬頭観音も… 差し押さえの仏像が公売に
金色に輝く阿弥陀如来像、怒りの形相の馬頭観音像……。名古屋国税局が税金の滞納者から差し押さえた仏像など30点が公売にかけられることになった。こうした公売は珍しいという。14日に開札され、代金は滞納した税金に充てられる。 愛知県知立市で6日に下見会があった。阿弥陀如来像は像高約60センチで、最低入札価格は270万円。多聞天像は同90万円。同県長久手市の仏像彫刻家、江場琳黌(えばりんこう)氏(78)の作といい、阿弥陀如来像は金箔(きんぱく)の上に金粉がちりばめられている。今回はモダン仏壇なども含め計30点(最低入札価格計645万円)が公売にかけられる。 どこから差し押さえたかを国税局は公表していないが、関係者によると、破産手続きが開始された老舗の仏壇製造販売会社とみられる。 下見に来た兵庫県の仏壇販売会社の男性(73)は「高額な仏像は注文でつくられることが多く、公売は珍しい」。同業の60代経営者は「コロナで来店客が減り、仏壇を買わない世帯も増え、仏壇業界は逆風が吹いている」と話した。 入札期間は今月6~12日で郵送などで受け付ける。詳細は国税庁の公売情報ホームページで確認できる。問い合わせは平日に同局特別整理第一部門(052・951・3511、内線6613)。(村上潤治) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
佐賀県公安委員長が県弁護士会長を兼務 支障「なし」
佐賀県弁護士会の新会長に副会長の安永恵子氏(47)が就任し、6日に記者会見を開いた。安永氏は県公安委員会の委員長も務めており、所属する安永法律事務所は県警が顧問契約する弁護士事務所。県弁護士会長は人権を擁護する観点から、時に検察や警察に批判的な声明も出す立場となりうるが、安永氏は県公安委員長との両立に「支障はない」との見解を示した。 県弁護士会によると、会長に女性が就任するのは初めてという。会長選には安永氏のみが立候補し総会で承認された。就任は1日付で任期は1年。安永氏は会見で、男女共同参画の推進や弁護士会の活動の広報の充実などに力を入れる意向を示し、「弁護士は公益的な活動もしている。手弁当で出前授業をやっている弁護士活動などの周知をしていきたい」と述べた。 県弁護士会はホームページで、「弁護士は法律を正しく適用するプロとして、社会正義の実現のための活動も行います。その中核が、各県の弁護士会」とうたう。犯罪被害者や容疑者、被告人の人権を擁護する観点から、これまで検察や警察に対して批判的な会長声明も出してきた。 県弁護士会のトップが県公安委員長も兼務していることについて、安永氏は「県公安委は県警を管理する役割。権限の行使であるとか活動に対して支障が出るとは考えていない」との見解を述べた。所属事務所が県警の顧問弁護士事務所を務める点は、「少なくとも私個人が顧問弁護士契約をしているわけではない。これ以上の回答は控えたい」とした。 県公安委員長としては、昨年、佐賀県警の事件相談への対応が問題視された、福岡県太宰府市の女性暴行死事件への姿勢が注目された。 女性の遺族は事件前に鳥栖署に何度も相談し、被害届の提出も希望したが、署は内部文書「相談等取扱票」に、提出の意思を「なし」と記載し、事件化しなかったことが明らかになった。遺族は今年1月、県公安委に第三者による委員会を設け、県警の一連の対応に関する再調査を求める文書を提出した。 県公安委は2月、県警に「相談者により一層丁寧な対応」を求める「提言」を出したが、安永氏は県議会で県公安委員長として答弁した際に、県警と歩調を合わせて「不備があったとの事実認定はしていない」などと、県警の一連の対応を問題視しない姿勢を示している。(大村久) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Fans pack stands in Texas as Rangers open stadium to full capacity
Baseball fans packed the stands of Globe Life Field on Monday after the Texas Rangers opened their doors to 100% capacity, making the game the first North American sporting event without attendance restrictions since the start of the COVID-19 pandemic. The team said it was a sellout, with 38,238 in […]
「去年は、から元気やった」 道頓堀、試行錯誤の1年
新型コロナウイルスの感染拡大で、東京や大阪など7都府県に初めて緊急事態宣言が出され、7日で1年になる。だが「第4波」とも呼ばれる感染者の急増が続き、大阪市ではまん延防止等重点措置(重点措置)が適用された。街は苦境にあえいでいる。 大阪市阿倍野区の商店街にある明石焼き店「たこつぼ」。6日は正午の開店を前に、厨房(ちゅうぼう)で従業員が仕込み作業をしていた。 ただ、店の近くの通りを行き交う人はまばらだ。付近ではシャッターを下ろしたままの店も目立つ。 拡大する昨年9月に明石焼きのテイクアウト専門店を開店させた「たこつぼ」の大鳥真寛さん=2021年4月6日午前11時35分、大阪市阿倍野区阿倍野筋2丁目、新谷千布美撮影 「たこつぼ」はこの1年、コロナ禍で右往左往してきた。 外出自粛が強く求められた1年前、店の売り上げは通常時の5分の1ほどに落ち込んだ。客が1組しか来ない日もあった。 店は打開策として、テイクアウト(持ち帰り)ですべての商品を半額にする「自粛促進キャンペーン」を始めた。昨年4月9日付の朝日新聞大阪本社版での紹介記事で、店長の大鳥真寛(おおとりまさひろ)さん(46)は「これぐらいしないと売れない」と語っていた。 その後、客足は確かに増えた。… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
同性パートナーの存在、上司が暴露 行政が仲介で和解
同性パートナーがいることを上司が勝手に暴露する「アウティング」の被害にあった20代男性が6日、都内で記者会見し、雇い主の会社側と和解したことを明らかにしました。アウティングを条例で禁じる東京都豊島区が設けた相談窓口が仲介しました。専門家によると、行政が関わる相談窓口がアウティングの被害者と加害者のあいだに入って和解に導くのはまだ珍しいケースだそうです。 アウティングとは、恋愛感情などがどんな人に向くかの「性的指向」や、自らの性別をどう認識しているかの「性自認」を、本人の同意がないまま他人に明かす行為を指す。2020年6月から大企業(中小企業は22年4月から)に適用されたパワーハラスメント防止法(通称)の指針がパワハラと位置づけ、企業に対策を義務づけた。 男性は記者会見で「私のような被害が二度と起きてほしくない。(性的少数者など)LGBTQの差別をなくす取り組みを進めていく必要を感じた」と話した。 男性によると、会社と和解したのは20年10月末。和解内容については、会社名や解決金額は非公表とする一方、会社側がアウティングの事実を認め、男性に謝罪し、労災申請に協力することなどで合意したという。 会社側は、取材に対し「和解したことは事実で、同様の事態を防ぐための社内研修を実施しています」とコメントした。 緊急連絡先に記したパートナー、上司が勝手に 男性は、会見に先立って取材に応じ、これまでの経緯などを語った。 男性は子どもの頃、恋愛の対象… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「別の国みたい」嘆いた新橋の店主 1年後に再び訪ねた
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、7都府県を対象に初めて「緊急事態宣言」が発出されてから7日で1年。しかし「第4波」とも呼ばれる感染拡大も懸念され、先は見通せないままだ。昨春、記者の取材に世情を嘆いた飲食店主は、いま何を思うのか――。 ◇ この記事に登場する店主は1年前の4月4日、「この春、都心の歓楽街からにぎわいが消えた。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、自治体のトップが次々と夜間営業の飲食店への出入り自粛を要請」という書き出しから始まる「こんな寂しい新橋初めて…」という朝日新聞デジタルの記事に登場。取材に、人がいない様子をある印象的な言葉で語っていた。 6日午後1時過ぎ、東京・新橋。ちゃんこ料理店「井筒」の調理場で、店主の野村誠一郎さん(54)が仕込みにいそしんでいた。 直径30センチほどの鍋に3羽分の鶏ガラを入れ、3時間煮込む。できあがったスープはおよそ20人分。店内は40席ほど。歓迎会真っ盛りの時期と考えると明らかに足りないが、黙々と作業にあたっていた。 「しょうがないよね。ずっとこんな感じだから」 父親を手伝い、高校生の頃から板場に立った。1980年代後半から始まったバブル景気のころだ。毎日午後3時には、飲食店に向かう酒屋のトラックが道路脇を埋め尽くす。客の流れは途切れず、「どれだけ高くてもうまい料理を」と注文された。1万円のチップをもらったこともある。 その後、世はうつろい、客足が遠のくときもあった。だが1年前、コロナ禍に見舞われたときは、それまでの比ではなかった。人が歩く姿はなく、聞こえるのはカラスの鳴き声ぐらい。「ゴーストタウンみたいだった」 昨年4月4日、東京都で初めて1日あたりの新規感染者数が100人を超えた。翌5日の朝日新聞東京本社版で、野村さんは新橋の様子を「別の国に来たみたい」と語る。その2日後、東京都などで緊急事態宣言が発出。翌月に解除され、落ち着いたように見えた。だが夏には「第2波」が押し寄せる。 接待や懇親会で店を使う会社員… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
無線でSOS、応じた男性と涙の対面 でも突然反応が…
5年前、2016年4月の熊本地震。本震は、16日未明に起きた。その翌日の昼下がり。 「JI2SSP、平岡です。熊本の皆さん、大丈夫ですか。夜中も待機しています。何かあれば教えてください」 熊本市の西山弘昭さん(67)は、そんな男性の呼びかけを自宅で聞いた。 初めて聞く名前だったが、無線機に向かい、こう応じた。 「JA6TJY、西山です。水道が使えず、水が不足しています。食料品も足りていません」 コールサインJI2SSPこと、平岡守さんが住んでいたのは、熊本市から650キロほど離れた岐阜県川辺町。2人のやりとりを全国のアマチュア無線家たち数十人が傍受し、耳を傾けていた。 西山さんは、「自分たちを見ていてくれる人が必ずいる」と心強く感じたという。毎日夜9時、平岡さんに被災地の状況を伝える定時交信が始まり、やりとりは1カ月続いた。 「水や食料を買って被災地に届けよう」。平岡さんは、無線やSNSも使ってほかの愛好家に呼びかけ、数十人が賛同した。全国から発送されたペットボトルやカップラーメンを福岡県に住む仲間が引き受け、車で西山さんの元に届けた。ほかの被災者にも手渡すことができた。 発災の7カ月後。広島県でアマチュア無線家が集まるイベントがあり、西山さんと平岡さんは初めて顔をあわせた。 「JI2SSP、平岡さんじゃないですか?」 首から下がった名札を見て声を… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル