5年に1度、全国の和牛農家が腕を競い合う品評会「全国和牛能力共進会(全共)」。「和牛五輪」とも呼ばれるイベントが10月6日、鹿児島で開幕する。
どんな戦いが繰り広げられているのか――。和牛の一大産地・鹿児島出身の記者(32)として、大会の様子を探らずにはいられない。長靴を履いて作業服を着込み、予選の会場に足を運んでみた。
鹿児島県では5月、「種牛(しゅぎゅう)の部」に540頭あまりの牛が出場し1次予選に挑んだ。7~8月の2次予選を経て、8月下旬の最終選考で県代表牛として全国大会(全共)に出場する計17頭を決める。
地区予選の一つが行われていた同県鹿屋市の肝属中央家畜市場では、100頭以上の牛が集まり、「種牛の部」と「高校・農業大学校の部」の選考を進めていた。
鍵を握るのは、牛の姿・形の…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル